森のかけら | 大五木材


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この数か月いろいろと忙しくて、映画館で映画を観れていなったのですが、昨日映画『ノア 約束の舟』の話を出したので、今年最後の映画の話。2017年には楽しみなSF映画が多数公開予定となっているので、今からカレンダーに封切日を書き込んでおくつもり。ただしエピソード8が公開される星雲戦争の話は、なぜだか自分でも不思議なくらいに興味がないため割愛しています。天邪鬼的な性格から、あまりに注目を浴びて社会現象になるような作品とはつい距離を置いてしまう癖?

 

 

2017年は、猿とリドリーの年!大好きな2つの猿の物語と、敬愛するリドリー・スコットの関連作品が同時に観ることが出来ることの幸福感を噛みしめながら、ただ自分のためだけに(備忘録的な意味で)書き留めておきます。このブログでも映画作品としては最多登場回数を誇る『猿の惑星』シリーズの最新作、『猿の惑星:大戦記』(アメリカ公開は2017年7月なので日本では秋~冬あたりか?)。新シリーズの第三弾で、人類との最終戦争の結果、どのようにして地球が猿の惑星になったかという前作の後日談。結末が完全に分かっているにも関わらず、いつまでも同シリーズが私も魅了してやまないのは初体験によるインパクトに拠るものです。もう永遠に続いてもらいたいぐらい。

 

 

それだけ出会いの第一印象は大切ということと、どういうタイミングで出会ったのかということがその後のイメージまで決定づけます。さてもうひとつに猿の映画は、『キングコング:髑髏島の巨神』。3月に日本公開されるそうですが、2020年にはキングコングとゴジラが戦う映画も作られるということで、コングの巨大化計画が進んでいる模様。猿は猿でもこちらの方は、最初の作品の物語の蒔き直しを最新技術で見せるという展開が続いています。世間的には評価の低い1976年公開のディノ・デ・ラウレンティス版ですが、私にとってのコングの入口はそこなので、主演女優のジェシカ・ラングと共に『特別な映画』として永遠に記憶に残っているのです。

 

 

CG技術がいかに進歩しようとも、技術だけでは大きな感動は生まれないということは今までに多くの作品が証明してきたことではあるものの、ピーター・ジャクソン版の『キングコング』では、今まで散々作られてきたコング映画の到達点を見ました。狭い峡谷を無数の首長竜が猛スピードで駆け抜けるシーンやティラノサウルスとの対決、谷底に現れる無数の巨大昆虫など、CGが必然的な技法としてその効果を最大限に発揮し、技術は使い方次第であることを強く思い知らされました。




ノアの箱舟の話のついでもうひとつ。創造主は、ノアに「あなたは、イトスギの木で箱舟を造り、箱舟の中にへやを設け、アスファルトでそのうちそとを塗りなさい。」と言ったと旧約聖書に書かれているそうですが、アメリカのケンタッキー州で造られた、「ノアの方舟」の実寸大のテーマパーク「アーク・エンカウンター(箱舟との遭遇」の写真を見ると、これだけの巨大構築物をイトスギで造ったのだとしたら、相当に豊かなイトスギの森があったという事になります。

 

 

イトスギといっても一般的にはあまり聞き慣れない名前だと思います。ところが私をはじめここ周辺にお住いの人には親しみのある木なのです。というのも、子供たちの通った潮見小学校の校庭には大きなイトスギが植えられていて、学校のシンボルとなっているからです。生徒はもとより、学校を訪れる人は必ず目にするであろうイトスギは、1963年に潮見小学校が青少年赤十字(JRC)に加盟した事を記念して植えられたそうで、詳しくは以前こちらのブログで書きました。

 

 

 

そこでも触れていますが、『ホソイトスギは、樹脂を多く含む雌雄異株の針葉樹で、北アメリカ、ヨーロッパ、アジアに広く分布しています。地中海地方では、レバノンスギと共に古代文明を支えた重要な木と位置づけられています。建築用の木材としても、レバノンスギを越えたのは、このイトスギだけだとされているほどです。20数mになる高木で、樹脂分をたくさん含んでいる事から、宮殿や神殿などを造る際に重宝されたようです。この木からエッセンシャルオイルが採れるのですが、材からも独特の香りがするので、建物にも荘厳なイメージを与えたといわれます。天に向かってまっすぐに伸びる姿は、それだけで背筋が伸びる気持ちになるのは確かでしょう。』、まさに箱舟の木!

 

 

 

ノアの箱舟については、数年前に映画にもなりました。それが「ノア 約束の舟」、主演はラッセル・クロウということで大いに期待したものの、聖書という宗教的な背景がよく分かっていないためよく理解できませんでした。なので、実際に実物大の箱舟を作ったと言われるその箱舟建造の工程や素材を注視して観ていました。もしこれだけの木材の発注が来たら、どこの製材所に発注して、車を何台チャーターして、仮置き場をどこに作ってと、材木屋版の箱舟製作神話を妄想しながら




ノアの箱舟の神話の続き。1959年にアララト山付近の谷で発見されたノアの箱舟らしき巨大な木造構築物の残骸は、その後の調査によって、遺物がシンメトリーな構造になっている人工構築物こと、遺跡の中からネコ科の動物の毛や、石化した動物の糞やシカの角などが発見されている、遺跡の中から高度な技術で作られた金属部品が大量に見つかっていることが分かっています。更に決定的なのは、遺跡の幅と長さは、聖書に記録されている箱船のサイズと同じである事。

 

 

箱舟が発見されたアララト山は、標高5,137m(ちなみに富士山は3,775m)もあって、一体どうやって太古の時代にこれだけ巨大な構築物を作ったのか?大洪水が起きて箱舟が漂流してここに辿り着き、その後水が引いたとしか考えられないというのです。そしてそれを裏付けるのが、構築物の大きさが旧約聖書に書かれているサイズと同じという事(長さ約155m、幅26m、高さ16m)。更にその比率は、現在の大型タンカーでも使われる造船の黄金率だというのです。

 

 

さまざまな証拠を分析した結果、それがノアの方舟の遺跡である可能性は非常に高いという一方で、やはりこういう話にはありがちなフェイク疑惑も後を絶ちません。こういう伝説や伝承は、語り継がれる間にかなり枝葉がついて、話が盛られるものですが、数字がピタリと当てはまったり、あまりにも確信的な証拠が揃いすぎているというのも気になるところ。後から「証拠」となるべきモノを持ってきて作り上げた偽の構築物という疑念も残るようです。果たして真実は・・・?

