森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。

20131129  1 .bmpウッドデッキの工事をするには、春か秋がいいと申します。ま、これは工事をする立場の台詞で、その時期に材価が下がるからとか、気温の変化が材の品質に影響するからというわけではありません。今年の夏のような猛暑では外の仕事はかなりのハードワーク、一方寒い冬場は指先もかじかんでしまい、文字通り「アイアンウッド」を持つ手も寒さで震えます。また、いくら外部の材料といえども、雨天の中で雨ざらしにするわけにはいきませんし、梅雨の長雨では作業も出来ません。

 

20131129  2 .bmpそういう意味では今ぐらいの季節か、春先が絶好のウッドデッキ施工日和というわけで、本日もせっせと納品の準備作業中。本日準備しているのは、弊社のウッドデッキの定番商品、中南米産の『マニルカラ』、俗称『アマゾンジャラ』です。現地で4面加工・4方面取り加工して日本に入ってくるのですが、長い船旅の間に少しでも材を乾かせ、暴れや狂いを押さえるために1段ずつ桟を入れてガッチリ梱包して届けられます。それをばらして検品してから本数をまとめていきます。

 

20131129  3 .bmp初めてこういうハードウッドを触る施工業者さんは、針葉樹の軟らかいスギヒノキのような感覚で臨まれると痛い目に遭います。間違って足先にでも落とせば泣き叫ぶのは必至の重さですから、当然乾燥だってしているのかしていないのか分からない重量感。素性の悪いヤツは弓のように反っているものもあります。スギやヒノキであれば、ある程度の反りぐらいは押さえつけて直す事も可能でしょうが、ビスのビットが折れてしまうほどの強靭さ、むしろ真っ直ぐな方が珍しい・・・。

 

20131129  4 .bmp弊社では外の屋根のある倉庫で保管していますが、どうしても風や埃が梱包の隙間から入り込んでしまうので、出荷前に検品して、あまりに汚れのひどいものは1度水洗いしています。初めてこの木を扱われた方は、施工後の初雨の日に、この木の驚くべく姿を目の当たりにされる事になります。水に濡らしてブラシで擦ってみると・・・!洗剤でも使ったのではと思わせるほどの泡!材の表面で固定化していた灰汁(アク)が水に溶け出して泡となるのですが、まあ不思議な感覚。

 




オンラインショップ お問い合わせ

Archive

Calendar

2013年10月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  
Scroll Up