森のかけら | 大五木材


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初の試みであった材木屋での屋外上映会『ホシゾラシネマ』、午後からパラパラと雨が降ったりして、開催が危ぶまれたものの上映時間が近づく頃にはどうにか雨も止んで無事に開催することが出来ました。最初は雨の場合の事も考慮して、倉庫の中の材をはね出して倉庫の中での上映なども検討していましたが、やはり雰囲気的には星空のもと屋外で映画を観たいということで、多くの方のご協力を得て屋外上映という形になりました。今回のこの企画は大五木材女子部主催のもので、私ならこういう発想が出てきません。問題はどれぎらいの人がやって来てくれるのかという事。

そんな心配をよそに、かなり早い時間から近所のこどもたちがわらわらと集まって来ました。子どもの頃ってこういう非日常のイベントとかがあったりすると妙に心がワクワクして、用もないのに随分前から集まったりしていたものですが、きっとそんな感覚なんでしょう。裏の敷地の一角に建てた『小屋』が今回の上映舞台となりますが、近所の子どもたちにとっては、すっかり『遊び場』として定着していて、勝手知ったる場所で上映までの時間つぶし。そのうち辺りが暗くなってきたのでミニ花火大会が始まり子どもたちのテンションも上昇。

今回のイベントは、大五木材がどういう材木屋で日頃からどういい取り組みをしているか、普段ちょっと近づきにくい材木屋の倉庫にも入って、材木屋というものを知って利用してもらおうというのが趣旨で、利益を出すための映画上映会ではないのですが、そうはいってもあまり人が少ないと寂しい。子どもたちは沢山集まって来てくれましたが大人はどうかと心配もしていましたが、やがてひと組、ふた組とおとなの方々も集まって来始めました。近所の方とかも足を運んでいただき、上映が始まる頃には結構な人数が集まりイベントらしくなってきました。

今回上映するのは、宮沢賢治原作・高畑勲監督の『セロ弾きのゴーシュ』というアニメです。タイトルぐらいなら誰でも聞いたことのあろう名作ですが、肝心の話の中身は知らない人も多くて、恥ずかしながら私も今回初めて知りました。宮沢賢治がこの童話を書いたのは1934年(昭和9年)ということで、人物描写や台詞回し、時代背景や当時の価値観など結構個性的。それらを考慮したうえでの演出であろうと思われる、延々と音楽だけで展開されるシーンも私は面白かったのですが、これって今の子どもに理解できるのだろうか少し心配になりました。

子どもたちにとっては映画の内容云々よりも、普段は味わえないような暗闇の中で友達や家族とひと時を過ごすという時間のほうが楽しみだったようで、早速「次はいつするの?」なんて声を聞くと嬉しくなります。ライフスタイルもモノの流れも多様化して、何事もひとくくりでしばれない時代になって仕事そのものに対する考え方、価値観も多様化しています。そんな中で材木屋の仕事って果たしてなんだろうかと考えます。即物的な木そのものを売るだけが材木屋の仕事だろうか。ひとの暮らす空間の「気」を作る木の事を知ってもらう、木の楽しみ方を伝える、材木屋の仕事はまだまだ沢山ある

 




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