森のかけら | 大五木材


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20121212 1香川県のお取引先から毎年この時期にお歳暮として、生きた車エビをいただいています。生きた車エビ10数匹が、おが屑が一杯に詰まった発泡スチロールの容器の中に埋まっているのですが、初めていただいた時はおが屑の中でわずかにモゾモゾ動く感覚に戦慄を覚えました!幼少時代に犬に噛まれた事がトラウマで、「リアル動物」にはすっかり腰の引ける私としては、中から車エビという名のエイリアンでも飛び出すのではないかとハラハラドキドキ・・・鼓動が高鳴る!

 

20121212 2とりわけ魚類の皮膚のヌメットした触感はNGなので、甲殻類とはいえ素手で掴むのは躊躇。しかし、なぜだか車エビの調理に関しては私の担当に!興味津々に覗き込んでくる子供達を前に、親として、男として無様な姿は見せられません。親の威厳、男の逞しさ、そんな言葉に背中を押され(本当は調理されてお皿に乗って出て来るまでは「鑑賞」だけに留めておきたいところですが)、心で泣きながら手を出します。自慢じゃありませんが、田舎育ちといっても生粋のインドア派

 

20121212 3天ぷらや寄せ鍋など丁寧にいろいろなレシピが添えられているのですが、我が家では「塩焼き」と決まっています。塩焼きをするためには胴体を掴んで頭部の殻の隙間から背わたを抜かねばなりません。さらにそこへ金串を刺さねばなりませんが、当然相手も命あるモノ。ビクッ、ビクッと、その命の躍動が手に伝わってきます。もう頭の中では、宇宙貨物船ノストロモ号でエイリアンにとどめを刺すシガニイー・ウィバーの心境!毎年の事で少しは馴れてきたものの、苦手なものは苦手!

 

20121212 4あるいは映画「第9地区」のエビ型エイリアンとの格闘・・・。こうして死闘を終えたあと、車エビはわれわれ家族の胃袋の中に納めらるのですが、毎年「命」を実感できる小さな「儀式」です。ですが実はその中身以上に気になるのが、容器の中のおが屑。粒子が細かいので、製材する時の「おが屑(大鋸屑」ではなく、粉砕したチップ屑ではないかと思われます。原木製材のおが屑だと、樹皮の繊維分も含まれてしまって、容器の中でカビが発生したりするかもしれません。長くなりそうなので明日に続く!




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