森のかけら | 大五木材


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Exif_JPEG_PICTUREありがたいことに4月からずっと切れ間なく家具の注文をいただいていて、新規のお客様には随分待っていただいています。大掛かりな物件もあるので、完成品のご紹介は後日改めて詳しくアップさせていただきますが、その製作に伴なって、いろいろな樹種の端材が大量に発生中なのです。「廃材」と「端材」をよく混同される方がいらっしゃいますが、弊社で発生しているのはあくまでも端材であって、『不用なものとして廃棄される材・廃材』では決してありません、きっぱり

 

20140516 2以前にミカン農家さんが使っているキャリーに樹種ごとに端材入れてセット販売している事をアップしましたが、その整理すら追いつかない状況で、みるみるうちに整理できていない混載のキャリーが倉庫の中にうず高く積みあがっていきます・・・。ある程度大きなサイズのものは、『モザイクボード』の素材としてドンドンはけていきますし、【森のかけら】の品薄な樹種もそちらに加工していくのですが、どうしても特定の樹種ばかりが大量に出てくると、だぶついてしまいます。

 

20140516 3特に4月、5月に偏って多いのがブラック・チェリーブラック・ウォールナットレッドオーク。それぞれ大き目なサイズの端材は上記の『出口』から出て行っているのですが、30角以下のような薄くて小さなサイズが溢れています。割かし小さなものでも使い道のある家具での端材ですので、かなり小さく薄いものばかりがサイズも不揃いなので何か大量に作るにも不適ですがモッタイナイので、後から出口を考えようなんて思っていたら収拾がつかなくなってしまいました。

 

20140516 4今後の受注残家具から考えると、まだまだこの3種については端材が発生する予定です。早晩手を打たないと・・・。サイズが分かれば欲しいという方もいらっしゃいますが、あまりにサイズがバラバラ過ぎて検寸したり、整理して画像をアップする時間もないほど。しかしこういう切羽詰まった状況の時だからこそナイスなアイデアが飛び出してくるもの。自分の都合で出てきた端材を、『お荷物』にしてしまうのも、よくぞそこにあってくれた『拾い物』にするのも結局自分次第




20140516 1家内が積み木遊びのイベントに持っていくために座敷に置いていた童具館さんの積み木『WAKU-BLOCKシリーズ』。カバの木で作られたこの無垢の積み木は、和久洋三先生が考案された大人気商品で、非常に優れモノの積み木です。45㎜の基尺に基づいて、その2倍体(45×90㎜)、3倍体(45×135㎜)やその半分の厚みのものなど、一定の基準サイズに従って作られているので、無造作に重ねても自然に高さのバランスが取れるように出来ています。

 

20140516 2ピッタリとつなげられるように、あえて角の面取りもしていないので一見すると武骨にも感じますが、それも積みあがった際の密着度などと、隙間なくピッタリと木が引っ付く仕上がり感をこども視点で計算された上での心憎い設計。そんな『WAKU-BLOCK』を使って夕食後に、息子が黙々と木を積み上げていく音が、書斎に居る私の耳元にも聞こえていました。昼間、家内の手伝いにイベントに行っていたので恐らく余韻が残っていたのでしょう。

 

20140516 3しばらくすると座敷から「来て~!」の声。行ってみてビックリ!最近息子は三国志にはまっているのですが、その前の時代に秦の始皇帝が天に届けよと建てた阿房宮のように、天井までもう少しの高さまで積み上げられていました。そこから先は椅子を2個積み上げても届かないので、肩車をしてくれとの誘いでした。まあよくぞここまで一度の倒壊もなく積み上げたものだというわが子のバランス感覚に敬意を払い、肩車で気が済むまで積み上げさせてやりました。

 

20140516 4株取引の有名な格言に『人気は必ず衰える。木は天まで届かず』というのがありますが、こちらのタワーは最後まで微動だにせず遂に天(井)にまで到達!2450mmのタワーが完成しました。とりあえず高さを計測する、とメジャーを持ってきて高さを測り満足げの息子。どちらのDNAを受け継いだのか・・・思えば私もこういう子供でした。それがやがて大きくなって【森のかけら】を生み出していくのですから、ものづくりの原点はこういうところにあるのかもしれません。よくイベントでこういうタワーの「崩壊現場」に遭遇しますが、ため息と歓声が交錯する中、積みあげられた「時間」が一瞬で崩れ去っていく瞬間の空気は何とも複雑なものがあります。それこそが次なる挑戦へのエネルギーとなるのですが・・・。阿房宮の喪失感、初夏の夢のごとし。

