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| しかしそれは、武勇も智謀も持たず日頃から家臣や農民から「のぼう様」と親しまれ穏やかな男が、内に秘めたる矜持を貫いた決断であります。人生決して勝ち戦ばかりではないけれど、それでも戦わねばならない状況はあります。さて、その『のぼう様』とは、「でくのぼう」を略した呼び名なのですが、では『でくのぼう』とは何ののか?漢字では『出偶の坊』と書きますが、平安時代に作られていた「くぐつ」という操り人形の事です。人が操らねば自分では動けないことから役立たずの意味で使われたりします。 |
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『でくの棒』と表わされることもありますが、本来の『ぼう』の意味は、親しみやすい軽い嘲(あざけ)りを表わす接尾語という事なので、『棒』は誤りで『坊』が正しいようです。ではその『でくのぼう』は何の木で作られていたのでしょうか?物の本によれば、仏像用材の樹種は、飛鳥白鳳時代は主に広葉樹の『クスノキ』が使われていましたが、平安初期になるとほとんどが針葉樹の『カヤ』に変わったようです。カヤが使われた背景については、厳密な規範に沿っていたようで、宗教的・精神的意味合いがあるようです。 |
TBSの開局60周年記念作品という事で、やたらとTVCMが流れていて何度も目にしていたフレーズ『豊臣2軍にわずか500人でケンカを売った、でくのぼうがいた。この男の奇策、とんでもないッ!』が気になって気になって仕方がなかった映画『のぼうの城』を観て来ました。圧倒的多数の少人数で立ち向かうという設定が好きでたまらないへそ曲がり派としては、素通り出来ない作品です。わずか300人の精鋭で、100万人のペルシア軍で立ち向かった『300(スリーハンドレッド)』には及ばないものの、こういう設定だけでご飯が3杯はおかわり出来るます!
2003年に城戸賞を受賞した小説が原作で、作者は和田竜氏。漫画にもなっていて、その存在は以前から知っていたものの、男の雄叫びが戦場に響き、軍議の戦略の駆け引きなど硬派な時代劇ものにはまっていた私は、敢えて手に取る事をしませんでしたが、映画を観た今となっては、それを大いに後悔しているところです。映画は、作者自身が映画作品を前提としたノベライズとして自ら執筆したものだそうですが、この戦いは史実に基づくものだという事は今回初めて知りました。
秀吉の備中高松城の水攻めは知っていたものの、恥ずかしながら「関東七名城」のいとつに数えられ、別名『忍の浮き城』とも呼ばれる忍城(おしじょう)の存在も、忍城の水攻めが「日本三大水攻め」(何でも三大はありますね~)の一つに数えられている事もこの映画で初めて知った事ばかり。そういう意味では変な先入観もなく新鮮な気持ちで鑑賞する事が出来たのですが、城の名前からして、すべてがあまりに出来すぎていて映画的な要素満載。ストーリーは、先のキャッチコピーにすべて集約されていてます。
小田原城を攻める豊臣軍にとって、ただの手柄取りであったはずの忍城。しかし、そこにはひと癖もふた癖もあるつわものどもが集まっていた!久しぶりの映画館でしたが、甲冑の金属音や足音など細かな音がきっちり収録されていて、ドラマを盛り上げる「装置」もプロの仕事ぶり。全国各地で撮影されたというロケハンも素晴らしく、水田に囲まれた忍城の遠景の美しさは、なんと北海道・苫小牧で作られた東京ドーム20個分の巨大セット!随所にプロの仕事が垣間見れます。この項、明日に続く・・・
イベントの秋、各地でさまざまなイベントが開催されています。県内の最近の子供向けのイベントでもすっかり定着した『木の玉プール』も、お陰さまで時々メディアでも取り上げていただいております。木育に対するアプローチはいろいろありますが、体全体を預けられて五感で体感できる『木の玉プール』は、説明不用の鉄板の人気を誇ります。木育は、木に親しむ木の文化を学ぶ体験型の環境教育ですが、その結果・効果が数値で即座に現れる類のものではありません。
地面の深いところに種を蒔く気の長い取り組みですから、本当の意味で興味や関心の芽が出てくるのはかなり先の事になるかもしれません。それでも小さな頃に実体験で感じる喜びや楽しさはかけがえのないモノで、大人になっても記憶の断片に刻まれていくものです。私の場合は、もう少し上の世代(中学校や社会人)での出前授業が多いのですが、なかなか大きな木の実物を持って行くことは難しいので、【森のかけら】などの小物での体験となってしまいます。
日頃本物の木のモノを手にする事が少ない子どもにとっては、みんなが触りまくってほとんど臭いの消えかけたような【森のかけら】からもかすかな木の匂いを感じ取って喜んでくれます。そういう姿を見ると、倉庫の中の木なんか見たらどれだけ驚いてくれるだろうかと妄想してしまいます。やはり、木の授業の最高の教室は、森の中。多と例えば、久万高原町の竹森洋輔君の所の『竹森ガーデン』あたりが最適です!とはいえ現実には予算や時間、人数などさまざまな制約だらけ。
