森のかけら | 大五木材


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20130312 1それから小遣いをはたいて、『火の鳥』を買い漁りむさぼるように読みまくりました。今の私の世界観の根幹は『火の鳥』によって形成されたといっても過言ではありません。人は死んだらどうなるのか、命の果てはどこにあるのか、突き詰めて考えれば考えるほどに怖くなり、死や老いの恐怖を強く感じました。今でも時々『火の鳥』は読み返したりしますが、あれから30余年経ってみてもまったく色褪せる事のない死生観・宇宙観には改めて神様の凄みを感じずにはいられません。

 

20130312 2その火の鳥(鳳凰)が止まる木が。桐は鳳凰が止まる神聖な木とされてきました。桐に鳳凰の図柄は古来より好んで使われた格式のあるデザインです。桐紋は皇室の副紋とされる格式の高い紋章であり、永遠の命を生きるという鳳凰と合わせて、縁起のよい組み合わせとされています。桐が燃えにくいとされるのは、表面が炭化層となって断熱材のような役割を果たして内部まで燃えるには時間がかかるという事ですが、鳳凰が止まる木だから燃えにくくなったのかも・・・

 

20130312 3幕末期の青春群像を描いた『陽だまりの樹』という作品もありますが、タイトルや内容に樹や森などを取り入れた作品が多数存在します。その観察眼はそれぞれの木の物語にも鋭く切り込み、感動的なドラマを生み出しています。ただの木としてではなく、樹種までしっかり明記した作品が多いので、いずれ『今日のかけら』などでご紹介させていただきます。売店でも子供達に漫画を買ってやりましたが、自分がそうであったようにそれぞれの年代で感じ取るものはあると思います。

 

20130312 4閉館時間ギリギリまで神様の軌跡を堪能して家路に着きました。今までに神様のゆかりの地・宝塚にある『手塚治虫記念館』にはもう何度行ったかも分かりませんし、京都に出張の際にはJR京都駅ビルの「京都手塚治虫ワールド」にも必ず立ち寄っていました(2011年1月に閉館となってしまいました)が、久し振りに神様の足跡に触れることが出来て大満足です。弊社2階のショールームには、結婚して間もない頃に購入した鉄腕アトムがいつでも希望の未来に向かって飛んでいます。




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