森のかけら | 大五木材


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20120526 1さあ、本日は「オレンジ会」にとって年間最大イベントである『第6回ほりえ港青空』です。回を重ねてきたイベントですが、今年は廃港となった堀江港を使い、地元の『ほりえみらいくらぶ』さんほか多数の企業・団体のご支援ご協力を得て、過去にない大きな規模での開催となるため手探り感は否めません。そのために例年以上に打ち合わせにも念を入れて幾度も会議を重ねてました。さまざまな分野のプロフェッショナルが終結したので、備品や役割分担も相当スムーズ。前日のテント張りもあっという間に終了。

 

20120526 2昨年までは2日間の開催でしたが、今年は1日限りの開催。しかも海のすぐ傍の港での開催という事で、気候の変動に大きく左右される心配もあります。昨年までは、中藤産業さんの敷地をお借りしていましたが、場所も数倍の広さになる一方で、建物が何もないため日陰作りも課題。出店業者も増えたので、テント数も昨年までの比ではありません。それでも風や雨の気象問題もありますが、頭で考えていても仕方ありません。新たなステップを踏み出す際にリスクはつき物。とりあえず朝靄の中、一路堀江へ!

20120526 3早朝の7時前にもかかわらず(イベントそのものは9時スタート)各店既に準備が着々と進行中。皆さん気合が入っています。継続していく事は大切ですが、ある程度同じ事を繰り返していると、マンネリになってしまいますのでやっぱり「変化」は必要です。開催時間より随分前から地元の方が少しずつ集まって来られ、9時前には各店文字通り黒山の人だかり!例年見かける光景ですが今年は規模が違います。特に大濱タオルさんと中藤産業さんブースにはレジ待ちの長蛇の列が・・・!!

 

20120526  4弊社は『円き箱』や『円い森』、『森のしるし・戦国家紋』、端材や木製クラフト、『木の玉プール』、木のおもちゃなどいつものレギュラーアイテムですが、鉄板の『木の玉プール』は早々から満員御礼状態!昨年までは、子供たちが遊べるスペースとしては弊社のコーナーだけでしたが、今年は『ほりえみらいくらぶ』のお陰で、竹馬やけん玉やぽっくりなどの昔遊びの体験コーナーや駄菓子コーナー、手作り品のフリーマーケットやくじなど子供たちの楽しめる仕掛け満載で例年以上に子供の数激増!

 

20120526  5弊社でも日頃からお付き合いのある皆さんにもお声をかけさせていただき、急遽「チーム大五木材」を結成。1.5張りのテントの中に、久万高原町から美味しい野菜『久万郷』さん、コーヒー鑑定士の資格を持つ藤山さんの『ブルーマーブル』、愛媛県民球団『愛媛マンダリンパイレーツ』からはますくまんとマッピー、即興似顔絵師のイラストレーター『せだゆりか』ちゃん、がご協力いただきました。折角なのでチームの記念写真でも撮ろうかなどと思っていましたが甘い考えでした。この地域にこれほどの人がいたのかと思うほどの人が次々と押し寄せて・・・!その模様は更に明日へ。




20120525 12時限目です。木の魅力を五感で味わってもらうために、いつも【森のかけら100】を持ってくるのですが、いつもその他にもいろいろ商品を持って来過ぎて、結局すべてを紹介も出来ずバタバタになるので、今回は木育ツールを絞り込みました。そこで持ち込んだのがこちらの『森のしるし・戦国家紋』です。中学校で戦国大名の家紋を習っているかどうか不安でしたが、木材の非建築用材の身近な使い方の1だというつもりと、こういうものも出来るというアピールも含めて持参。授業の後半で登場させました。

 

20120525  2社会の授業でもある程度は教わったようでしたが、ちょうど家紋好きで妙に詳しい生徒もいて予想以上の盛り上がり!どれが誰の家紋であるかは、パッケージの裏に封入してあるのですが、それを見ずにほとんど言い当てましたからたいしたものです。今回の10種は信長・秀吉・家康など、メジャーな10人の武士の紋でしたから、それほどマニアックな人でなくても分かるとは思いますが(柴田勝家が唯一難問か?)、家紋マニアの卵でしょうか。こういう出会いは嬉しいものです!

