森のかけら | 大五木材


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20150907 1衝撃にも強く弾性もあることから、海外ではヒッコリー代替材としてスキーなどの運動器具にも使われるという事ですが、日本においてはもっぱら家具材(主にテーブルや座卓)として利用されています。この美しい縞柄は大きな面積で使ってこそ映えます。見た目ほどに作業性は悪くなくて、鉋削性もよく滑らかな手触りが得られます。一部フローリングにも利用されていますが、角などが案外脆くて欠けたりすると、そげらは非常に鋭利で刺さるととんでもなく痛いのでご注意。

 

20150907 2乾燥は充分とはいえ重硬な木であることに違いはありません。白太(辺材)部分は脆いので、心材部分だけを使われるのがいいと思いますが、重たいテーブルが苦にならない方、是非ダイニングテーブルにいかがでしょうか。ただ残念なのは、仕上げにオイルとか塗ってしまうと折角の縞柄のコントラストが埋没してしまうので、装飾的には圧倒的に無塗装がお薦めなのですが、メンテナス等を考えるとオイルの必要もありと・・・それだけがブラックビューティーの悩ましいところ。

 

こちらがウェンジで作った『森のりんご』。ほとんどの木が、オイルを塗る事によって、それまで木の中に眠っていた本来の色合いが現われてくる中で、ウェンジに関しては折角の縞模様のコントラストが失われてしまう事に・・・。美しいものに棘があるではありませんが、この黒い縞模様を留めるためにはソープフィニッシュのような塗装をするしかないのでは。『モザイクボード』など多様な木の中にあってもひと際存在感を示すウェンジですが、その存在はやはり特異。

 

20150907 4そんなウェンジの木を使ったオリジナル商品も幾つか作っていますが、ちなみにウェンジの『森のりんご』は、¥5,000(税別)森のたまご』は¥2,500(税別)。先に書いたように本来は、ある程度の大きさで見てもらう方がウェンジの黒い縞柄が堪能できるとは思うのですが、まずは実際にブラックビューティーを手に取って身近で見ていただきたいという思いで、こういう商品も作っています。是非、実物をご覧になって下さい。これにて黒の魅惑・ウェンジの項、完。




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