森のかけら | 大五木材


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20130904 1ホオ(朴)の木の性質や用途について紹介してきましたが、ホオの木が他の木と決定的に違うのは何といってもその色合いです。木の色合いを言葉で説明するのは非常に難しいのですが、例えば樹種名の入っていない【森のかけら】を数10個並べたとして、特別木に詳しくない人でもホオの木を特定するのは容易な事です。それはホオ独特の色合いによります。右の画像の右から3番目がホウです。ちょうど心材と辺材が半々の木取りとなっていますが、右半分の緑がかった色合いがホオの特徴です。

 

20130904 2写真に撮ると肉眼で見るよりもより濃い色合いになってしまうのですが、実際は画像よりもやや明るい爽やかな緑褐色でう。う~ん、ホオの木の色合いをうまく伝える語彙を持ち合わせていないのでもどかしいのですが・・・材を削った直後は、もう少し爽やかなモスグリーンのような色合いですが、時間を置くとやや色合いが濃くなってきてくすんできます。この色調を図鑑などでは、沈灰帯青緑色とか暗灰緑色などと表現していますが、何だかどれもしっくりきません。

 

20130904 3緑色を帯びた木というのは案外少ないので、沢山の木の中でも結構目立つ存在です。言葉で説明するよりも実際に見てもらえば一目瞭然です。右の画像は少し光が当たりすぎて緑っぽくありませんが、部位によっては薄めのものもあります。このホオの木を使って作っているのが、こちらの『木言葉書(きことのはがき)』。食材などを包んだ事が名前の由来になっている事から、ホオのような包応力のあるあなたを招待する場面設定を想定。木言葉は『友情』。

 

20130904 4このホオの木について、「愛媛にもあるの?」という質問をたまに受けますが、当然あります。ただし、そのまま1枚板のテーブルサイズに使えるものとなると、愛媛県内産だとかなり難しいのが現状です。直径300mm前後の小さな原木でもよければ、愛媛県内産のホオをストックしていますので、幅剥ぎでよければテーブルを作ることも可能です。ただし大物の家具として、本格的に使えるようになるには後半年ほど様子を見たいところではあります。

 

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300mmを超えるような大きな木は、東北や中部、九州から仕入れしたものがあります。産地によっては色合いにも結構濃淡があります。特に、宮崎産のものには濃厚で深緑のものもあります。数百年も土中に埋まっていた『神代朴』もありますので、いずれ改めてご紹介させていただきます。9月の誕生木という事で、ホオを使った『暮らしに身近な商品』を現在急ピッチで開発中!ちなみに、『森のたまご/ホオ』は、SPECIAL(スペシャル)・・・¥2,000(¥2,100/消費税込み)で販売中です。

 




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