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本日は改めて【森のかけら】の紹介です。注文のあるなしに関わらず、日々かけらは出来上がっていきます。どうしても売れ筋とそうでない物がはっきりしてしまうので、在庫のバランスを取るのが大事なのですが、そううまくは調整出来ません。やはり在庫の少ない物はなかなか材が揃いません。余裕のある時に材を確保しておけばよいのでしょうが、やはり240種ともなると材も放っておいて入手出来る訳ではありません。仕入れの時に相当覚悟して望まなければ、変わった樹種は手に入りません。また、手に入ったとしてもそういう変わった材が売れるのかいうのも心配もあります。本当はそちらの方が重要なのですが・・・。この大不況の建築・木材業界の荒波の中に、産み落とした我が子【森のかけら】につい贔屓目になってしまいます。

新しい企画はあるのですが、まだ具体的な形とはなっていません。【森の5かけら】も商品アイテムを増やすつもりなのですが、まだ組み合わせを模索しています。今月中には新しい【5かけらシリーズ】を発表したいと思います。前にアップした時に未公開だった、ミニ解説書の画像をアップします。

ミニ解説書は、【森のかけら100】に付いている『240種の解説書』から、該当の5種をピックアップしたものです。それを4ツ折りにして、5かけらの容器の中に封入させていただいています。感覚的には、ガシャポンのミニ解説のようなものだと思ってください。画像は【どんぐりの5かけら】のものです。
どの木でも5つ合わせて作ればいいという訳にもいかず、それをつなげる『物語性』が大切なのは当たり前なのですが、それとともに在庫の豊富さも重要です。下手をすると自分の首を絞めかねませんから・・・。以前にもアップしたことがありますが、傷や割れ、変色、腐り、収縮したりした物は、Bグレードという事で別に分けて【夢のかけら】という形でセットしています。

正直これがたくさん出来ても困るのですが、A品の生産と比例してとりあえず出来てしまいます・・・。30種でビニールパックに詰めてセットしていますが、これがどんどん山積みされていきます。まあ、これはこれで結構人気があってそこそこ売れるのですが、原価割れなので複雑な心境です。でも誰にも喜ばれずにデッドストックになることを考えれば、誰かに喜んでいただける幸せかもしれません。念のため、こちらは品質の程度がまちまちなので、肉眼確認+ご納得のうえ販売しているので、ネットでは販売しておりません。直接弊社にこられた場合か、県内での弊社出店のイベントの際に販売させていただいております。また、解説書は付いていません。あくまでB品、いや・・・夢が成就しなかった【夢のかけら】ですから。温かい目でご覧下さい。【森のかけら】と【夢のかけら】はひと文字違いですが、その間には大きな壁がそびえています。
★【ちょこっと端材】コーナーも新商品を続々とアップしています。是非ご覧下さい!(2週間限定セール!)
ここ最近真夏日のような天候が続くせいか、夕焼けがとても綺麗です。綺麗というよりは夕陽の濃さに不気味ですらあります。日中もそうですが結構風が出ているので、雲がグングン流れていくので余計にドラマチックな画が次々と大空に展開されていきます。日が長くなったので、天体ショーはだいたい7時ぐらいから始まります。もっとも劇的なのは30分ほどですが、今日もなかなかの迫力でした。毎日撮っておきたいぐらい、日々の雲と夕陽のコラボは素晴らしいのですが、それでは『雲ブログ』になってしまうので、よほど面白い画像が撮れたときだけにします。
撮った時はうまく撮れたと思っていても、実際に肉眼で見るのとデジカメの画像で見るのとではだいぶ差があります。複雑な色が出ません。でも、本当はデジカメの色の方が正確で、私達の肉眼で見えるものの方が感情や情緒といった情報を受け、より扇情的な画として取り込んでいるのかもしれません。昔『夕焼け番長』という漫画がありましたが、何故だが夕焼けを見ていると泣いてしまう泣き虫番町の話でした。大空で繰り広げられるスケールのでかい天体ショーに我を忘れて没頭してしまい、綺麗な夕焼けを長い間見ていると誰でも妙にしんみりしてしまいます。
子供たちも一緒に見たのですが、肉眼で見ると山の方はもっと燃えるように真っ赤で、「お父さん、あの下で何か燃えてるん?」と心配するほどでした。目からいろいろな情報が入って、自分の経験に照らし合わせて、そこに物語性を作ってしまうものだと思いますが、木についても同じような感覚があるのではないかと思います。複雑な杢目の中に、動物の姿を見出して嬉々としたり、木目を何か別の物に見立てて銘木として珍重してきた文化があります。『葡萄杢』とか『鶉(うずら)杢』、『蟹杢』、『如鱗杢』、『孔雀杢』、『鳥目杢』などなど、こういう物の名前に関しては、先人達は造詣が深いだけではなく粋で遊び心に溢れています。木などのように歴史の長いものは尚更ですが、物の本質を捕えるだけでなく心をくすぐってくれます。

