森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。

20120422 1出雲、松江に来てもう10日目(あくまでブログ内紀行ですが)。まだあと1週間以上は写真もネタもあるのですが、さすがに地元の話題も相当にたまっておりますので、この紀行もあと2、3日で(まだ?!)幕を閉じさせていただきます。旅行者の目で見るからだけでなく、私の関心とシンクロしているとはいえ、翻って我が松山は歴史ロマンを観光客にどこまでPR出来ているのか不安になります。出雲~松江の観光地を巡ると、観光で生きていこうという気概のようなものがひしひしと伝わってくるのです。

 

20120422 2先人たちが築き上げた悠久の歴史がいつの時代から「商品化」され、暮らしや文化そのものに利権が発生し各地で観光産業が生まれてきました。その中であまりに過度な囲い込みが起こると、地域の文化というよりは治外法権的なゾーンになってしまい、地元のコンセンサスが取りづらい状況に陥ってしまうのではないかと心配します。誰もが気楽に自慢したい「おらが町の財産」に制限がかかる。そのあたりのバランス感覚はだんだん麻痺してしまいがち・・・。

 

20120422 3地元の地域資源も「商品」である以上仕方が無い事かもしれませんが、あまりに商業化が進み独占・寡占化が進むと地域資源というよりも、ある特定個人・企業のためのものになってしまい、地元の人間が物申すことも憚(はばか)れたり、無関心化が進みはしないかと。それを利用するにあたってそれ相応の費用が支払われてるケースや優遇措置が与えられてるケースなどさまざまでしょうが、あまりに強い結界はむしろマイナス要因になるのではないかと思います。

 

20120422 4外から見るのと内にいるのでは見方も感じ方も実情も全然違うのでしょうが、出雲に来るといつもどの観光地・施設に行っても、「商品化」された出雲の神様への慎ましい畏敬の念が垣間見えます。私が勝手にそう思っているのかもしれませんが、「おらが町の財産」に皆さんが誇りと信念を持っていらっしゃるように感じます。それは長い伝統や地域の教育がなせる業かもしれませんが、大勢の人が絶え間なく集まるところにはそれだけの理由があります。

 

 

20120422 5沢山面白い地域資源があるはずの愛媛県、いつも言われるように「何でもあるけど何も無い」。それぞれが点在していて線になりにくい事が県民性の現われだとも言われます。地元にいれば、それはしれで居心地が悪いわけでもないのですが、外に出て有名観光地を巡ればおのずと危機感が募ってきます。観光企業だけが地域の観光地を支えているわけではありません。何らかの形で松山にある面白いものに少しでも関わらせていただき、一緒に旗を振らせていただきたいと思うのです。




オンラインショップ お問い合わせ

Archive

Calendar

2012年4月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  
Scroll Up