森のかけら | 大五木材


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先日飛行機の乗った時に何気に読んでいた機内誌に、気になる記事がありました。記事全体の内容は失念したものの、そこに掲載されていた1枚の写真と、文章が私を引き付けました。「伊達政宗が戦の際に道しるべとして、北斗七星と同じ位置に配したとされる木。」木の名前は載っていませんでしたが、映っていた写真から察するにスギだと思われます。これって東北や歴史好きには恐らく有名な話なのだと思うのですが、私は恥ずかしながらこの事を初めて知りました。

 

2 自宅に帰ってから調べてみると陸奥の国玉造郡(現・宮城県大崎市)に伊達政宗が岩出城を構えた時に、作戦の目印として川渡の地に7本の木を植えたのですが、その際に北斗七星を模して植えさせたというのが、政宗という人間の粋を感じて非常に興味を抱くのです。その7本というのが、薬師田の杉.榎和田八幡の杉、横山の千本杉、玉の木の千本桂、住吉の杉、白山権現の松、熊野杉。上の写真は住吉の杉で、左の写真は樹齢200年を数える薬師田の杉・榎です。

 

3右の写真が『玉の木の千本桂』。7本あるというなら全部見てみたいとネットでも探したもののすべては見つからず。今でもすべてが現存しているのかどうか分からないのですが、こういうものを知ってしまうと全部見てしまわないと気がすまない性分。身近にあると意識する事もなくなるのかもしれませんが、歴史マニアの間ではそれを求めてこの地を訪れる方もいるというぐらいなので、知る人ぞ知る存在んなのかも。政宗公に限らず、当時の大きな目印としては木は多いに役に立った事でしょう。

 

4森のしるし・戦国家紋』のような商品を作ったりしていると、こういうネタは持っておきたいエピソードの1つ。出来る事ならこの『北斗七星の木』をテーマに商品を作りたいぐらいなのですが、その視点で勝手に考えれば、惜しむらくは樹種がかぶっている事。どうせなら7本の木の種類を全部変えていてくれたら・・・。現在の宮城県の県木でもあるケヤキとか、クルミイチョウあたりを加えてそれぞれに逸話や伝承なぞを添えていていただけていたらなあと・・・傲慢妄想。




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