左の画像は、俗に『蟹杢』と呼ばれるものの不完全版です。もう少し形がいいと、蟹の甲羅のように見えるのですが・・・。高齢木のマツやツガによく現れます。これは、【霧島栂】ですが、ツガは目が込んでいて厳しい環境で育つため、面白い杢目の宝庫です!いずれ、ツガの杢目だけで特集をします。この杢の妙味を活かせていないのが残念でたまりません。何か考えねば・・・。
雲にもいろいろな名前が命名されていますが、雲の形は10種類に集約されています。これは娘が去年、自由研究で雲の事を調べて教えてくれたのですが、国際的に10種類に決められているのだそうです。これは『積乱雲』など雲の形についてなので、『鰯雲』や『羊雲』といった情緒的な雲の名前とは別です。杢や雲も名前は、遠い昔一体誰が言い始めたのでしょうか。しかもそれが日本全国で大体通用するという事は、よほどその名前が的確に表現していて、いままさにその場面に立ち会った時に何の抵抗もなくスウーッと心に届いたのだと思います。粋な人がいたものだと思います。そういう事を考えるのが楽しめるような時代だったのかもしれません。机の前で頭をひねりながら出てくる名前だとは思えません。長く誰にも使われるという事は、賞味期限が長いということです。言葉にも命があります。やはり、物の名前は大切だと思います。心して名前は付けなければと感じます。
毎年この季節に我が家の『軒先のお客さん』が去って行きます。毎年だいたい同じような場所、2階のベランダの内壁に巣を作られます。夕方になると揃いも揃って「チュン、チュン」と大合唱です。1匹2匹なら可愛いものですが、鳴き声からしてもかなりの数が巣に入っているようです。人間が巣に触れると親が来なくなるとか聞いたので、わざとほったらかしにしていますが、ベランダの床は燕のフンで真っ白です・・・仕方ありません。いつ頃からでしょうか、我が家の軒先がよっぽど居心地がよかったのか、巣作りが恒例化しています。同じ夫婦なのか一族なのか、住まい情報が開示されたのか分かりませんが、満員御礼といったところです。

画像に写っているのは親です。この中に子供たちがたくさん入っています。カメラを向けるとかなり警戒するので、巣の中までは写しませんでした。夕方がもっとも騒がしいのですが、昨夕ベランダに出てみると、「?」。鳴き声が聞こえません。巣もからっぽのようです。どうやら家主に無断で退去されたみたいです。もしかして、この子供たちが来年やって来ているのかも・・・。来るもの拒まずの精神で受け入れるばかり、子燕の成長を祈ります。巣の材料の中には、材木屋の燕らしくプレーナー屑なども使っています。会社の加工場のほうには、鳩が巣作りにいそしんでいますが、製品を保管している倉庫の屋根の下に巣を作られるのは勘弁です。製品をフンまみれにする訳にはいきませんから。
「燕」を見るといつも思い浮かぶ中国の故事があります。そういう話は好きなので、いろいろ読む事があるのですが、中でも心に残っている故事が『燕雀(えんじゃく)いずくんぞ大鵬(こうこく)の志を知らず』というものです。『史記』に出てくる故事です。中国の楚王の陳渉がまだ一介の貧しい若者であった頃、共に働く仲間達に向かって、将来出世して高い位に付いても、今の事を忘れずにいようと話したところ、仲間達に「馬鹿なことを言うな」と嘲笑されて、陳渉が「ツバメやスズメのような小さな鳥には、鵬(おおとり)や白鳥などのような大きな鳥の志すところは理解できない」と言ったという故事によるもので、意味としては『小人物には大人物の大きな志や考えがわからない』とか『小人物には大人物の遠大な志は測れないこと』という例えに使われます。出典の由来からすると、立身出世の成功譚の「上から目線」のようにも思われますが、個人的には昔からこの故事が気に入っていました。何か新しい事をする時に、批判を受けた時に「今に見とけよ」と自分の心の拠り所としていました。でも、ずーと自分は燕家族に好まれる燕雀派のままですが・・・。
麻生首相が解散を発表しました。麻生政権にも問題は色々あるでしょうが、自民党も民主党も互いの批判ばかりで、まるで子どもの喧嘩のようです。報道も日々の支持率の推移を大袈裟に取り上げ、政治家のオフレコ発言に飛びつきそれを堂々と取り上げ、勝ち負けばかりを煽り立て見苦しい限りです。「政治と金」のスキャンダルにも閉口ですが、あまりに重箱の隅をつつくような視点もどうかと思います。大きな鳥は大きな空に飛ばさなければ、大きく羽ばたく事も本来の力を発揮する事もできないでしょう。小さな林を抜け、森を越え、山々の頂を見下ろさんばかりの大空から大地を眺めねば見えないものもあるのではないでしょうか。私は個人的には、聖人君子でなくてもいいので、清濁併せ呑むぐらいの巨きな鳥に引っ張っていただきたいと思っています。
我々燕雀ごときには、この国を率いていく大鵬の遠大な志は分かりませんが、小さくひ弱な燕も雀も集まれば空を黒く埋め尽くします。小さくとも、大鵬の志を知ろうとする燕雀でありたいと思います。
★今日のかけら・#026【サザンイエローパイン】Southern yellow pine マツ科・針葉樹・北米産
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| 今日は松山市内でも30℃を越える真夏日でグッタリでした。今からこれでは8月が思いやられます・・・。温度が上がると倉庫の中は蒸し風呂状態で、ダイエットには最適ですが、汗かきの私としては汗と木屑と木粉とその他色々な物でビチャビチャ、ドロドロになってしまいます。そんな中、本日は『サザンイエローパイン』の端材を加工しました。キャラメルのような色合いが特徴です。大きな板の時はあまり気にならなかったのですが【森のかけら】のように小さく加工すると、他の多くのかけらの中でも一際そのキャラメル色が目立ちます。 | ![]() |
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また材そのものも粘りがあり強度にも優れています。木製のジェットコースターに使われるほど信頼もあるようです。右の画像は、世界最大規模の木製ジェットコースター、ナガシマスパーランドのホワイトサイクロンです。私は絶対乗れません、乗りません!木の軋み感が伝わってスリル満点とのことですが、誰が好き好んでこのような恐ろしい事をするのでしょうか・・・まさに狂気の沙汰です、信じられません、南無阿弥陀仏・・・。 |
今日は早朝から『市民大清掃』に参加して、子ども達と一緒にゴミ拾いをしました。7時からでしたが、30分もすると早くも汗が・・・。最近(健康のため)自転車を購入したので、なるべく近くは車を使わないようにしてはいますが、近所といえども、自分の足で歩いてみないと見えないものが多くあります。