 

 

歴史を覆すような事実の発見がなかなか認められないのは、それが解明されて歴史が書き換えられると非常に困る、都合が悪い人々が実在するから。そういえば藤子不二雄F先生が、それがタイムマシンが開発されない理由であるという短編を書かれていました。ところで今年の夏にアメリカでノアの箱舟のテーマパーク、アーク・エンカウンターが完成し、そこで実物大のノアの箱舟が作られたのですが、写真を見るだけでもその大きさに圧倒されるのと、本当に作り上げる熱意に脱帽。




徳川埋蔵金発掘の話を書いていて久々に熱くなってしまったのですが、そこには勝者によって書き直された歴史の裏側を見てみたいというひれくれた気持ちがあるからです。歴史は常に勝者によって書き換えられていくもは定説ですが、その書き換えられ抹殺されたはずの真実の歴史は、稀に後世になって表に現れることがあります。それをごく間近で体験したのは、数年前に発刊されて大きな話題となった、明智光秀のご子息によるご先祖様の名誉の回復、『本能寺の変の真実』

 

 

詳しくは明智憲三郎氏の本を読んでいただければと思うのですが(「本能寺の変・431年目の真実」)、こういう歴史の発掘は大好物なのです。ケネディ暗殺事件の真犯人とか、当時の関係者がすっかりいなくなってようやく明かされる往時の資料なんて話は多々あります。あるいはネッシーの写真のように、当事者が死を目にして心の呵責に耐えかねて暴露するパターン。それらもどこまでが本当でどこまでが盛られたものなのか分かったものではなにのですが・・・それも現実。

 

 

そうやってかつては信じられてきたものがひっくり返されることが最近多くあります。科学的な検証によって解明されたものもありますが、分かってほしくないというものもあります。そのひとつがUMA(未確認生物)。正体がわからないことこそが価値でありロマンなので、その正体が暴かれた時点で商品価値は無くなります。同時にロマンも消失するわけで、解明ギリギリで謎を残すというのがロマンを追い求める者のマナー。一方で、伝説や伝承が科学的に証明され箔がつくことも。

 

 

そのひとつが、ノアの箱舟伝説。今さら説明するまでもありませんが、かつて創造主たる神が、古代の罪深き邪悪な人々を大洪水によって滅ぼした時に、箱舟に乗ったノアとその家族や動物たちだけが生き延びたというもの。架空の神話と思われてきたこの伝承ですが、さまざまな調査の結果、これが実話であったことを裏付ける多数の証拠が発見されたのです。物的証拠のひとつとしてもっとも有名なのは1959年にトルコのアララト山付近の谷で発見された木材の巨大な構築物。続く・・・




昨日の『徳川埋蔵金発掘プロジェクト』の話の続きですが、まさにバブル景気が生んだ徒花のような番組でした。結局埋蔵金は見つからなかったものの、最大で地下60mまで掘り下げるなど、重機の無かった時代に到底無理だろうと思われる規模まで突き進み、バブルの狂気を共に楽しんだものでした。間違いなく出ないと分かっててはいても、衝撃の~、驚愕の~、驚天動地の~、と煽りまくる番組の構成と、金さえかければできない事などないという驕りに皆が乗せられていました。

 

 

歴史好きの私としては、歴史がひっくり返る瞬間を見てみたいという思いもあり、毎回毎回ハラハラしてテレビにかじりついていたものです。簡単に発掘されないところにリアリティを感じながらも、結局を出ないんだろうなあという諦観とかすかな期待のアンビバレントな葛藤が楽しくもあり寂しくもあり。いい意味でも悪い意味でもテレビに熱気がありました。それからおよそ四半世紀、再び徳川埋蔵期にスポットが当たったのです。あまりの懐かしさに食事が終わってもテレビの前に。

 

 

番組を頭から見たわけではなかったのですが、今回は徳川幕府の最後の勘定奉行であった小栗上野介の人物像を掘り下げて、かの切れ者ならば何かしら徳川幕府再興の手を打ったはずという期待度を高める構成。前回も発掘に加わった地元の建設業者が登場し、「この人も好きやな~」と顔をほころばせつつ当時を懐かしみながら観ていました。ネット時代になってからも、私はこの手の番組を探して見まくりましたが、埋蔵金伝説についても一定の結論めいたものが出されています。

 

 

実際に埋蔵金はあったであろうが、とっくに掘り出され日光東照宮や寛永寺の建立などに使われてしまったとか、小栗上野介が密かに運び出して赤城山に埋めたのは埋蔵金ではなく火薬だったとか・・・嗚呼、なんと夢がないっ!そんなロマンが無い話を私は信じません。若い頃は疑心暗鬼(ほぼ出ない)だった私ですが、【森のかけら】によってけもの道を進むことになった今となっては断言できます。埋蔵金はあると!地下に無くとも心の底にあると!ロマンを求めない男に仕事など出来るかと!




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