森のかけら | 大五木材


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20130410 1実家に帰省した時、『木材屋の看板を失うと』ほとんど役に立たない私の務めは、その時実家に居る兄弟たちの子供たちをどこかに遊びに連れて行く事。といっても車で往復1時間前後が目安となりますので、そんなに遠くに行くことは出来ません。しかもテーマはなるべく自然系。おのずと行動範囲は狭くなり、同じ所もNGとなると、年々行く場所も限られてきます。いつも大体6,7人程度の集団行動となるのですが、そんな事に悩むのはせいぜいあと数年の事。その間せいぜい楽しく悩みます。

 

20130410  2それで今回、目をつけたのがお隣の県・高知県梼原町。実家からは車で20分も走れば梼原に入ります。隣県とはいえ、梼原町からは本業の木材も仕入させていただいているだけでなく、兄嫁の里であり、昔からよく訪れていましたが、この仕事をするようになって改めて梼原町の魅了を知る事になりました。山間部の自然豊かな町ですが、実家に居た頃は田舎にとってそれは当たり前の見慣れた日常の光景で、何も無い事が不満にしか感じられませんでした。

 

20130410  3それが、木の仕事を始めてからようやく木の面白さが分かってきて、それから更に10年経って広葉樹の魅力にはまりました。そこから更に数年を経て、建築材や家具材以外の広葉樹の出口を知るに至って、広葉樹の無限の可能性を知ってからは、地元の山々がまったく別のものに見えてきたのです。嗚呼、なんと50年近くもこの素晴らしい宝物に気がつかなかったのかと、悔いいるばかり。それは『素材』としても魅力だけでなく、美しい花や葉を咲かす『樹』としての素晴らしさ

 

20130410  4広葉樹は山にあっても輝きを放ちます。そんな広葉樹の里が、梼原町にありました。『雲の上ホテル』に隣接した『太郎川公園』です。 太郎川公園は、山の斜面に13.2haの敷地を持つ公園で、散歩が出来るほどの広さがあります。その中に競うように広葉樹が植えられ、今まさに芽吹きの季節。また、アスレチック、ジャンボ滑り台などの木製遊具、草スキー場、キャンプ場などもあって、我々家族にはまさに理想郷だったのです。こんな近くに理想郷があったとは・・・灯台下暗し!

 

所在地・・・ 高知県高岡郡梼原町太郎川3799-3
連絡先・・・梼原町役場(産業振興課)0889ー65ー1111
コテージ・・・雲の上ホテル 0889ー65ー1100




20130409 1ここしばらく更新の出来ていなかった『ちょこっと端材』ですが、本日10点ほどアップしました。今までは、建築・家具などで発生した端材を使い【森のかけら】などを作り、更にそれでも手に余る材を『ちょこっと端材』としてネット販売していましたが、その後「さらに小さな端材」の出口として『モザイクボード』や『森のこだま』、『森のたまご』、『森のしるし』などの商品が増えた事もあって、『ちょこっと端材』に回せる分が減っていました。その間に溜まった分を今回まとめてアップしました。

 

20130409 2端材というだけのものならば、今でも倉庫の中には山ほどあるのですが、サイトにアップして販売するとなるとそれなりのボリュームや品質を担保せねばなりません。本当は、定期的にテーマを決めてアップしたかったのですが(例えば赤い色の木特集とか北欧材特集、アフリカ材特集、楽器に使える木特集などなど)、絞り込みテーマと材料の収集、更新の編集作業などに手こずり、すっかりご無沙汰になってしまっていました。それでとりあえず揃ったものから順にアップしていく事に。

 

20130409 3最近ではリピートしてくださる方も多くなって、お陰で全国各地からご注文をいただくようになっていたのに、新作の更新が出来ていなくてご迷惑をお掛けしました。各樹種の商品説明についても『今日のかけら』と連動したかったのですが、あまり理想ばかり掲げても木工ファンの方に申し訳ないので地道に更新していきます。そのお詫びの気持ちもあって、今回『セドロ』や『パープルハート』など過去に人気のあった材をまとめてアップしました。それと『モザイクボードの端材』も初登場です。

