森のかけら | 大五木材


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椹と鰆* 

★今日のかけら・#051【椹/サワラ】ヒノキ科/ヒノキ属・針葉樹・埼玉産

木を求めて全国いろいろなところに足を運びましたが、通過したぐらいはあるものの、その地に降り立ったことがない県があと数県ありまして、そのうちのひとつが埼玉県。私の中では埼玉というと大都会の消費地で、山がある県というようなイメージはありませんでした。そのイメージが覆ったのは、全国の素材を求めて各地のブランドを調べていて、「西川材」の存在を知ってからです。ただ四国までは西川材は流通していなかったのでその存在は知っても実物を見たことはありませんでした。実際に埼玉県の木を手にしたのは、流通大手の木材市場に出材されていた『サワラの壁材に触れて。

初めてサワラに触れた印象は、ヒノキによく似ているけれどやや赤味がオレンジ色っぽいという感じ。もう少し特徴があるかと思っていたのですが、これだとヒノキの製品の中に混じっていてもなかなか区別がつきにくいと感じました。その後、長野県産のサワラのパネリングなどをいくらか扱わせていただきましたが、自分の中では少し持て余していました。というのも、ものの本によれば、サワラは四国には分布していないことになっていたので、このあたりでサワラというと、魚のサワラ(鰆)の事で木材としてのサワラの認知度はほぼありません。

私自身も実際に山の中に立っているサワラの姿を見たことがなかったので、ましてそれが埼玉県の都会と結びつかず、なかなかサワラのイメージを広げられませんでした。その印象が変わったのは、たまたまテレビで見たある番組を観てから。それはもう絶滅したと思われていたニホンオオカミが秩父の山奥で目撃されたので、それを探そうというドキュメント番組。そこで映し出されたのは、幻の二ホンオオカミが生き残っていそうな雰囲気がただよう鬱蒼とした山深い秩父の森。改めて地図を広げれば埼玉北東部には広大な秩父多摩甲斐国立公園が広がっていました。

結局番組内では二ホンオオカミは見つかりませんでいたが(こういうものは見つからない方がロマンがあっていいのです)、私の中の埼玉とサワラのイメージは大きく変わりました。それでもまだパネリングとしてもサワラの特徴をいまひとつ見出し切れていなかったのですが、ある日【森のかけら】を整理していた時のこと。何気にサワラを掴むと指にねたつく触感が!見てみるとサワラのかけらの小口面に油分がジワッと滲み出していました。たまたまそういうのもあるんだろうと思ったら、残りも全部同じように油分が!明日に続く・・・

 




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