森のかけら | 大五木材


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20131002  1.bmp今年の地元の秋祭りでは、神輿(みこし)の運行責任者のひとりである若頭取を拝命致しまして、この数日祭りの準備に追われています。先日も頭取の皆さんと一緒に、神輿に挿す笹竹を伐りにお宮の裏山に。季節外れの猛暑の中、竹林の中でやぶ蚊との戦い!材木屋としては、和室の装飾や茶室など銘木としてのお付き合いしかない『』ですが、この時ばかりはがっつりと竹の恩恵を甘受させていただく事に・・・。

20131002  2.bmp大人神輿と子供神輿の2つに笹を挿すだけなので、たいした事ではないのですが、それとて伐採の経験の無い人にとっては、どれぐらいの竹をどこからどれぐらい伐ればいいのか勝手が分からないもの。そこは、蜜柑農家を始め山仕事には熟練した方が多いわが町では、皆さん手馴れたもので、手際よく竹を伐り出していきます。公園樹などの伐採にしても実に頼りになります。一方で、材木屋といっても伐採経験の薄い私は使い物にならず。木の仕事も振り幅が広うございまして・・・

 

20131002  3.bmp日本で普通に見かける竹林のほとんどは、マダケ(真竹)モウソウチク(孟宗竹)ということです。根元部分は「尺八」に、素性の良い部分は茶室などの造作にも使われています。以前はよく凝った一般住宅においても、竹材を利用していましたが、竹材にとって最大の問題は「」。伐りたては綺麗に見えても、後から虫が出てくるのが竹材の常。伐った時は青々として瑞々しい竹も、しばらく放置しておくと穿孔した虫の木粉が小山を作ります。これも虫たちの住処なのです。竹も人のためだけのものにあらず。

 

20131002  4.bmp  しっかり防虫処理を施していないと後から痛い目に遭うことになります。この仕事に就いて、内装材の指針がまだ定まってなかった頃に、竹のフローリングにも手を出しましたが、まだメーカーも試行錯誤の時期だったようで、防虫処理の甘さから虫の被害で大きな問題になった事も・・・。私の意識の中では、竹は「銘木」というカテゴリーに入れてしまい勉強しないままに今を迎えてしまいました、反省。これを機会に少しは竹も勉強せねばバチが当たるかも・・・

 




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