森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。

Exif_JPEG_PICTUREこの季節になるとあちこちから事務所にいろいろな形の『どんぐり』が集まってきます。集めて何かを作るというわけでもないのですが、大量に落ちているどんぐりを見ると集めずにはいられなくなるのが材木屋で働く人間の性?!大小いろいろな形のどんぐりが集まると更にもっと集めたくなってしまうのが悲しきコレクターの習性。さてこの『どんぐり』の定義ですが、単純そうに思えて実はなかなか奥深いようで、その定義にはばらつきがあります。それでもおおよそ共通しているのは『ブナ科の果実または種子の総称』という事。

 

20141116 2その種類は、ざっと拾っただけでもコナラ属、シイ属、ブナ属、クリ属など多彩で、6属600種以上もあるそうです。その中で日本にはおよそ20種ほどのどんぐりがあるそうですが、恥ずかしながらどんぐりで木を見分けられるほどどんぐりに精通しているわけではないので、見た目のザックリした違いであれこれ集めています。事務所の入口周辺に置いておくと、木の玩具などを買いに来られた家族連れが喜んで持って帰ってくれるので、またついつい集めてきてしまうのです。たかがどんぐり、されどどんぐり。

 

20141116 3庭や土場に落ちたどんぐりたちも気がつけばせっせと収穫しちえるのですが、先日何気に枝先を見ていたらこんな双子(?)のようなどんぐりを発見。案外珍しいものではないのかもあしれませんが、私は初めて見ました。自分の子どもが双子なせいか、植物や木でも二股になっているものや枝先で年輪がふたつあるようなものには強い愛着を覚えるのです。以前、全国の双子用に木製の双子グッズを作ろうかと考えた事があったのですが、改めて真剣に考えてみたくなりました。

 

20141116 4自宅のすぐ傍に町の公園があって、そこにクヌギが植えてあるのですが、昼間小さな子どもたちが楽しそうに落ちたどんぐりを拾っている光景を目にします。うちの子どもたちもさすがに今は興味を失ったようですが、小さい頃は公園から競うようにどんぐりを拾い集めてきては、収穫を誇らしげに見せてくれたものです。そのどんぐりをあちこちにこっそりと埋めていたようで、雑草に紛れて気がつかなかったのですが、草刈りをすると草むらの中から『思い出の置き土産』が顔を出しています。

 

20141116 5あまり好き勝手なところで縦横無尽に成長を遂げてもらっても困るのですが、さすがに刈ってしまうのも忍びなくて、不遇な条件でどこまで育つものか見守ることにしました。きちんと計画的に庭に植えたクヌギは、とっくに息子の身長はおろか私の身長すらも超えるほど大きくなりました。木の愉しみ方もいろいろあって、クヌギはどんぐり拾いが出来るだけでも充分な価値があります。クヌギの森を巨大などんぐり工場だと考えれば、うちは家族経営の自宅併設工場ってところですが、下町工場には味がある!




オンラインショップ お問い合わせ

Archive

Calendar

2014年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
Scroll Up