森のかけら | 大五木材


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本日は和歌山県からお客様がご来店。一度も行ったことがない私が言うのも何ですが、材木屋としては一度ぐらいは行っておくべき、木の神様を祀る神社が和歌山県和歌山市にあります。その名は『伊太祀曽(いたぎそ)神社』。『日本書紀』には、沢山の樹を植えて緑豊かな国土を作った五十猛命(いたけるのみこと)という神様の事が記されているそうですが、伊太祁曽神社にはその五十猛命をお祀りされています。ご来店されたのはその伊太祁曽神社の神主・奥重貴(おく・しげたか)さん。

 

今年の6月に松山市で開催された日本木材青壮年団体連合会の全国会員大会で久しぶりにお会いして以来の再会ですが、不思議と奥さんは愛媛にご縁があって、今回で今年3回目の松山だという事。『ムー派』な私としては、こういうご縁っていうのは偶然とかではなくて、何か必然性があって引き付けられているのではないかと思うのです。事務所が大リフォーム中で片付けもままならない雑多な中で、まずは木のおもちゃで頭の体操に取り組んでいただきます。

 

20150917 3奥さんとは木青連とのご縁で知り合って、かなり早い段階で【森のかけら】もご購入いただき、参拝者の方の待合所に置いていただいています。奥さんの家系は代々神主で、直接的に材木屋の仕事をされているわけではありませんが、木の神様を祀る神社という事で、木の仕事を生業とする材木関係者の会である日本木青連の大阪会団の扉を自ら叩いて飛び込んできたという行動派。ハード面の話ばかりが先行する業界において、木と日本人の関わりや由来などを語れる稀有な存在

 

木を語る熱情は材木屋以上!材木屋が木の特性を語る際の鉄板ネタに、『素戔嗚尊(すさのおのみこと)の話』(スサノオノミコトが抜いた髭はスギになり、胸毛はヒノキに、尻毛はマキに、眉毛はクスノキになり、スギ・クスノキは舟の材料に、ヒノキは宮殿の材料に、マキは棺桶にするようにと木の適性を説かれた)がありますが、伊太祀曽神社ではその話を子供にも分かりやすいように絵本、にして木の啓蒙にも努められていますが、絵本をそのプレゼントしていただきました。

 

20150917 5そのような伝承などからも、スサノオノミコトは紀伊の国(木の国)の地方神であったのではという話もあるなど、和歌山県は今も県土の77%を森林が占める森林大国であり、その豊かな森からは『紀州材』などのブランドを生み出しています。今回、奥さんがわざわざご来店いただいたのは、木にまつわるあるプロジェクトの打ち合わせのためです。今はまだ詳細は紹介できませんが、ミカン大国として比較される事の多い両県で、次は木にまつわるモノづくりが出来ないか思案中〜♪




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