森のかけら | 大五木材


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今加工してある【かけら】は少し淡いのですが、【ちょこっと端材】の板はかなり濃い紫です。それも個性です。これは、【森のかけら・丸膳】です。作って1年以上経過しましたので、すっかり落ち着いついた雰囲気になりました。だいぶん色が落ち着いてきました。こんな感じです。植物性油を塗って蜜蝋ワックス拭きで仕上ています。一見分かりにくいですが、2枚の幅剥ぎとなっています。サイズは、w350xd250xh50㎜です。【商品紹介】の【丸膳】をご覧下さい。専用の箱に入れてお届けします。持ってみると片手では持ちきれないほど重たいです。

この色合いからも、パープルハートが住宅の色彩の中に収まりにくいほど、鮮烈な事が分かると思います。今までもいろいろな設計士さんに勧めてきましたが、他の木とのバランスが取りにくいようです。自分が勝手に面白いと思って仕入れをしてしまうので、在庫に残ってしまう事も結構あります・・・。それでも木との出会いは一期一会ですから、【】があった時に買っておかないとスルリと手をすり抜けてしまいます。後で悔やむのだけは嫌なので、ここはと思う時には買っておかねば二度と縁がなくなってしまいそうな不安に襲われてしまいます。そればっかりでもまずいのですが・・・。

パープルハートには、粋な日本名があります。【紫御殿】〔ムラサキゴテン〕と言いますが、誰が名付けたか知れませんが随分軽妙洒脱な名前をつけたものだと思います。こういう膳などの場合は、【紫御膳】とでも呼んだ方が、「座り」がいいかもしれません。一度パープルハートのテーブルにも挑戦してみようと思ってはいるのですが、なかなか勇気がなくて踏み切れません。フローリングとしては、いろいろ作られて販売されているようですが、やはり店舗が中心だと思います。材としては、ウッドデッキや外部にでも使っても強い耐久性を発揮する木ですから(相当高級なデッキになりますが・・・)、床材としても適しているとは思いますが、私の周囲ではそこまでのチャレンジャーは少ないようです・・・。

先日加工した端材も数日ですっかり色が紫に染まりました。これだけ「力」のある木ですから、使い過ぎるとバランスを逸するかもしれませんが、うまくワンポイントに使ってもらえれば、効果抜群だと思います。かつて聖徳太子が最高位に紫を使ったともいわれ高貴な色ですから、世が世なら庶民には縁のない色だったかも知れません。洋の東西を問わず、世界でもその傾向があったようで、中国の紫禁城や、英語で「be born in the purple」というと「王侯貴族の家に生まれる」という意味になるようです。この鮮烈な色彩に世界中の人が畏怖を感じていたのでしょうか。

紫というと、『パープル』以外にも『バイオレット』と表わすこともありますが、一般的には、『パープル』は【赤紫】、『バイオレット』は【青紫】を示すようです。いずれも、権威や尊厳、高貴、神秘性なども想起させる色ですが、】、鎮静的なイメージの『バイオレット』に対して、『パープル』は興奮する色だともいわれます。そう考えると刺激が強いようですから、あまりパールハートを過度に使いすぎず、ワンポイントに使ったほうがいいのかも知れません。ちなみに【ヴィオレットウッド】は、【プレミアム36】の中に含まれています!興味のある方は、是非パープルとの色の違いをご確認下さい。貴重な材です。端材も無駄なく有効に使っていただきたいと思います。




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