森のかけら | 大五木材


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本日はチークという木そのものについて。チークはクマツヅラ科の広葉樹で、学名はTectona grandis ( テクトーナ・グランディス。テクトーナはタミール語でチークの意味があり、グランディスは大きいという意味があり、樹形や葉の形を表しているといわれています。英語名のTeakは、原産地であるインド南部のマラヤーム語の「Thekku」(「チークの木」と言う意味)に由来していて、それが定着したものだそうですが、もともとの「Thekku」の語源については不明です。

チークの本場、タイ、ビルマ、インドではチークですが、ベトナムやサバ、サワラクでは「ジャチ」、インドネシアも地方にいくとチークでは通用せずに「ジャテ」と呼ばれるそうです。チークの属するクマツヅラ科は世界で約90属2600種が知られていて、OOマホガニーやOOチーク、OOウォールナットなどの名前を冠した高級木材が木材が多く含まれていますが、中には怪しいものの多いので注意が必要です。正真正銘のチークは、このクマツヅラ科に含まれています。

世界中で銘木として確固たる地位を確立しているチークですが、中国では「柚木」と表わします。日本でもかなり強引に「麻栗樹」とか「鉄梨木」などの漢字を充てて表わすこともあるようですが、無理矢理感が出過ぎていて、どうにも馴染みません。ここは普通にチークで問題ないと思います。天然チークの分布域は、主に熱帯アジア、インド、ミャンマー、タイ、ラオスなどの乾季と雨季のはっきりしたモンスーン地帯で、用材としては最高級材のお墨付きが得られるものです。

チークの天然林として名高いと有名だったのは、ビルマのアラカン山脈東部、ペグー産地、シャン高原地方、タイのチェンマイ一帯などの水はけのいい場所を好むと言われてきましたが、それもかなり古い情報ですので今はどうなっているのでしょうか。生育に最適な環境のもとでは、樹高40~45m、胸高直径1.8〜2.4mにも成長するものもあるそうですが、平均的なサイズとしては樹高9~11m、胸高直径1.0〜1.5m程度。それでも充分に大きいとは思います。




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