 




20140514 1日頃からお世話になっている愛媛銀行さんのロビー展で、今月の15日から弊社の【森のかけら】などの商品を展示していただくことになりました。本日はその準備に雄郡支店に来させていただきました。雄郡支店は昨年末に新築移転したばかりの新しい建物で、広い相談ブースや30台ほどの駐車場のある大きな店舗です。雄郡支店の小池支店長とは、平成21年に愛媛銀行内に開設された感性価値創造推進室に在籍されていた頃からのお付き合いで、今回もそのご縁でロビー展のお話をいただきました。

 

20140514 2以前にも鴨川支店さんでもロビー展に出展させていただいたのですが、今回はロビー展を記念してノベルティ商品も作らせていただきました。愛媛県産のヒノキを使った『森のしるし』です。愛媛には古くから伝わる姫だるまの伝説があります。日本初の女帝である神功皇后が道後温泉の湯に浸かってご懐妊されたのを記念して、奉じ作られたのが起源だとされています。赤い衣は羽織ったふくよかな姿は、ご懐妊の姿を模しているといわれていますが愛媛銀行さんのロゴにも使われています。

 

 

20140514 3広い銀行内のロビーの一角で、【森のかけら】や『森のりんご』、『モザイクボード』、『木言葉書』などを展示してもらっていますが、『円い森』を使った「樹種当てクイズ」もさせていただきます。樹種名を隠して、木の色合いや肌触りなど簡単な特徴を書いたヒントを元に木の名前を当てるのですが、5種のこども版と10種のおとな版があり、正解者には『森のしるし』がプレゼントされます。以前にもイベントで使って評判がよかったので少し改良して今回準備させていただきました。

 

Exif_JPEG_PICTURE愛媛銀行さんとは、以前にも末広町支店開設50周年記念の際に、ヒノキの『木言葉書』で記念品を作らせていただきましたが、多くの方が利用する金融機関で木の商品をアピールさせていただけるのはありがたいことです。愛媛信用金庫さんでも久万造林さんの『杉結箸』がノベルティとして配られていますが、徐々にその『出口』も広がって来ています。木という素材は汎用性が高いだけでなく、暮らしの身近にあるものだという事を再認識していただけるきっかけの1つにでもなれれば嬉しいです。

 




Exif_JPEG_PICTURE昨日『WOOD JOB!』の話から『火まつり』に行ったまま返ってこれなかったので、原点に戻って『WOOD JOB!』の話。映画が描かれる緑の研修生制度は実際にもあって、全国の林産地では沢山の方が森で汗を流されていることだと思います。その方々も多かれ少なかれ映画の主人公と似たような経験をし、似たような感想をお持ちになっていることでしょう。人それぞれ応募の動機もまちまちでしょうが、そのまま実際に林業に従事される方がどれぐらいいるのかは分かりません。

 

20140513 2映画でも伐採された100年を超える高齢木が高値で競り落とされる場面があり、それを見た青年は「この山全部伐ったらどれだけ儲かるのか~」と驚きますが、やり方によっては林業は儲かる仕事でもあります。しかし、林業をするという事はつまりは山に住むこと。隣の家にでも土足で踏み込みあう田舎での暮らしを受け入れるということでもあります。映画の主人公と同じく都会の人にとって、「仕事としての林業」は受け入れられても、「暮らしとしての林業」受け入れがたい事かもしれません。

 

20140513 3田舎で暮らすうえで避けては通れない地元の人との軋轢、よそ者への差別、伝統儀式の不可解なしきたりなどの「通過儀礼」も嫌らしくなない程度に描かれていいるのですが、軟弱で意思の弱い主人公が幸いして陰湿な印象はありません。恐ろしかったワイルドな先輩・ヨキ(伊藤英明、サイコ~!!)との間にも少しずつコミュニケーションが生まれ、次第にその存在が頼もしくなってくるところはとても他人事とは思えず胸が熱くなりました。実際の森ではこういう人が本当に頼りになるのです。

 

