森のかけら | 大五木材


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20140412 1  昨日に続いてホエールズの話。その大洋ホエールズは、1960年に優勝して以来、1998年に大魔神・佐々木投手などを擁して優勝するまで長い低迷期にありました。その辛さは、1987年から2001年までの15年間に再会を0回も経験するという魔の暗黒時代を過ごした阪神ファンとしてはとてもよく分かります・・・。大洋時代には、カミソリシュートの平松政次をはじめ、松原誠、山下大輔、基満男、長崎慶一、高木豊、斉藤明雄、野村収など職人技を持ったいぶし銀の選手が沢山いました。

 

20140412 2そういえば「巨人の星」の左門豊作も大洋の選手でした。かつてあまりに弱くて白星を献上してしまう事から『横浜大洋銀行』などと揶揄された時代もありましたが、1998年に優勝した年は自慢のマシンガン打線が炸裂して、日本一まで一気に駆け上がりました。わが阪神との相性は、歳によって極端なのですがなにとぞお手柔らかにお願いしたいものです。その弱小大洋ホエールズ時代に入団し、豪快なホームランを打って、「オバQ」の愛称で親しまれ人気を博した田代富雄という選手がいました。

 

20140412 3現役引退後は監督代行まで務めながらも、親会社の球団経営にも翻弄され解任され、思うような成績は残せませんでした。それでもあまり彼を強く非難する声がなかったのは、戦力不足に対する同情もあったでしょうが、氏の人間性によるものだと言われました。その田代富雄について書かれた『最後のクジラ~大洋ホエールズ・田代富雄の野球人生』は、昭和のプロ野球を知るファンであれば、贔屓チームの垣根を越えてたまらなく愛おしくなる一冊です。私は週刊誌に連載されている頃から読んでいました。著者の赤坂英一さんは、1963年広島生まれのスポーツライターですが、よくプロ野球の記事も書かれています。世代が近い事もあって共感し合えるネタが多い事もあるのですが、他のライターとはひと味違った、スポーツ選手の「ひととなり」にスポットを当てた人情味あふれる筆致が大好きです。以前に巨人の川合選手の事についても書かれた『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』もお薦め!

 

 

20140412 4さて、なぜ突然にその大洋ホエールズの懐かしい話を持ち出したのかというと、先日、国際司法裁判所は日本の南極海での調査捕鯨を国際捕鯨取締条約違反とする判決を出し、それに伴い予定していた北太平洋での調査捕鯨を日本が延期したというニュースを知ったからです。少し前にも日本の捕鯨の現状ついてご紹介しましたが、反捕鯨については単純な動物愛護や生態系保護だけの問題だけでなく各国のさまざまな政治的思惑も絡み合っていて難しい問題となっています。この項、更に明日へ・・・

 




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