当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。
本日は倉庫整理。当たり前の話ながら趣味や道楽で木を買っているわけではなくて、売るために買っているわけですが、必ずしも『先入れ先出し』というわけにはいきませんし、仕入れた材すべてに平等にスポットライトが当たるわけでもありません。これぐらいのサイズのこういう樹種の材がこれぐらいの値段だったら売れるだろうという思惑で仕入れるわけですが、タイミングよくすぐ売れるものもあれば、一向に声が掛からず長らく倉庫の中で埃を積み上げてしまうものもあります。
それは仕入れの見込み違いという事もありますが、弊社の場合は自社でオリジナル商品を作っている関係もあって、半年や1年ぐらいの短いスパンでの回転率を考えているわけではないので、焦りや後悔はないものの)、あまりにも忘れさられた状態が続くと(10年とか)、木に対して申し訳なかったなあという気持ちになります。例えるならばドラフトで指名しておいて、チャンスを与えずずっと二軍暮らしさせたようなもの。その1つが、今日奥の方から引っ張り出してきた耳付きの『ホウ』。
ホオそのものは刃物切れが良くて彫刻材として人気が高いのですが、こちらのホオは小幅で白太が多く、彫刻には薄過ぎて出口がなかなか定まりません。ホオといえば濃くくすんだ緑色(モスグリーン)が最大の特徴なのですが、この板はやや淡泊(ライトグリーン)。削ってみたのが右の写真ですが、深い緑色の好まれる方にはやや物足りなく思われるようです。サイズは2m前後、幅は120〜250㎜程度の小幅で、厚みは30㎜と薄め。耳の変化もあるし価格もお手頃です。
オイルを塗った状態がこちらの写真。淡泊とはいってもオイルを塗ると深みは出てきます。板積みした状態で置いていた事もあって、日が当たらなかったのですが、やや倉庫の立てスペースに隙間が出たので、バラして立て掛けようやく1軍デビューさせる事に。以前も同様にホオが大量に入荷した事があって、その時には『9月の誕生木の出口商品』として『カッティングボード』を作ったものでしたが、そういう時こそが何か新しいモノが生まれてくるタイミングなのかも。
Category
- 1. 今日のかけら
- 2. 木のはなし・森のはなし
- 3. 木の仕事
- 4. 草と虫と鳥と獣と人と
- 5. 木と映画と舞台とテレビ
- 6. ひと・人
- 7. イベント・講演会
- 8. 気になるお店
- 9. ちょこっと端材
- WOODENTAG& 日本百樹札
- 「森のかけら」舞台裏
- えひめイズム
- おとなの部活動
- お酒にまつわる話
- かけら世界紀行
- かけら日本紀行
- アート&デザインのかけら
- オフセット・クレジット
- オンラインショップ
- キッズデザイン&ウッドデザイン
- スポーツと木
- ハードウッドとウッドデッキ
- パプアニューギニアL.M.H
- フルーツウッド
- メディアあれこれ
- モクコレ WOOD COLLECTION
- モザイクタイル
- モザイクボード
- 一枚板を見せていこう!
- 円い森・円き箱・木言葉書
- 媛すぎ・媛ひのき
- 愛媛のこと
- 愛媛木青協のこと
- 木と本
- 木のものあれこれ
- 木のものづくり+α
- 木のもの屋・森羅
- 木の家具
- 木の玉プール
- 木育のこと
- 未分類
- 森と生きものたちの記録
- 森のかけら玉
- 森のかけら36・森のかけら100
- 森のこだま/森のたまご
- 森のしるし
- 森のめぐみ
- 森のりんご
- 森の出口
- 森の砂・森の粉・森の羽
- 森の5かけら
- 無垢の家具
- 異業種&産官学
- 端材のこと
- 誕生木・12の樹の物語
- 道後温泉とかけら屋
- 都市林業とビーバー雑木隊
- Loopto in Ehime
Archive
Calendar
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |