森のかけら | 大五木材


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20150806 1沖縄の旧首里城守礼門の修復工事で求められた『イヌマキ』ですが、生憎沖縄では手配できず鹿児島や宮崎などの九州各地の県から供給してもらい事無きを得たそうです。琉球王国時代は、イヌマキを計画的に植林して定期的な修復用に備えていたらしいのですが、その後植林事業が継続されず今回の事態となったようで、復元作業を契機に4000本の苗木を植えて、50年か100年先の修復の対応しようという試みがされているそうです。イヌマキに限らずこの手の話は多々あります。

 

始めてイヌマキの材を買ったのは20数年も前の事ですが、その頃はイヌマキに対する知識も関心も薄くて、それこそ『コウヤマキのまがいもの』なんてぐらいにしか考えていませんでした。なので、欲しくて買ったというよりは欲しいものとセットになっていたので仕方なく買ったという感じだったのですが、今にして思えばもっと買っておくんだったと強く後悔。そういう経験があるので、今は一期一会の出会いを大切にして、気になった木はとりあえず買っておくようにしています

 

20150806 3まあ、そんな事をしているからドンドン在庫が増えていってしまうのですが・・・。しかし、これからも国産材のちょっと珍しい木はますます入手が難しくなってくるのは間違いありません。材そのものが少なくなっているという事もあるでしょうが、それ以上に深刻なのはそういうレアな木を取り扱う業者の数が激減してしまっているという事。以前からお世話になっていた宮崎ルートもほぼ壊滅的となり、マニアックな国産広葉樹の道は絶たれたかと思っていたのですが、捨てる神あれば拾う神あり

 

拾う神の話はまた改めてする事としますが、そんな宮崎からかつて仕入れたイヌマキな材が幾つか残っております。大き目の板はほぼ売り切ってしまったので、薄い板や小さな角材が主ですが、イヌマキについては次の供給ルートが見つかるまでは、販売用としてではなく、自社のオリジナル商品のための貴重な原料として保存しておかねばなりません。わずか35㎜角の【森のかけら】といえども、材が無くては話にならず。そんな【森のかけら】ももうすぐ累計で700セットになります!




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