森のかけら | 大五木材


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先日の久万郷主催の『第2回子育てワンダーランドin久万高原』の記事が、愛媛新聞で取り上げてもらっていました。足元の悪い中、記者の方も熱心に取材されていました。私は昔、雑誌記者とか編集関係の道に進みたいと思った時期があったので、もしもそちらの道に進んでいたら、もしかして取材の立場で今そこに居たりしてなどと思ったりもします。今となっては懐かしい若かりし頃の夢でありますが。

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 やはり記事は足で書かねば生きた物にはなりません。以前にも久万で取材されていた愛媛新聞社の担当の方も大変熱心でしたが、新しい上浮穴支局の支局長さんも木材に理解をお持ちでありがたい事です。こういう活動は、山に入って行うという地理的な条件や予算の関係で大々的には行えません。どうしても小規模で継続的な活動になってしまいます。活動の中身は良くても、参加できる人数が限られるため一度に多くの方に理解していただくことが難しく、募集の仕方にによっては参加者が偏ってしまう傾向にもなってしまいます。何度でも来たいという方は大変ありがたいのですが、多くの方に山の事を知ってもらいたいという気持ちもあり、そのあたりが複雑なところでもあります。そういう意味では、新聞やラジオなどで報道していただくという事は大変ありがたく、会の存在や活動の紹介を効果的に周知することが出来ます。

20090628e38080e4b985e4b887e983b7efbc92efbc90記事の中で、参加していた子どもの感想が書かれていました。「林業で働く人はかっこよかった!」そうです、山の男は格好いいのです!チェーンソーやグラップルを巧に操る姿に、男の子の本能が燃えたのかもしれません。自分の身の丈の何倍もある巨大な木に挑む姿は頼もしくもあります。確かに林業は著しく疲弊してはいますが、だからといって木材関係の仕事に従事することを、「国土のため」とか「日本の未来のため」などと必要以上に高めてしまうのもどうかと思います。勿論そういう観点から根源的に林業を考えることも大切ですが、もっと純粋に仕事としての『楽しみや喜び』もあります。数十年育てた木が高く売れれば嬉しいし、うまく伐採が出来ると清々しい気持ちになります。ただひたすらに『使命感』で林業を続けていくのであれば、辛く厳しい道のりです。先祖が植えた木がきちんと手入れされ、伐採・販売され利益が出てこその林業であります。

あまりそういうことを言うと、生々しく聞こえると眉をひそめる方もおられますが、保護や補助ありきの林業では本当の意味での林業の未来はないのではないでしょうか。きちんと収益が出る形の山にするという事はとても難しく、久万では有数の林業家である久万造林さんでさえ、現状の材価では利益は出すのは難しいということです。そのために、従来の建築や土木材として木を伐るということから離れ、立木のままの森を活かそうという新しい形としての林業を模索しているのが、今回の『山林ツアー』であり、久万の異業種とのコラボです。どうすれば山が活かせるのか、どうすれば林業で飯が食っていけるのか、子供たちに心の底から『格好いい、ボクもやってみたい!』と思わせる林業を目指し精進していかねばなりません!そのためにも適性に儲かる仕事にしなければなりません。高い山ほど上る価値があります。日本の林業の未来は決して暗くなんかないよね、健太郎君!

20090703e38080e38381e383a9e382b7愛媛木材青年協議会でも、今年もいろいろな活動をよていしており、来る8月2日には恒例の『第30回児童木工広場』を開催します。詳しくは、日が近づいたら改めてご案内しますが、今年は渡邊康彦会長(ニチモク商事)と大野孝泰・木工広場委員長(大孝木材)の肝いりで、『えひめこどもの城』で行われます。参加費は無料で、会員各社から集めた端材を使って、親子で自由に木工を楽しんでもらおうという企画です。また、愛媛技能士会の皆さんのご協力も得て、小物入れなど作る『木工教室』や、愛媛木青協で販売している『桧の踏み台』の販売もしています。他にも、チェーンソーアートの匠・大成郁生(三新機械)君による実演や、弊社の『木の玉プール』やクラフト商品の販売などもあります。会場が巨大になったのでかなりの方が来られるのではないかと心配でもありますが、盛況になることを期待しています。その頃は、また『暑い夏』になっていることでしょうが、気持ちの方も負けないように『熱い夏』にならねば!是非ご参加下さい!




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