森のかけら | 大五木材


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現在、日本においてチークとしてもっともポピュラーな商品はフローリングだと思われます。昔から、厚み15mmの乱尺(長さが一定ではない)サイズの1枚もののフローリングは作られていましたが、後になって300〜450mm程度の短い材を繫ぎあわせたユニ・フィンガージョイント加工された商品が作られるようになりました。ちょうど植林チークも出回るようになった事から、それまで高級で手の届かなかったチークが割安になり、広く普及するきっかけとなりました。

チークは金属との相性がよくて、接触面が腐食しにくいという点も重宝される理由の1つですが、他にも充分な強度があること、適度な硬さがあること、そして比較的狂いが少なく寸法安定性が極めて高いことなどからもフローリング材として好まれる理由です。チークの特性であるしっとりした質感を生かすためにも、弊社では表面に塗膜を作るウレタン塗装ではなく、材に浸透していく植物性オイルをお薦めしています。オイルで濡れ色になったチークの表情は更に濃厚になります。

弊社では、天然もののミャンマーチークインドネシアなどの植林チークを使い分けて販売させていただいております。天然ものの方が、年輪も緻密で色あいも濃いいのですが、その分色の濃淡幅は広く、かなり激しいコントラストになります。独特の縞柄や筋なども含まれるため、貼りあがった全体のバランスを重視される方は敢えて色ムラが少なく色調が整った植林チークを選ばれる場合もあります。これはどちらがいいというよりも、ひとそれぞれの好みの問題だと思います。

ちなみにこちらが植林チークのフローリング。上の天然チークに比べると、色あいも薄く全体的に淡い印象があります。撮影時の照明の関係もありますが、それでも数年すると経年変化でもっと落ち着いた色合いに変わっていきます。天然チークは生産が不安的な要素もあるため、入荷量そのものがタイトで、時々全国的なレベルで欠品状態に陥ることもあるため、使われる場合はなるべく早めに相談されることをお薦めします。数か月前にそのような状況になり混乱が続いた経験があります。




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