森のかけら | 大五木材


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20150813 1本日は倉庫整理。当たり前の話ながら趣味や道楽で木を買っているわけではなくて、売るために買っているわけですが、必ずしも『先入れ先出し』というわけにはいきませんし、仕入れた材すべてに平等にスポットライトが当たるわけでもありません。これぐらいのサイズのこういう樹種の材がこれぐらいの値段だったら売れるだろうという思惑で仕入れるわけですが、タイミングよくすぐ売れるものもあれば、一向に声が掛からず長らく倉庫の中で埃を積み上げてしまうものもあります。

 

20150813 2それは仕入れの見込み違いという事もありますが、弊社の場合は自社でオリジナル商品を作っている関係もあって、半年や1年ぐらいの短いスパンでの回転率を考えているわけではないので、焦りや後悔はないものの)、あまりにも忘れさられた状態が続くと(10年とか)、木に対して申し訳なかったなあという気持ちになります。例えるならばドラフトで指名しておいて、チャンスを与えずずっと二軍暮らしさせたようなもの。その1つが、今日奥の方から引っ張り出してきた耳付きの『ホウ』。

 

20150813 3ホオそのものは刃物切れが良くて彫刻材として人気が高いのですが、こちらのホオは小幅で白太が多く、彫刻には薄過ぎて出口がなかなか定まりません。ホオといえば濃くくすんだ緑色(モスグリーン)が最大の特徴なのですが、この板はやや淡泊(ライトグリーン)。削ってみたのが右の写真ですが、深い緑色の好まれる方にはやや物足りなく思われるようです。サイズは2m前後、幅は120〜250㎜程度の小幅で、厚みは30㎜と薄め。耳の変化もあるし価格もお手頃です。

 

20150813 4オイルを塗った状態がこちらの写真。淡泊とはいってもオイルを塗ると深みは出てきます。板積みした状態で置いていた事もあって、日が当たらなかったのですが、やや倉庫の立てスペースに隙間が出たので、バラして立て掛けようやく1軍デビューさせる事に。以前も同様にホオが大量に入荷した事があって、その時には『9月の誕生木の出口商品』として『カッティングボード』を作ったものでしたが、そういう時こそが何か新しいモノが生まれてくるタイミングなのかも。




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