森のかけら | 大五木材


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20130311 1先日の休日の夕方遅く、それぞれの部活で時間の都合がつきにくい3人のこどもたちの調整がどうにかついたので、閉館時間が迫るなか大急ぎで向かったのが、愛媛県美術館で開催中の『手塚治虫展』。今月末までの開催ですが、家族の時間が揃う休日を考えればこれがラストチャンス。子供達が大きくなるに連れて、家族一同でどこかに出かけるタイミングがドンドン難しくなっていきますが、それも成長の証でしょうか。みんなで一緒に動けるうちに行ける所には行っておかねば。

 

20130311 2漫画の神様・手塚治虫先生がお亡くなりになってもう20数年が経ちました。我々の世代は、子供の頃からリアルタイムでその漫画に親しんできておりますが、今の子どもたちにも鉄腕アトムブラック・ジャックはじめ多くのキャラクターが認知されており、その息の長さにはただただ恐れ入るばかりです。人は二度死ぬと言われていますが、一度は肉体が滅ぶ事。そして2度目の死は、その存在が皆の記憶から忘れ去られた時。そう考えると、手塚漫画は永遠の命を生きているのかもしれません。

 

20130311 3私は中学時代にある大人の方から『火の鳥』のハードカバーをプレゼントされました。たしか『鳳凰篇』と『黎明篇』だったと思います。それまでも手塚先生の漫画は、鉄腕アトムやジャングル大帝、リボンの騎士、ブラック・ジャックなどを通じてよく知っていましたが、成人漫画としての手塚作品に出会った瞬間でした。『火の鳥』に関しては今さら説明の必要もないでしょうが、亡くなる寸前まで手塚先生がライフワークとして書き続けた、壮大なスケールの生命の本質を描いた物語です。

 

20130311 4OO篇と名付けられた多くのバリエーションがあるのですが、古代から現代、未来まで、時空を超えて登場するキャラクターたちが「永遠の命・火の鳥」の生き血を追い求めて苦悩します。時代も場所にかけ離れているのですが、キャラクターたちの思想や運命は連綿とつながっていて、それぞれが完結した話になっていますが、どこから読んでも話はつながる仕組みになっています。中学生の私は、その圧倒的な世界観と死生観に魅了され、すっかり火の鳥の虜になってしまいました。この話、明日に続きます・・・




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