 

20130409 4とはいっても、針葉樹単体のモノと針葉樹・広葉樹混合版の初期のパイロット・バージョンの端材です。ようやく軌道に乗ってきた広葉樹の出口・モザイクボードですが、製作初期段階は試行錯誤の連続。出来上がりのイメージこそあったものの実際に作ってみたらどうなるのか?強度や色合いのバランス、肌触りなどを確かめるために作っては試し、作っては試し・・・そこで発生した初期の頃の試作品の端材を今回アップしました。これもモザイクボードPRの一環。ご興味のある方は是非どうぞ!




20130408 1時間が合えばときどき見ている番組、NKKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』。以前に高知県のデザイナー・梅原真さんが取り上げられていた時も偶然観ていて後日ご本人とお会いする事になったので、その丁寧で熱い番組作りには、かつての同局の『プロジェクトX』のような印象を持っています。先日たまたまチャンネンルを合わせた時が脳神経外科・坂井信幸さんの回でした。何の予備情報もなかったので、漫然と観ていたのですが、途中からグイグイと引き込まれ・・・!

 

20130408 2年間で400件をも超える手術をこなす坂井先生は、1日の睡眠時間2、3時間という過酷なスケジュールの中、手術不可能と言われた重症の患者の命を救ってきた、全国でも屈指の脳神経外科だそうです。阪神タイガースをこよなく愛し、いついかなる緊急オペにも対応できるようにと、病院のすぐ近くに住み、病院に宿泊する事もあるという情熱のひと。医療の事については全く無知ですが、ひとりのプロフェッショナルとして、その口から発せられるひと言ひと言に重みがあります。

 

20130408 3あなたにとってプロフェッショナルとは?という問いに対して、「レベルを超えたところの知識や技量を持っていて、それをどう発揮したらいいかを模索している人」とさらりと答えられる坂井先生は、30代の頃血管内治療の手術で患者を亡くされた事があると。手術そのものは成功したものの、自分で「いける」と判断したわずかな施術によって、治療後患者の指先にわずかなしびれが残り、精細な手先の仕事の職人であった患者はそれを憂いて自ら命を絶ってしまったという事でした。

 

20130408 4そういう話を隠すこともなく話される先生の覚悟、「思いだけで、願いが通じるとは思っていない。結果を出す事がすべてだ。そうでないと、本当の意味で患者さんや家族の願いを考えられる医者じゃないと思う」。実践者の言葉は深く、職種や世代を超えて心に響きます。失敗=死につながる重い責任感のある仕事の中で、「恐れを超えて最善に挑む!」そのチャレンジ精神にただただ敬服、圧倒。翻って我が身のいかに軽薄空疎なことか・・・材木屋のプロフェッショナルの道、まだまだ遥か・・・。




20130407  1少し前の近所の風景ですが一面の菜の花。この季節、の薄紅色と菜の花の黄色の鮮やかなコントラストが目を楽しませてくれます。桜は材もさることながら、その花で私達の目を楽しませてくれる『愛でる木』の代表です。私は木(立木よりも材としての木)には異常に興味があるものの、花についてはほとんど知識もなくて、恥ずかしながら自分の庭に咲いている花の名前もよく分かりません。菜の花ぐらいはなんとか・・・。

 

20130407  2木の名前同様に、花の名前にもそれぞれの由来がありますが、材としての用途(あるいは樹皮や染料など)を主な由来とする木に対して、見た目の印象や特徴を由来とする花の名前にも面白いドラマが潜んでいるはずです森の中を歩いていて、出会う木の名前を次々に言い当てられるのが理想なのですが、原木を扱わない材木屋としてはハードルが高く、生涯修行!こればかりは、実際に触れてみないと家の中で図鑑と睨めっこしても身に付きません。