 

20120525 3木や森のことって対象が大きすぎるので、なるべく具体的な形を見せて話さないと、特に子供たちには理解しズらいのではないのかと思います。環境問題については先生方が教えていただいているでしょうが、『具体的な木のモノ』を見せ、語ることこそが市井の材木屋のつとめ。「となりのトトロ(クスノキ」や「おじゃる丸と聖徳太子とシェークスピア(イチイ」、「織田信長と加藤清正(エノキ」など、アニメや歴史上の人物を引き合いに出しながら、『分かりやすさ』を念頭に話をさせていただいた・・・つもりです。

 

20120525 4限られた時間の中でどこまで木の面白さを伝えることが出来たのか自信はありませんが、これから作り始める木工(今年は木のいす)が何だか面白そうって、少しでも思ってくれたらと思います。頭で考えるよりも身近なところで「使ってこそ」木の魅力は伝わるものです。ザラザラした触感が、磨くほどにツルツルになっていく中で、木の面白さは皮膚を通して伝わってくるものだと思います。授業の後から数人の女生徒が寄ってきて、「この家紋マグネットどこで売っているんですか~?」と質問。

 

20120525  5おお、嬉しい!やはりここにも歴女がいたか!今回使わせていただいたレジメは、以前大人の方向けの森林講座で使わせていただいたものですが、中学生だから小学生だからといって、侮ってはいけません。噛み砕いて話しさえすれば充分伝わります。場を重ね、分かりやすさと幼稚な言い回しは違う事を学びました。ただそれを実践できる技術が伴っていないのは致命的なのですが・・・。大人が真剣になってこそ、彼らにもその本気度が皮膚感覚で伝わるのではないかと思うのです。お互い学びあい、生涯学習!




20120524 1本日は5年目となる小野中学校のキャリア教育「職業科」推進事業の「木の授業」をさせていただきました。市井の小さな偏屈材木屋の親父に毎年お声をかけていただきありがたい限りです。今までは大荷物を山ほどかかえて伺っていましたが、パソコンを使い始めてからは随分身軽になりました。それでも、実際に木に触っておらいたいので【森のかけら】の実物など最低限の無垢ツールは欠かせません。木の楽しさや魅力をパソコンだけで済ませてしまってはまさにブラックジョークです!

 

201200524 2触感や香り、重さなど五感を使わねば味わえないのが木という素材です。実際にその目で見て触って匂って「感じて」こそ、木の話も現実味を帯びて頭に入ってくるというものです。ですから本来は森の中でこそ授業をさせていただきたいところなのですが、そこはいろいろ制約をありますので不満を言えば際限がありません。いずれはすべての小学校が森の中で『リアル森林授業』を取り入れていただく事を夢見て、まずは与えられたマウンドで精一杯結果を出すことに専念。

 

20120524 3今年の生徒は19名とやや少なめですが、私の場合はこれぐらいの生徒数の方が目も届き集中力も切れませんので、ちょうどいい人数です。既に木工体験の授業は始まっていて、実務も木工の方は今年も池内一豊君(ウッドワークかずとよ)谷公彦さん(スタジオモック)のベテランおふたりが担当。私の担当は、素材となる木の話やその名前、特徴、名前の由来、用途など。生徒は中学2年生で毎年入れ替わりますが、同じ事を繰り返していては自分の成長がありませんので少しずつアレンジしています。

 

20120524 4「以前に授業を受けました!」なんて嬉しい出会いもあったりしますのでわずか2時間の授業とはいえ気は抜けません。イベントで再会した少年は、もともと木が好きだという素養はあったのでしょうが、弊社が出店しているのでわざわざ来店してくれました。私の授業が少しでも木への興味を高めるお手伝いが出来たのだとしたら、とても光栄です。2時間の出会いではありますが、人間の興味関心はどこでスターターがかかるか分かりません。今日の授業を受けた生徒の中からも、いつか『木』を通じた出会いがある事を夢見て

20120524 5地下の根に水を与えるような気の長い話ではありますが、立派なマウンドを与えていただき投げるからには、例え1球でもハートに届くような球を投げ込みたいと思います。パソコンを使った事で、段取りよく話が進み、いつもはあれもこれもと詰め込みすぎて後半ドタバタになるのですが、今回は20樹種ぐらいは説明することが出来ました。本当はもっと『体感型の授業』を目指したいのですが、それは次回への宿題とさせていただきます。さて、今回新しく取り入れた木育ツール『森のしるし』に意外な反応が・・・?!




