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年末に、「森のかけら」の事を最近知って詳しい事を訊きたいという方々数人とお話しさせていただく機会がありました。学生さんや主婦の方、木工関係、設計士さん、メディア関係の方々。私としてはもう5年も作っているので(実質的には6、7年)、さすがに新鮮味は薄れつつありますが、何かのご縁でつい最近「森のかけら」の事を知っていただいた方には、240種のかけらが余程新鮮に映るのか、大層な驚きと感動でその喜びを表現していただくこともあり感謝感激なのです。
このブログも5年も書いているとつい、読んでいただいている皆さんがつい商品の事についてよくご承知の体で言葉を綴ってしまい大いに反省しています。いろんな所でいつも同じような話をしているので、商品の説明についても何度も同じことの繰り返しになってはいまいかと控えめにしていたつもりが、説明不足になっていたようです。考えてみれば、過去のブログの内容を探すのって、書いた本人ですら大変な作業ですから・・・。改めて「森のかけら」の商品コンセプトについて。
少し大袈裟な表現をさせていただけるのならば、「森のかけら」は小さく圧縮した森です。森の恵みである「材」の端材から生まれた小さな「木」の集合体です。ひとかけらひとかけらが「世界のいろいろな木」なのです。そのかけらが2つ集まれば「林」になり、3つ集まれば「森」になる。240も集まれば立派なジャングルかもしれません。それらの木、1つ1つには、この世に生まれた意味と役割があります。中には人間にとってはあまり価値がないものもあるでしょう。
いや、本当は大切なのに、今私たちが生きる社会の中ではその生命価値は、きらびやかな経済価値の中に埋没して見えなくなっているのかもしれません。しかし、木は決して人間のためだけに生まれてきたわけではありません。それが建築や家具などに適さないからといって、本来の生命価値が下がることなどありえないのです。森において、彼等には大切な役割があります。鳥や虫たちの終の棲家を提供し、その落ち葉で豊饒な大地を作り、美しい花を咲かせるものもいるでしょう。大地に深く根を張り、大量の水を貯え、森に命のオアシスを与えるものも。そしてこの清らかで大切な空気を作り出してくれます。そんな素晴らしい木々をただ表面的な薄っぺらい経済価値だけで判断してしまって本当にいいものだろうか。これが「森のかけら」を作り始めて私に与えられた命題です。
先日何気なく数えてみたら94種ありました。何の事かというと、【森のかけら】240種のリストの木について個別に解説している『今日のかけら』のアップした樹種の数。全部で240種あって、そのうち日本45種、世界43種の合計88種について解説文(のようなもの)を書かせていただきました。あとの6種は『プレミア36』のもの。240+30(プレミア36の中で重複した6種を除く)=270種中の94ですので、約35%の木をご紹介させていただいた事になります。
1度後紹介したからといって終わりではなく、補足や追加のエピソードや物語はいくらでもありますので、その都度リンクさせて厚みを増したものに出来ればと考えています。自身のライフワークとしても考えていますので、早い全種制覇を目指しているつもりでもないのですが、5年で35%ですからこのペースではあと10年ぐらいかかる計算・・・。さすがにそれまで私ものんびりはしていられないので、とりあえずひと通り240種について、5年以内には仕上げたいと考えています。
この270種以外に、番外編として現在までに16種を取り上げています。それを加えれば110種になりますが、これはあくまで参考記録。まあこういう番外編への脱線が多いので、本編が遅れているのかも・・・。拙い文章、解説ではありますが、それでも全種類揃うのを楽しみにしているよ、なんて心がしびれるような声をかけてくださえる神様のような方が時々いらっしゃるので、止められません!『今日のかけら』にアップしてある木から36種選びたいなんて方も!
