森のかけら | 大五木材


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20130304 1昨日に続いて、京都造形芸術大学の卒業制作展、原衛典子さんの木のブロック玩具「WLY」(ヴュリ)についての『松島レポート』です。プロの方の感想は・・・『美しい形状のブロックで、面白い角度でつなげられるので出来上がるものが「分子構造」のようで面白い。樹種が12種くらいあるので色の表情の変化があり、作るものをなにかに「見立てる」上でも役立つ。テーブル、イスなども含めた遊ぶシステムとしてプレゼンされており、収納も含めた一貫性をもっていてよく考えられている。

 

20130304 2あえて注文をつけるとしたら、ブロックの形状は必ずしも大きさなどは揃っていなくて、精度や仕上げは揃ってはいない。(木工の専門家が制作したわけではないので無理もないのだが)また、6mm棒を差し込む穴も単に6mmの穴があいているだけなので使い込むとゆるゆるになってきていてジョイントを保持できないものもある。棒は袋に入ったのを出して使うようになっていたが、棒もテーブルにヘコミがあってそこにザラザラっと入れて自由に取れるとかそういう工夫があればもっと良かった。

 

20130304 3テーブルの穴が少ない。もっと規則的にたくさんあいていて、ブロックをいっぱい立てて作れるほうが楽しいのではないかなと思う。ちなみに、制作したご本人はいなかったが、同じ学科の子が話しているのが聞こえてきて制作の様子を知ることができた。それによるとまずサイコロ型の木を作り、それを決まった角度で切れるような治具を作って丸ノコで切っていったとのこと。かなり苦労して制作しただろうなと思われる。』

 

20130304 4なるほどなるほど・・・納得です。さすが実際に「お金をもらう商品」を作られているプロの方の視点は違いますね~!弊社でも『森のかけら』など自社の端材を原料としてオリジナル商品を作っているものの、実際の仕上や磨き加工は外注しており、『ものづくり』といってもプロデュース的な関わり方がほとんどで、具体的な加工現場での苦労や工夫には目が届きません。いくら機械が高精度になろうとも、魔法の箱があるわけではなく、そこに「」が介在してこそのものづくりです。

 

20130304 5松島さんが訪れた時に生憎、作者の原衛典子さんは不在でしたが、自分が作ったモノをその道のプロが見てくれるというのは大変貴重な体験だと思います。それだけこの作品が優れて個性的なものであるという事の証明でもあります。またこれを見たセンスある大阪の木材関係者の方からも、木製の分子構造モデルとしても面白いと、具体的な商品開発のヒントもいただきました!こういうご縁で新商品を生み出す事が出来れば、それこそ産学融合。至る所に新商品のネタとご縁あり。




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