森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。

20121024 1今年のドラフト会議で我が愛する阪神タイガースは見事、4球団競合の末に大阪桐蔭の藤浪晋太郎君を引き当てました。それまでドラフト1位の競合指名は12連敗もしていて(その中には清原、野茂、松井、中田翔なども含まれています)、その経緯をよく知っている虎党は、ドラフトにはあまり期待を寄せてはいなかったのですが、金本、城島の引退、球児のほぼ大リーグ移籍と主軸が相次ぎいなくなるという緊急事態に、ドラフトの女神が同情して微笑んでくれたのでしょうか。

 

20121024 2ドラフトが近いからという訳ではないのですが、先日たまたまドラフトに関する本を購入して読んでいました。それがこの『阪神ドラフト1位のその後』と『パ・リーグ ドラフト1位のその後』の2冊。同じシリーズで『巨人ドラフト1位のその後』もありますが、虎党としてそれは当然買わず。だって中をパラパラめくったら、誰も彼もが1軍で大活躍した主軸ばかり・・・そんなの悔しい、いやドラマが無さ過ぎでしょう!そんなの見てもツマラナイ。ともあれ、さすが宝島社!人生の機微を味わえる2冊です。

 

20121024 3人気球団から栄光のドラフト1位指名を受けながらも、精神的に心が折れたり、怪我などで力が発揮できなかったり、挫折を味わった人間の方に嫌らしいけれども魅力を感じてしまうのです。それは、野球選手としての寿命よりも、その後の一社会人としての人生の方が遥かに長いのですから、野球人としての蹉跌をその後どう糧としたのかという人間ドラマの方にこそ興味があるからなのです。一流選手(例えば通算1000本安打、通算100勝、通算100セーブなど)になれるのは、ほんの数%・・・。

 

20121024 4ほとんど多くの選手が5年未満で球界を去っていきます。その年齢も高校、大学卒業なら20代。高校や大学でスターと呼ばれ栄光を手にした男達のブランドも、一歩球界を離れればまったく通用しない昔話。中にはコーチ、スカウトやスコアラー、球団職員として裏方として野球に関わる人もいるでしょうが、まったく野球と関係ない仕事に身を置く者が大多数。野球選手として経験した蹉跌(さてつ)が大きければ大きいほど、その後の第二の人生の中で味わい深いドラマの主人公を演じる事になるのでしょう。人生至る所に青山あり。




オンラインショップ お問い合わせ

Archive

Calendar

2012年10月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
Scroll Up