普段何気なしに通り過ぎている近所の大木の近くもゴミ拾いをしたので、改めて大木をじっくり眺めてみました。町の中の古木の【杉】です。町の中にあると、住宅の高さにまぎれてしまい実際の樹木の高さが実感しにくいものです。
うちの子供が手前の石台によじ登ろうとしているので、比較すると木の大きさが分かると思います。改めて見てみると結構な大きさです。根元に『松山市保存樹木』 の標木が立っています 。樹齢320年とありました。立派な大杉です。この傍らに神社の鳥居があるので、昔御神木として植えられていたのでしょうか。幹にはかなり傷みがありますが、まだ樹勢は盛んなようです。

「木は山にばかりあるわけではなく、町にも『街路樹の森』があります。」という事を言い続けてきましたが、もうひとつの『町の木』の事を見落としていました。それは学校の【校庭の木】でした。最近何かと学校に行くことがあります。その時にはなるべく注意して、校庭の木を見るようにしています。学校の校庭木といえば、【クスノキ】、【イチョウ】、【サクラ】あたりが相場だと思っていたのですが、よくよく見ると各学校で実にさまざまな種類の木が植えられています。インターネットで調べてみると、【校庭の樹木】をきちんと調べられている方もたくさんいらっしゃいました。そういう本も出版されていました。とりあえずAmazonで即購入しました。日々配達や営業で市内を走り回っていて気になっていることは、【街路樹マップ】と【校庭の樹木マップ】の事です。
街路樹も通りごとに違った種類の木が植えられています。インターネットでは『新・日本の街路樹100選』とかありました。松山市の場合、道路管理課あたりが管理されているのだと思うのですが、どういう意図で植え分けられているのでしょうか。例えば、よく通っている白水台通りは『ケヤキ』、平和通りは『イチョウ』、内浜の通りには『クロガネモチ』、石風呂のすみれの団地の通りには『ホルトノキ』という具合です。これって全部調べてマップにしてみたら結構面白いのではないでしょうか。市の方できちんと図面にあるはずですが、そんな事思うのは私ぐらいか・・・。
今日は市民大清掃の後、小学校関係のソフトボールがあり、頭数だけ参加してさせていただきましたが、試合会場となった『みどり小学校』の校庭には、【トウカエデ】の木がありました。『唐楓』という言葉からも分かるように中国から台湾に分布し、かなり古くに日本に渡来し街路樹・庭園・盆栽などに植えられています。カエデ科の木で、別名『サンカクカエデ』とも呼ばれるそうです。カエデ科の木はとても種類が多いので詳しい分類はよく分かりません。
葉の切れ込み方などから『サンカクカエデ』とか『ゴカクカエデ』とか数百種類もの種類がありますが、建築材としてはまとめて【カエデ】あるいは【メープル】という総称で取引されます。国内でその種類に分別して商品化するのは、供給量の問題から難しいとは思いますが、中国などでは『ゴカクカエデ』だけで分別してフローリングとしている物もあります。
その名の通り、葉っぱに三つの切込みがあります。幹には少し深めの割れ目が入っていました。校庭のグランドの端に並んで植えてありました。高さは3,4mぐらいでしょうか。決して大きな木ではありませんが、枝一杯に茂った葉っぱが日陰を作ってくれています。校庭の木にイチョウなど葉の多い木がよく植えられるのも、日陰を考えてのことかもしれません。晴天の中、ありがたい日陰に身を休めながら、わが身をかけてこの日陰を提供してくれる、【街路樹】と【校庭の木】のデータも少しずつ集めてみようかという気持ちになりました。
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