森のかけら | 大五木材


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本日もウェンジの話です。これほど個性の光る木ですが、その強すぎる個性ゆえ一般住宅の現場ではまずお目にかかる事はありません。『床の間が家の顔のように思われていた時代』、床柱框、建具壺、置物などの調度品として床の間を飾り付ける彩りのひとつとして重宝されたものです。このウェンジという木は小さくなってもそれなりに強烈な印象を残し、重量感を与える事から木の好事家には愛用されたのですが、そういう場面も昨今ではドンドン少なくなってきたように感じます。

 

Exif_JPEG_PICTUREそれでもこうして改めてご紹介すると、クラフト作家さんや木工趣味の方から「ウェンジの端材が欲しいのですが・・・」というお問い合わせを多数いただきます。ウェンジの端材、お分けするどころか私だって欲しい!ウェンジの板そのものは幾らか在庫あります。そのほとんどが、2〜3mのテーブルサイズ。加工のご注文でもあれば、カットした端材も発生しますが、上述したように床の間が家の主役の座を明け渡して以後、ウェンジの出番はほとんどテーブルなどの家具に。

 

20150906 2しかも強烈にインパクトのある黒い家具ですから、相当マニアックなチャレンジャーでなければ手を出さない事でしょう。また、使われる場合でも、端っこまでしっかり自己主張の行き届いた木ですから、なるべく材料を無駄にすることなくいっぱいいっぱいの大きさで木取りするとか、残った材も棚板などに活用される場合がほとんど。ウェンジを家具に使おうなどと思われる方こそウェンジ魅了されているわけですから、その一片にも愛情を持っていらっしゃるわけです

 

そんな事でウェンジの板はあれども端材はなかなか発生せず。【森のかけら】にしても『森のりんご』にしても『モザイクボード』にしてもウェンジの端材待ちは多数行列を作っている状態。ネットで販売待ちのお方にまで行き届くのはいつになるやら・・・。ところで端をカットする場合、辺材とかがよく対象となりやすいのですがウェンジは、辺材が極端に脆くて虫害も受けやすいためほとんど使い物になりませんので、白太が絡んだ端材すら期待できないのであります。更に明日へ・・・




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