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このブログを書き始めて5年目になり、延べにして1500日を超えました。さすがに当初からご覧いただいている方ばかりではないので、ある日突然このブログをご覧になった方は、なんで普通の材木屋がやたら映画やプロレスの事に詳しく、本筋を離れたようなことばっかり書いているのかと思われるかもしれません。特に最近、映画の話題が多いのでここで改めて、なぜにそんなに映画が好きなのかと、大学時代に本格的に映画に目覚めた頃のお話をまとめさせていただきました。
あれは昔々・・・大学時代、映画研究部に所属していて8㎜映画を撮っていました。昔から映画が大好きでしたが、故郷の町からはいちばん近い映画館でも電車を使わねばならない距離で、子どもの頃は映画館は遠い存在でした。なのでもっぱらTVで放送される、小さなスクリーンの映画を観るしかなかったのですが、逆にその飢餓感が私を映画に夢中にさせたのです。その反動から、大学に入ると映画館で年に200本以上も映画を観るようになりどっぷりと暗闇の快楽を堪能する事になりました。
さらに8㎜フィルムの映画製作にもはまり、部での活動以外にも自主制作で何本か映画も作りました。当時はまだデジタルは浸透してなく、フィルムが全盛でしたのでバイトで小遣いを貯めてはフィルムを購入していたものです。全国的にも学生による自主制作の8㎜映画は沢山作られていて、その作品を競うコンペティションの最高峰が、『ぴあフィルムフェスティバル』でした。確か大学3年の時に、松山でもその受賞作を集めた映写会が開催されることになりました。
その関係者の方の中に、うちの部ともお付き合いのある方がいらして、私たちもお手伝いに伺い、映写会にも参加しました。そこで初めて、全国レベルの8㎜というものを体感しました。もっとも衝撃を受けたのが、『いそげブライアン』という作品。1986年に入選した作品。最強のタッグチームだったブライアンとチャーリーは、ある日離れ離れになり、別の人生を歩み始める・・・。その生きざまを、喋りっ放しのモノローグと畳み掛けるイメージによって、青春を全力疾走する渾身の映画です。
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