森のかけら | 大五木材


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20150916 1さて、本日も木材市の話ですが、値付だけをして、『買いつなぎ』をお願いするというのは、スポーツの試合を録画で見るというぐらい臨場感の乏しいものです。それでも、それをお願いできる仲間がいるという事はとても心強い事ですし、そういう仲間がこそがいざという時に材を融通させてくれる大切なネットワーク。回転率が悪い事では自身のある弊社としては、生材を仕入れて、その仕入を忘れるぐらいまで天乾で乾かして売るため、買った材のデビューは早くても1年後

 

遅いものだと5年、10年というのも珍しくないため、非常に経済効率は悪いのですが、その間にまずは自分がその材を味見出来るという役得もあったりするのです。今回の市で、初めて『シンガポール・マホガニー』(以後SPM)という木に遭遇。平野木材の社長にお聞きするところによると、文字通りシンガポール産の木で、特徴はアフリカ産の『アフリカンマホガニー』によく似ていているものの、安定的な供給が可能との事。マホガニーとの関係性はこれから調べます。

 

世界三大銘木に数えられるマホガニーですが(本来その冠を付けられる中年米産の『ホンジュラスマホガニー』はワシントン条約で保護されています)、実は私はあまりマホガニーに対しては強い思い入れがあるわけではありません。上品で整った杢目よりも、ゼブラウッドのような猛々しい荒い木目に惹かれるので。そうはいっても世界中の木を見てみたいと思う木材樹種フェチとしては抑えておかなければならない一族。それで割と幅が狭くて手頃な値段で買えそうな材を幾つかリストアップ。

 

そもそもマホガニーって言っても、本家本元の中南米原産の『ホンジュラスマホガニー』を筆頭に、『アフリカンマホガニー』(コートジボアール産Krala)や、それとは別に『サペリ』をアメリカンマホガニーと呼ぶこともあるし、『チャイニーズマホガニー』(チャンチン)や『ソロモンマホガニー』など商業名としてマホガニーの名前を冠された木が多数あって私も混乱していて、プロでもその見極めは容易ではありません。とりあえずSPM、いかなるものかまずは自分で味わってみます。個別の樹種の紹介は後日改めて。




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