森のかけら | 大五木材


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20130307  1コペンハーゲンの街にも雪が積もり、ゲフィオンの泉の隣にあるゲフィオンの泉の隣にある趣のある煉瓦造りの建物・聖オルバン英国国教会㊨も雪の中。ことごとくの風景や建物が絵になります。前回の藤山さんの時にも感じましたが、(藤山さんの場合は、プロのカメラマンですから当然でしょうが)レンズに映る街並みの凛とした美しさは目を見張るばかり。その背景に背負っている「文化」や「歴史」もレンズに映り込むからでしょうか。周辺の風景との溶け込み方に、どういう街でどういう風に生きていくのかという、街の人たちの意識の高さが窺えます。その国に文化を知りたければ、まず市場に行きなさいと言ったのは、確か開高健さんだったと思います。自分が世界中を旅する事はできなくとも、こうして友人・知人が世界中に『かけら』を運んでいただく事で、その国の木のモノに対する反応を知る事が出来るのは非常に嬉しいことです。

 

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木のモノで知る国の文化、それを調べるために「かけら特派員」の皆さんにお願いしているのは、『木言葉』を刻んだメッセージ・ツール『木言葉書(きことのはがき)』を、その国の切手を貼って私の所へ送っていただく事。今までに、イギリス、オーストラリア、デンマーク、イタリアなどの各国から送っていただきました。かけらが訪問した国は、更にその倍にも及びます。今回もコペンハーゲンから無事に『栂の木言葉書』が日本に届きました。

 

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日本の感覚でいえば、送った郵便物が届かないなんて事はあり得ないように思われますが、世界では正確に届く事の方が不思議(?)なような国だってあります。現に過去にも1度日本まで届かなかった例もあります。そもそも木のハガキがいくらで日本まで届くのかも分かりませんので、どこの国からいくらで届くのかを知る楽しみもあります。そのため街角のポストではなく、その国の郵便局に持って行っていただき、受付で面倒な「交渉」をしていただく事もしばしば・・・。

 

20130307 4見慣れぬ木の郵便物への対応に、ちょっっとした騒ぎ(受付の方が戸惑い、いくらの切手を貼ればいいのか奥の方で揉める・・・)になった事もあったようですが、それでも今まで拒否された事はありませんでした。途中で割れてしまい、テープで補強されて届いた事はありましたが。世界の国々の郵便物の規格の中で、恐らく日本のそれが一番細かく厳格だと思います。同じく国から送っても切手の値段がバラバラな事もあるので、きっと担当者レベルで判断したんだと思います。見慣れぬ異国人がやって来て、遥か遠い故郷にハガキを送ろうと思って対応いただいたのか、ただの業務だったのかは分かりませんが、規格にあろうがなかろうがどうにか届けてあげようと思って考えてくれたのかもしれません。形にとらわれない事へ対応する人の思慮深さ、その積み重ねが文化と呼ばれるものなのかもしれません.

 

※ 今回は、14.50デンマーク・クローネで届きました(約242円)。




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