 

20130407  3さて、菜の花の事をブログでアップしようと思っていたら、たまたま次女が小学校の音読を聴いてと、持って来た教科書にその情景を見事に詠った素敵な詩がありました。長女が小学生の時にも音読は聴いていましたが、その時の教科書にも載っていたそうですが、どうやら聴きそびれていたようです。その詩のタイトルは『風景 純銀もざいく』。偶然の出会いでしたが、そのタイトルに『もざいく』が付いているのはもはや運命なのかも?!う~ん、純銀もざいくとは言い得て妙!

 

20130407  4作者は山村暮鳥(ぼちょう)。1884~1924 詩人・作家。詩集に『聖三稜玻璃』、童話に『鉄の靴』などの作品があります。私はこの教科書の詩で初めてその存在を知りましたが、暮鳥といういかにも詩人のような名前はペンネームで、本名は土田八九十(つちだ はくじゅう。本名も充分に作家らしいものです。40歳の若さで結核により病死しています。初めてこの詩を聴いた時、近代詩かと思ったら、大正時代に書かれた詩です。なんとリリカルでしなやかな詩でしょう。

 

20130407  5この詩は、3つのセンテンスに分かれていて、「いちめんのなのはな」というフレーズが24回も繰り返され、各センテンスの中に違うフレーズが1つづつ混じっています。「いちめんのなのはな かすかなるむぎぶえ」、「いちめんのなのはな ひばりのおしゃべり」、「いちめんのなのはな やめるはひるのつき」。繰り返し読めば読むほど、眼前に広がるいちめんのなのはなが春の匂いとともに鮮やかに浮かび上がってきます。木の表現方法ももっともっとしなやかであらねば!




20130406 1桜の開花を決める基準木があるように、私にとってその場所に行くたびにその成長が気になる木があります。以前にもこのブログで何度も紹介させていただいた事のある、私の実家から家内の実家へ向かう道の脇にある『オニグルミ』がそれです。決して大きな木でもありませんし、そのあたりで特別な木だというわけでもありません。子供の頃から何度(数百回も)その傍らを通ってきたものの、その存在を意識するようになったのは、この仕事をするようになってからの事です。

 

20130406 2そのクルミをいずれ伐採してどうにかしようとか思っているわけではなくて、立木の状態で季節ごとに違う姿を追うのが楽しいのです。山で伐採された原木を製材所で製材して、葉も実も皮も無くなった「木」を扱う流通業者としては、通常見る事のないものに憧れるのです。道路から数メートル下の所に生えているのですが、道路から少し手を伸ばすとちょうど枝の端に触れることがある位置にあるので、季節ごとのクルミの芽の様子が、文字通り手に取るように分かります。

 

20130406 3胡桃といえば誰もが思い浮かべるクルミのは、堅い核に実を包まれた姿でしょう。木に付いたその姿を見たことのある人が少ないのは、目にしていたとしてもそれがあのクルミだと認識していないからでしょう。私もこの1本のクルミの木と出会ってから、材としてのクルミだけでなく、実や葉や花についても意識するようになりました。材に留まらず、その葉や実、花にまで物語や特徴の話しが及ぶと、一気に世界が広がっていきます。

 

20130406 4こちらが4月上旬のオニグルミの芽の姿。今まさに葉を広げようとする少し窮屈そうな姿。春には春の、夏には夏の、それぞれの季節ごとの成長の証を見ていると、このクルミの木がとても愛おしく感じられてしまうのです。その場所は決してクルミにとって適した環境ではないでしょうが、そこで毎年一生懸命に命を繋いでいく姿を見ていると、『材』という視点とは別の感情が湧いてきます。材や食料となるわけでなくとも寡黙に生きるクルミの木。木の役割ってなんだろうと改めて考えるのです・・・。




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