20120523 1昨日の続きですが、『媛すぎ・媛ひのき』のブランド名の設立を機に、「愛媛の豊饒な木や森の事をもっと知ってもらって、それを生業(なりわい)としてこれからも続けていきたい!」という志ある木工関係者と、それを応援してもらう行政関係、NPO、デザイナーなどの多方面のプロフェッショナルが参集。そもそもこの話は、伊予市中山町の木のおもちゃ工房『木遊舎』の徳島忠久社長が発起人で、愛媛県内の木工関係者が横の連携を図りながら、愛媛の木をもっと使いもっと広めようというものでした。

 

20120523 2徳島社長と木遊舎の槙野賢児君が事務局となり、作り手だけでなく、行政関係、NPO団体にも広くお声かけをしていただき、今後が楽しみな顔ぶれが揃いました。作り手からは、『木遊舎』の徳島忠久社長とおの団体の事務局である槙野賢児君。愛媛木材青年協議会の後輩でもある、『河野興産㈱』の片岡伸介君と鴻池徳弘さん。『㈱リンクウッドデザイン』の井上大輔君。生憎、当日は所用で欠席不在でしたが『久万郷』からは盟友・井部健太郎君。

 

20120523 3そして行政からは、愛媛県森林組合連合会の宮浦英樹君(愛媛木青協会員)と同木材加工センターの高田浩徳さん、県内で初めてJ-VER制度に登録された『久万広域森林組合』から横田和志さんと牧野耕輔さん、デザイナーの立場から【森のかけら】の親の育ての親でもある『エスデザインスタジオ』の佐野勝久さん、この会議の開催場所である和光会館に引越しされてきた『NPO法人 いよココロザシ大学』から、学長(理事長)の泉谷昇さん、そして私を含めた13人が集結。

 

20120523 4個性あるメンバーが揃った中で、大変僭越ながら会長を拝命。まあどうせ関わるのであれば責任ある立場で頑張りたいと思いますので、分不相応ではありますがありがたくお引き受けさせていただきました。とりあえずは第1回の会議という事で、この会議の意義やら方向性、『媛すぎ・媛ひのき』ブランド、J-VER制度などにどう関わり実用化出来るのか、まずは全体のグランドデザインを描くためにそれぞれの立場からご意見をいただきました。何をしたいのか?何が出来るのか?・・・根のない幹は育ちません。




20120522 1以前にこのブログで、愛媛の誇る杉と桧の新しいブランドネーム『媛すぎ・媛ひのき』が正式に決定したという話をご紹介させていただきましたが、その主眼とする対象は建築用材です。全国各地に杉・桧の産地はいくつもあり、それぞれに産地名を冠した愛称が付けられています。『屋久杉』、『秋田杉』、『魚柳瀬(やなせ)杉』、『小国杉』、『市房杉』、『北山杉』、『飫肥(おび)杉』、『吉野杉』、『春日杉』、『木曽桧』、『四万十桧』、『東濃桧』、『尾鷲(おわせ)桧』、『天竜桧』等々、枚挙にいとまがありません。

 

20120522 2その多くが地域で親しまれ自然発生的に、名称が付けられたものだろうと思います。現代のように流通網が発達してない時代、遠方の名のある材に触れた時には「おお、これが聞きしに及ぶOO桧か~」などと感慨深く対峙したものです。ブランドなどという言葉が用いられるずっと昔より、誰もが耳にするほど有名な名のついた木材は、名前相応の品位を持ち、それなりの礼節をもって取り扱われていたように思います。OO桧という名前の持つ威厳のようなものが醸し出されていたような・・・。

 

20120522 3滅多に入手できないというレア感がそうさせたのかもしれませんが、そういう反応、対応が一層名前に箔を付けていったのかもしれません。その後恣意的、戦略的に地域名を冠する名前が付けられたりして、雨後の筍のように全国に『ブランド木材』が生まれました。しかし、前述した日本を代表するようなブランドは、お櫃(ひつ)や風呂桶、箸、まな板、椀や器など生活に密着した生活必需品から浸透した長い長い歴史があり、戦略的に作り上げた新興ブランドでは、その差は歴然

 

20120522 4何はともあれ、全国各地に『ブランド木材』が生まれたわけですが、そのゴールはブランを作り上げる事にあるわけではありません。桧の生産量日本一を誇るわが愛媛県でも、『媛すぎ・媛ひのき』というブランド名が出来ましたが、その最終ゴールも「ブランド名を作り上げる事」ではなく、その名の付いた木材を広く浸透・普及させる事です。この『媛すぎ・媛ひのき』は、建築に使われる構造材(土台、柱とか梁桁など)を主眼に置いていると思われますが、それを浸透・啓蒙させるには、より生活に密着した日常的な場面で使ってこそではないか、という思いから愛媛の『木の小物づくりびと』たちが立ち上がりました!木工という分野でほとんど連携のなかった愛媛において、『愛媛の木の事をもっと学んで知って作って使ってもらおう!』といゴールに向かう、さまざなな分野のプロフェッショナルが参集。この話、明日に続く・・・




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