森のかけら | 大五木材


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20131214 1 .bmp年の瀬も押し迫ってくると、いろいろと気忙しいのですが、思いがけないような話も舞い込んできます。誰もが新しい年を心待ちにしているわけではないという厳しい現実も目の当たりすることも・・・。毎年この時期によく持ちかけられるのが、倉庫の木材を買って欲しいという話。大工をしていたが、寄る年波に勝てず、後継者の見通しも立たないことからこのたび店を畳むことになった、つまり廃業することになったので、ついては倉庫に残った木材を買って欲しいという依頼です。

 

 

20131214 2 .bmp県の内外問わず、いろいろな地域からそのような話が舞い込むのですが、基本的にはお断りしています。というのも、倉庫の中にも外にも木が溢れていて、とても人様の材料を買い取っても保管する余裕なんてありません。それでも欲しい木があれば無謀にも仕入れてしまうのが材木屋の性なのですが、そういう依頼の多くは大概失望することが多いのです。一応お断りするものの、親しい方の知り合いとか頼まれごとの場合はどうしてもお断りできずに、倉庫にまで足を運ぶことも。

 

 

20131214 3 .bmpしかし例えば松山市内の場合、その多くはある意味期待通りの結果に・・・。この辺りで仕事をされていた大工さんの場合、使われていたメインの部材としてはヒノキ、スギベイマツ、ベイツガなど。生憎そういう材について私の食指は動かないのです。大体そういう材の中でも「使える材」は既に使われていて、結局残った材には残された理由があるものです。更に私にとって欲しい材というのは、例えばアフリカ材であったり、中南米の木東欧、ヨーロッパの木などなど。

 

 

Exif_JPEG_PICTUREつまりそれは【森のかけら】にも使える木でああり、現在入手が困難になりつつある材です。そういう材が眠っている倉庫であればお宝(あくまで私にとって)なのですが、そういうケースは非常にレアで、滅多にありません。だからといってそういう場合はいくらでも引き取りますよというわけでもありません。売りたい方はなるべく高く売りたい、買いたい方はなるべく安く買いたい、その思惑にせめぎあい。相場の無いものに値段をつけることの難しさ、辛さよ、嗚呼・・・

 




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