最近は、資料も紙媒体からパソコンに移しましたので、【森のかけら100】を1セット持って行ったとしても、どうにか両手で1度に運べるレベル。最初の頃は、何がどれぐらいの加減も分からず、軽四トラック満載で木材・端材を運ん汗まみれになったりしていたものですが、ようやくコンパクトにまとめらえるようになりました。ただし、その分五感で感じられる『木のモノ』は減ってしまったのですが・・・。容量やコツを下手に覚えてしまうと、昔のがむしゃらさが消えて決まった型に収まってしまいます。木育には決まった正解はないけれど、そろそろ今までのモデルは過度期かも?モデルチェンジをしなければ5年前のモデルでは通用しなくなってきています。自分自身の思考疲労もありますし、戦う戦場も戦術も少しずつアレンジしていかねばなりません。
昨日に続いて、『杉の黒味』の話です。【森のかけら240】のリストから外れたのは、思惑の黒味が揃わなかった事と、『杉』が複数含まれていてかぶってしまうからです。杉としては、ごく一般的な愛媛県久万高原町の『杉』、日本三大美林の一角『秋田杉』、埋没林の『神代杉』、世界遺産『屋久杉』、高知の県木『魚梁瀬杉(やなせすぎ)』の5つがあります。それだけでも、ちょっと「杉おお過ぎ」(!)かとも思ったのですが、この5つはそれぞれに特徴や物語が確立していてどれも外せません。
それで『杉黒味』が泣く泣く落選してしまいました。上記の5つは、ある程度大きな材で見た場合その特徴は一目瞭然なのですが、『かけら』サイズになってしまうと、その差が分かりづらくなってしまうのは悲しいところなのです。『屋久杉』は小さくともその香りに特徴がありますし、『神代杉』は緑がかった灰褐色になっているので見た目で分かります。あとの『秋田杉』、『魚梁瀬杉』、『杉』については、それぞれのかけらを取った材次第、部位次第で材の質感、色合いがかなり偏ってしまいます。
これは杉に限らずどの材にも言えることなのですが、常日頃から見慣れている材だけに、「これが秋田杉?」、「本当の魚梁瀬杉は違う」などと言われることもしばしば。梢から木元まで3,4メートルの大きな材として並べれば特長も分かりやすいものの、個性の強い材の場合、辞典に載っているような特徴が、35mm角の中に確実に現れるわけではありません。『杉の黒味』などは、かけらにしてしまうと色合いの美も重要感もうまく反映されません。黒く水を手にすくってみると、透明に見えるようなもの。
それでも、色合いが淡すぎて落選したこの『杉の黒味のかけら』とて、こうして並べてみれば不思議な魅力を感じるではありませんか。【森のかけら】には、植物性オイル『オスモカラー』を使っていますが、杉にこの塗料を塗ると赤身部分と反応して赤紫色になってしまいます。それが数年の在庫期間でやや経年変化して独特な色合いに変化。これはこれで30個集めて『杉の黒味のかけら30』にしてしまうおうかとも考えたのですが・・・結局収拾がつかなくなるので『夢のかけら』の中で活躍していただく事になりました。
先日の『夢のかけらローラー大作戦』で、眠っていたかけらの在庫が久し振りに現れました。その中には、ただのB品(傷や虫穴、割れ、変色、加工ミス、欠損、収縮等)だけでなく、『森のかけら240』のリストから泣く泣く漏れたものもいくつかあります。それらの樹種については、今までにも何度かこのブログでも触れてきました。もうこれから新たにリストに加える事はないのですが、どうしても『モッタイナイ』感を割り切れずに、どうするつもりでもなくとりあえずストックしていたものも幾つかあります。
今回の『夢のかけらローラー大作戦』では、そのかけらたちにも英断の鉈をふるいましたが、それらだけを集めてみると、1個1個ではそれほど魅力は感じないものの、10数個が集まるとそれだけで何やら「数の力」が現れてくるのか、不思議な面白さが生れてきます。例えば、この『杉の黒味』。初期の【森のかけら120】ではリストアップしていたのですが、240種にモデルチェンジした時にレギュラーの座から滑り落ちました。私のさじ加減ひとつではあるものの、戦力外通告を伝えるのは辛いもの・・・。
せめてここで取り上げる事でお詫びに代えたいと思います。杉には、芯に近い部分の赤身と、その周辺の白身部分の辺材に分けらます。その混在する色合いの違いを、源氏と平家の旗の色に例えて、『源平(げんぺい)』とも呼ばれています。私が【森のかけら】で加えたかったのは、その『源平』の杉ではなく、赤身は赤身でも、俗に『カラス』と称される真っ黒い赤身のかけら。赤黒い杉『カラス』は、雨の多い湿地帯や谷間に多く、鉄分が混じったような濃い赤黒色をしていて、その重さも鉄並み!
乾燥しても普通の杉ほど赤身が褪めないのですが、一般的には見た目の悪さと重たさから建築材としては敬遠されます。ただしものは使いよう、ある地域ではこの強さに着眼して土台としても利用されています。また腐食に強いことからも船材としては重宝されます。これが、要らない時は沢山あったのに、いざ探すとなるとなかなか・・・。原木を挽きたての時は真っ黒でも乾かせるとどれもこれも、ちょっと濃い目の赤褐色になってしまいます。それで結局【森のかけら240】のリストからは外してしまったのです。
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