そういう寛容な方々のためにも早く100種までいかねばと思っています。っていう言い訳を書く暇があるならさっさと書けって話なんですが、そこはそこ。明日から心を入れ替えて臨むつもりですので、今しばらくお待ち下さい。『誕生木の出口商品』にしてもそうですが、こういう時代だからこそ、自分で自分に負荷をかけなければのんべんだらりと過ごしてしまいます。全国の仲間のお蔭で、【森のかけら】にしかなかった材も新たに製品として入荷したものもあります。
それらの樹種の施工実例が少ない事はご容赦いただくとして、せめて区切りの100種(あと6種)を年内・・・いや年度内の3月までには辿り着きたいと思います!今年になって全国の学校関係の皆様から【森のかけら】のお問い合わせを沢山いただくようになりました。その際に先生からも、樹種ごとの詳しい説明があると助かりますとのリクエストをいただいております。必要とされ求めれる事こそ仕事の本懐!この誓い、今年度末までには是が非でも達成します。
イギリスの小学校に【夢のかけら】を贈った時に、漢字の読めないイギリスの子どもたちのためにネームシールについてどうしようかいろいろ考えて、結局ネームシールをやめて3桁のナンバーをスタンプを押す事にしました。苦肉の策で考えたものでしたが、それが意外に私の周辺でも評判が良くて、購入したいとの問い合わせも幾つかいただきましたので、とりあえず【森のかけら36】のスタンプ・ナンバー版を作ってみました。日本の木18+世界の18のセットです。
3桁のナンバーは、『森のかけら240』のリストのナンバーに準じていますので、それが何の樹種なのかは番号を見てもらえば分かるようになっています。当初は、それだとリストが無いと樹種が分からないとか心配もしましたが、リストはこのサイトでも公開していますし、欲しいと希望される方からも、それについては別に問題ないという声が多かったので、一応リスト表は同封するものの無くした際はサイトで確認していただくという事で商品化に踏み切りました。
新しい商品を作る際には、いろいろと不慮の事態を想定するものですがあまり考えすぎると何も出来なくなってしまいます。あまり考え込んでしまうと、本来の商品の魅力が見えなくなってしまうので、足りない部分は購入者の方に考えてもらう(!)というぐらいのスタンスでいいかなと開き直りました。いずれにせよ、【森のかけら】については、決まった使い方・遊び方があるわけでもありませんので、見た瞬間、出会った時のワクワク感を大事にしたいと思っています。
スタンプの場合、黒茶系の木との相性があって、スタンプの黒が溶け込んでしまい判読できないという心配がありましたが、色の濃い樹種には白いスタンプを押す事にしました。とりあえず今回は、色の薄い樹種を選定しました。従来の商品同様に、専用の桐箱入りで『森のかけら240の解説書』も封入してあります。樹種については変更は出来ません。とりあえず下記の樹種で10セットのみ、¥15,000(消費税・送料込み)で限定販売させていただきます。
樹種は、日本:03アカガシ 020エゾマツ 024オニグルミ 030カツラ 032カヤ 034キソヒノキ 035キハダ 039クスノキ 043ケヤキ 054シデ 075トガサワラ 082ナナカマド 083ニガキ 084ニッケイ 087ネムノキ 100ミズキ 101ミズナラ 114ヤマグワ 世界:124アパ 138ウリン 149グリーンハート 159サペリ 167スリアン 177ダグラスファー 188ハードメープル 191ハックベリー 199ブビンガ 202ブラックチェリー 204プランチョネラ 211ボセ 212ホワイトアッシュ 224メルサワ 230ヤニマツ 231ヨーロッパウォールナット 232ヨーロピアンビーチ 237レッドエルム
※樹種の変更は出来ません。今後、100種のスタンプ版も検討中です。
春は新しい年度の始まる季節、学校関係の入学式はもう少し先の事になるのでしょうが、新社会人たちの胸は希望と不安に溢れていることでしょう。思い起こせば20数年前に私も不安一杯の中で、木材業界に飛び込みました。あれから何度桜を見たことでしょうか。子供達の進学には関係の無い春でしたので、平穏な新年度でしたが、来年は長女の高校進学があります。希望の高校に行ける行けないに関わらず、来年の春に見るサクラは特別なものになるでしょう。
日本人にもっとも愛される花・サクラ。【森のかけら240】でリストアップした木のほとんどが、材として利用されるものですが、サクラは材よりも花の方が認知度の高い珍しい例です。サクラの花言葉は『微笑』。その木言葉をモチーフにしたのが、こちらの『木言葉書(きことのはがき)』です。1つに木に対してそれぞれの人がさまざまなイメージを抱くものですが、サクラについては多くの人が似たようなイメージを抱いているのではないでしょうか。晴れやかな歓喜のサクラ、散り往く悲哀のサクラ・・・
