森のかけら | 大五木材


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東京事務所展示1このたび、【森のかけら】が愛媛県東京事務所のディスプレイの展示に採用していただく事になりました。愛媛県東京事務所は、千代田区の(財) 都道府県会館内にあり、地下鉄有楽町線・半蔵門線・南北線の「永田町駅」 から徒歩1分のところにあります。8月20日~12月中旬くらいまで展示していただけるようです。愛媛県のコーナーで、他の県産商品と並んで、晴れやかな舞台に立たせていただきありがたい限りです。

 

思えば、私のケチ根性とふとした思いつきで始まった【森のかけら】が、こういう立派な場所に展示されるようになるまでになったと思うと感慨無量です。一番最初は、仕事が終わってから端材を自分で四角に削って、サンダーで1個1個手加工で磨いていましたが、全くノウハウもなく手探りでやり始めたので、固定する台もなく、35㎜角の小さな木を削るのは非常に危険な作業でした。初めから、それほど制度の高いものを目指していたわけではないし、お金もかけたくなかったので、自分のところで全部完結させようと思っていました。それで、毎日仕事が終わってから、一人でゴソゴソと作っていましたが、精密な機械などありませんので、大雑把な【森のかけら】達が出来上がりました。

東京事務所展示2それでも、初めて見る「かけらたち」は私の心をときめかせてくれました!美しい!本気でそう思いました。端材を小さな正方形に加工しただけの物ですが、端材などと呼ぶのは失礼なほど輝いて見えました。その時に、今の【森のかけら】の形が見えていたわけではありません。ただ漠然とですが、今まで扱ってきた木材製品とは全然違う感覚がありました。それは、まがりなりにも木の塊から自分の手で、形ある物を作り出したという『ものづくり』の喜びだったと思います。「これは売れる」という感覚よりも、「これは楽しい」方が強く、自分でいろいろな木を集めたいというコレクター魂に火がともった瞬間だったのです。

東京事務所展示4そんなメチャクチャ荒削りの「かけら」達でも、20数個も揃うと、なかなか素敵に見えました。嬉しさのあまり、取引先の工務店さんや設計士さんにも得意気にお見せしたものです。しかし、特別な感想もなく、ただの「遊び」とか「趣味」としか見てもらえませんでした。将来は商品として販売したいと言うと、「こんな物が売れるわけがない」と冷淡に笑われていました。中には「品質が悪すぎる」と叱咤されたりもしました。しかし、そのお陰で何とか見返してやろうと、負けず嫌い根性に油が注がれ、本格的な製品化に突き進む事となるのですから、世の中何が幸いするやら分かりません。

 

 

 

その後、100種類、120種類、240種類と大増殖を遂げ、今に至ったわけですが、更に次なる商品化も視野に入っています。何か新しい物が生み出されてくる時の『快感』はたまりません!それが売れるか、売れないかは別物ですが・・・。今の【森のかけら】を使った新たな商品で、ほぼ姿が見えてきているものはあるのですが、実際にそれが形になり、商品化され販売されるのは1年後ぐらいになってしまいます。あれもこれもしたいと欲が多すぎるのがいけないのだと分かってはいるのですが・・・。鉄を熱いうちに叩いてはいるつもりなのですが、諦めが悪く、まだ何とかなる、まだ何とかなると、いつまでも叩きすぎて旬を逸してしまっているかも。

東京事務所展示5何はともあれ、愛媛県東京事務所のディスプレイの展示では関係者の皆さまに大変お世話になりました。ありがとうございました。東京では、既に4社の代理店さんが【森のかけら】の販売にご協力いただいており、今までにもかなり販売していただいておりますが、なにせ日本の首都ですから、多くの皆さんの目に触れていただけば、中には奇特な方も少なからずいらっしゃるのでは・・・と、淡い期待もほんの少し抱いている次第です。




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