森のかけら | 大五木材


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★今日のかけら・#153 【 ケンタッキーコーヒーツリー/Kentucky coffeetree】  マメ科・広葉樹・北米産

 

皆さんにご紹介したい面白い木、珍しい木はまだまだ沢山あるのですが、こちらの整理が追いついておりません。自分としてももどかしいのですが、どうか気長にお付き合いいただければと思います。その中でも珍しさではトップクラスのひとつだと思われるのがこの「コーヒーツリー」。コーヒーツリー、つまり「コーヒーの木」という事なのですが、コーヒーと聞いて連想される飲む珈琲とは別物です。世界中に「コーヒーツリー」という名前で呼ばれる木は、200種ぐらいあると言われています。

しかしその中で日頃我々が口にするコーヒー豆の採れる木は3~4種類ほどしかなく、この画像のコーヒーツリーは北米の南部で採取されたものですが、飲むために栽培している種類のものではありません。雑貨屋や園芸店で、観賞用のものが売られていますが、それらとも種類が違うようです。なにしろ材としてのコーヒーツリーに関する文献が非常に少なく、市場でもほとんど流通しておらず、その特徴や性質について情報が乏しいのです。

なので、いまだ手探り状態で実践しながらデータを収集しているところです。飲料に利用されるコーヒーの木は、アカネ科の常緑のさほど大きくならない潅木で、材としての利用は進んでいないようです。弊社にあるのはアカネ科ではなくマメ科の木。私も偶然このコーヒーツリーに出会うまで、その存在すら知りませんでした。自生するコーヒーの木の事を「ワイルドコーヒー」と呼ぶそうですが、世界各地に伝わるコーヒー豆発見の伝説と深い関わりがあります。ご紹介するのは「飲める方のコーヒーの木」の話。

エチオピアに伝わる伝説では、飼っている山羊が夜になっても眠らず騒ぐので、修道士たちが不思議に思い何か変なものを食したのではないかと付近を探してみると、食い荒らされたコーヒーの木があり、自分たちも食してみると眠気がなくなり、覚醒したことがコーヒー豆の発見につながり、以後礼拝などで用いられるようになったそうです。飲む方のコーヒーは専門外ですのでここでは「材」としてのコーヒーツリーについてご紹介致します。この話、明日に続く・・・

 




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