そんなサクラの季節に発売を開始する商品があります。先日、【森のかけら36】の新企画商品『設計士なら知っておきたい日本の木36、世界の木36』の発売を開始させていただきましたが、その入門篇にあたるのがこちらの『住宅設計の木36』です!これから現場で家作りを学ぶ若手設計士の必需アイテムです。『希望に胸を膨らませ住宅産業の世界に飛び込まれる皆さん、世界中にはたくさんの魅力的な木があります。皆さんはそんな木を使って住宅などの設計をされるわけですが、残念ながら現代社会における暮らしの中で木のもの、木の素材を体験する機会は少なくなってきています。昔ならば当然のように身近にあった木の素材が異素材に変わっています。しかし住宅建築現場で主流となるのは木材です。がその木についての知識は、先輩や現場の棟梁、職人さんたちから口伝が教わることが多く、頭では理解できても感覚が伴わないことが多いものです。
木という素材は、見て、触れて、匂って、聞いて、心で感じるものです。木を深く知るためには、普段から身近なところで木に触れることがなによりの近道です。木を学ぶ入門篇として、現代の住宅建築現場でよく使われている木を、日本と世界で36種セレクトしました。240種の「森のかけら」のオールカラー解説書も付いています。』その中身は、青森ヒバ 赤松 銀杏 蝦夷松 樺 落葉松 木曽桧 桐 樟 栗 欅 科木 杉 梻 栃 朴 水楢 山桜の18種。
そして、アピトン イエローシーダー ウエスタン・ヘムロック ウエスタン・レッドシーダー オウシュウアカマツ 紫檀 スプルース ダグラスファー チーク ハードメープル ブラック・ウォールナット ブラック・チェリー ブビンガ ホワイトアッシュ ホワイトオーク ホワイトセラヤ ヨーロッパビーチ レッドオークの18種を合わせた合計36種です。企画商品という事で、先の『設計士なら知っておきたい日本の木36、世界の木36』と同様に¥15,000(消費税・送料込み)で販売させていただきます。希望を胸に住宅産業に飛び込んで来る設計士の卵たちへの入社プレゼントとして、またこれから現場で家作りを学ぶための基礎知識の手引きとして、是非この機会にご検討下さい!木は遠く山奥にあるだけのものではありません。身近なところで大切に長く使ってこそ、『材木』としての役割を果たせるものです。それこそが森と交わした私達の約束事。
★同シリーズの企画商品36も発売中です!いずれもに¥15,000(消費税・送料込み)。
★今日のかけらプレミアム019【チューリップウッド】Tulipwood マメ科・広葉樹・ブラジル産
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| 宝石のような木ばかりを集めた『プレミア36』の中においても、その美しさにおいて他を圧倒するのがブラジル産の『チューリップウッド』です。材木屋のはしくれとして、その存在は以前から知っていたものの、実際に手にしたのは【森のかけら】を作るようになってからの事です。昔風に言えば、銘木屋さんが扱っていた材のひとつで、建築・家具分野では縁の無い存在でした。「普通の材木屋がそんな場違いな木、持っといてどうするの?」いやいや、うちは普通の材木屋ではありませんから! | ![]() |
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この『チューリップウッド』は、ブラジル北東部、パイア、ペルナンブコ州近辺に生育している木で、学名は『Dalbergia frutescens』。花の形が似ている事から別名『チューリップツリー』とも呼ばれる、北米産の『イエローポプラ』とは一切関係がありません。一般的には『チューリップウッド』と呼ばれていますが、頭に産地であるブラジルの名をつけて『ブラジリアン・チューリップウッド』と呼ばれる事もあります。他にもその色調から『ピンクウッド』や『ジャカランダ・ローズ』などの名で呼ばれる事もあります。 |
| ねじれて成長す事から、乾燥中に割れや反りが発生し、クラフト細工などに使用出来る部材にすらも限りがあるとされていますが、気長に自然乾燥で乾かせたのが幸いしたのか、結構コンディションの良い板が取れたので【森のかけら・プレミア36】と『森のたまご』、『森のりんご』にも加工してみました。ヨーロッパ家具においては、その際立った色彩を活かして装飾的な象嵌細工や宝石箱、あるいは硬度を活かしマリンバなどの楽器にも利用されているようですが、産出量も極めて少なく、高価で大変貴重な木です。 | ![]() |
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その存在そのものが『宝石』のようなもので、ベルサイユ宮殿の家具や調度品にも使われ、高貴な方々の目も楽しませてきましたが、今やブラジル政府が出荷を規制しており、そう簡単には入荷できないレアな木となっています。その出口として、【森のかけら】以外に何かないものか探ってきましたが、色合いとともに手触りのスベスベ感も体感していただきたい要素のひとつです。どうぞ、遥かフランス王室の一員になったつもりで優雅な気分で『森の宝石』をご堪能下さい。 ※ 『チューリップウッド』の『森のりんご』と『森のたまご』はこちらで販売中森のかけらオンラインショップ |
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