森のかけら | 大五木材


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弊社ではウッドデッキに、アイアンウッドの別称を持つアマゾンの高耐久木材『マニルカラ』をお薦めしていますが、現地で加工したものが輸入されます。4方プレーナー加工し、4方面取り加工した(S4S・E4E)状態で日本に入ってきます。弊社でマニルカラを取り扱うようになってもう10年以上経過しましたが、当初は『硬い、重たい、反りがある、値段が高い、微粉が痛い!』等々、散々の言われようでした。それ以前はオーストラリア産の『ハードサイプレス』が主流でした。

 

更にその前は、軽軟なSPFヒノキ、加圧防腐処理した木材、時にウエスタン・レッドシーダーなどを使うといった感じでしたが、弊社だけでなく当時は松山周辺でも同様だった思います。マニルカラは、『アマゾンジャラ』とも呼ばれていますが、それはその特徴が本場のオーストラリアのジャラによく似ているためで、覚えにくい『マニルカラ』よりも『アマゾンジャラ』の方が認知されつつあります。そのマニルカラですが、ウッドデッキの束や大引、床板だけでなく格子にも使われます。

 

輸入されるサイズはほぼ決まっていて、格子のような小さなものは自社で再割して作ります。本日もご注文に合わせて、床材サイズ(105X20㎜)を製材。30X20㎜程度に挽き割って、プレ―ナー加工をして仕上げるわけですが、マスクでもしていないと微粉が鼻から喉から入ってきて大変な事になります。そうなるのは分かっていても、メガネをかけていると曇るのを嫌ってノーマスクで挑むので、そのたびごとに必ず撃沈。

 

今回は100本以上のご注文でしたので大鋸屑やプレ―ナーの削り屑も結構な量に。デッキ材も周囲は経年変化でやや褐色を帯びた色合いになっているものの、製材すると内部はミディアムレアのように血が滲んだような鮮烈な緋色が現われます。最終的には紫外線影響で落ち着いた風合いになっていきます。加工が終われば大量に残った淡い赤身の削り屑、結焼却炉の灰となりわけですが、それすらも愛おしく感じてしまうのです。嗚呼、モッタイナイ、使える道はないものか・・・




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