20140513 4伊藤英明の杣人ぶりは素晴らしくて、こんな格好のいい林業家がいればもっと山に目が向く女子も多くなることでしょうが、それがただの二枚目でなくて、素行が悪くて女にだらしない、山の男であるところがまたいい~!森は、田舎は決して詩人君子の住むところではありません。排他的で保守的で、ねたみやそねみの蔓延する日本民族の原点でもあります。映画でもいろいろと癖のある人物が描かれます。それでも決して根っからの悪人は登場しません。もの静かながら熱く林業を語る中村林業の親方(光石研、名演!話が説教臭くなってないのもいいです〜!)も、何かを振り切った感のあるヨキの嫁(優香、快演!)、どんな格好をしようとも美しさとは内面から溢れ出るモノなんだと実感させられたパンフレットの美女(長澤まさみ、好演!)などなど。

 

 

20140513 5誰もが小さなドラマを背負いながらも、決して白黒とハッキリ決着をつけずに「なあなあ」で均衡を取っている、それがこの神去村のひとびと。大筋のストーリーは別のことながら、神去村のひとびととの口から発せられる言葉で、不覚にも何度か涙をこぼしてしまいました。それは、主人公のようにあまりにも無知で世間知らずで、主意もなく流れるままに身を委ねてこの業界に飛び込んできた自分に言われているようで胸の奥の方に懐かしく響いたから。その涙もサッと笑いに変えてくれる愛すべき村人たち。別れの場面で交わされる「さようなら」はこだまのように響き合い、森に消える列車と共に忘れがたき名場面です。是非、次は子供たちと一緒に観たいと思っています。木を愛し、森を愛する、木に携わる全国の杣人、木材人必見の作品です!自分たちの関わっている仕事がどれだけ尊く、楽しく、意義があって、素晴らしいものであるのかを見つめ直す機会となります。中年も大志を持って大木を抱こう~!!




20140512 1さて本日も林業映画『WOOD JOB!』の話です。『猿の惑星・創世記』ほどの巨木はありませんが、日本には日本の立派な大木があります。実際にありもしない虚像の大木をCGで描き出すよりも、実在の大木の方が体感スケールと臨場感が余程あります。風に小枝が揺れる感覚や、ヒノキの樹皮の剥げ落ちそうな質感や、太い枝が多くて決して映画映えはしないであろう形であろう樹形も、雨で凹凸になるバイクのタイヤが滑る林道も、それらすべてが生き生きとした日本の林業の現場!

 

 

20140512 2この映画を観ていて、後半の大祭の話が出てきたあたりからある別の映画の事を思い出していました。山と祭りの映画として私の心に深く残っているのは鬼才・中上健二が初めて脚本を書き、寡作の作家・柳町光男がメガホンを取った映画『火まつり』です。私は大学生の時に劇場でリアルタイムで観ましたが、主演は北大路欣也、共演太地喜和子、中本良太、宮下順子、安岡力也と面々。1985年に実際にあった事件をモデルにした映画なのですが、実はその舞台も三重県熊野市二木島なのです。

 

20140512 3ストーリーは非常に説明しにくいのですが、海洋公園建設で揺れる海と山に挟まれた小さな街を舞台に、山で働く屈強な男(北大路)がある日、嵐の山の中で神の啓示を受けて、山の神に愛されるようになって男はやがてトランス状態になって破滅に向かっていくという・・・言葉で説明するとチープになってしまうのですが、神話の国・熊野ならではの荘厳な自然の風景の説得力と武満徹のおどろおどろしいほど重厚な音楽が重なり、観ているこちらも憑依されるような、体力のいる映画です。

 

20140512 4当時はスピルバーグ全盛で、生活感があり過ぎて土臭い日本映画が何だかとても貧乏くさく感じていましたが、今にして思えばそれは内なるものをさらけ出されることに対する抵抗、拒絶に近い感覚だったのかもしれません。そんな中で観た『火まつり』は、神との邂逅してあっちの世界に行ってしまう北大路欣也の汗の匂いや体臭すらも伝わってくるほど生々しく、実際に何かが降りてきているのではと思えるほど鬼気迫るものがあり、映画はエンターテインメントだけではなく表現方法のひとつであるのだという事を強く意識させられました。過剰な土着信仰や自然崇拝の行き着く闇など、当時の私には受け入れられる器もありませんでしたが、この歳になり、木を暮らしの糧にするような仕事をするようになった今だからこそ観直したい1作。それが残念ながらDVD廃盤なのです・・・

 




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