森のかけら | 大五木材


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★今日のかけら番外篇・E036タタジュバ】 Tatajuba  クワ科・広葉樹・中南米産

長い年月をかけて全国に張り巡らした木材のネットワークから日々いろいろな情報が入って来るのですが、なにぶん木フェチ度が極めて高い連中ばかりなので、入ってくる情報もかなりいぶかしい、いや胡散くさい、いやマニアックなものばかり。またこのネットワークは一方的なモノではなく、双方向の関係にあるので、こちらからも情報を流します。そんな情報網からは、「OOという木知ってます?今丁度市場に出ていますけど・・・」なんて悪魔の殺し文句が届けられます。

 

だいぶ前の話ですが、その時私の耳に入った木の名前は『タタジュバ』。そんな木があるという事は聞いた事があったものの実物を見るのは初めて。そもそも【森のかけら】を作り始めたきっかけは、世界中の木を見てみたい、触ってみたいという壮大な欲求から始まったものですから、まだ見ぬ木をスルーなど出来ようはずがありません。買って何に使う、どうやって誰に売る、そんな事は後回しです。私の信条は、『木との出会いも一期一会』。欲しいと思った時に買わずして何度涙を流したことか。

 

という事で仕入れた『タタジュバ』。後から買った木の事を調べて、次第にその素性が分かって来るというのも楽しみのひとつなのですが、多分普通はその逆で、素性とか分かってから買うのでしょうが・・・。とりあえずタタジュバについて、メキシコから中央アメリカを通り、南アメリカの北部並びにペルー、ブラジル、アルゼンチンまで広い地域に分布するクワ科の木で、通常18~24m、直径500〜600㎜ほどになるという事ですが、中には樹高40m近くまで成長するものもあるとか。

 

稀に直径が1mに及ぶものもあるそうですが、私が仕入れたのもストレートカットで幅が500㎜以上ありました。買ってからだいぶ経つもののまだ自分で『堪能中』で、まだ売った事はありません。こういう初物は焦って売ってはいけません。素性をよく理解しておくことも大事ですが、なにより自分がしっかり味わっておきたい!それこそが材木屋の特権。気乾燥比重が0.77という事ですが、乾燥しているせいか実感としてはそこまでの重さは感じられません。では、削ってみましょう!




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