森のかけら | 大五木材


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昨日のダムの話の関係ですが、大雨が降って流木とかが浮いてあるのを見ると、いつもある諺が思い浮かびます。それは、中国の古い諺で『盲亀の浮木(もうきのふぼく)』といいます。

20090726 野村のダム5

 

 

 

 

 

 

意味は、盲目の老いた亀が海の底深くに棲んでいて、百年に一度だけ水面に浮かんできます。そのときたまたま亀の浮かんだ真上に、たまたま1本の流木が漂っていて、たまたまそこに穴が開いていて、亀がすっぽりその穴の中に頭を突っ込むという、ありえないような偶然が起きるという寓話です。つまり、容易には起こりえない奇跡的な偶然を例えた諺です。

私が初めてこの言葉を知ったのは、中学か高校生の頃だったと思います。藤子・F・不二雄さんの漫画で、大人向けのシュールなSF短編集に掲載されていました。ある1組の男女の奇跡的な再会を描いたものですが、話の内容よりも、この『盲木の浮木』という言葉に強く惹かれました。話は少し脱線しますが、このSF短編集こそは藤子・F・不二雄の真骨頂!世に残る大傑作です。私が所有しているのは、本の厚みが50~60㎜もある総集編で、各900ページ以上ある読み応えのボリュームで、それが3冊あります。

藤子不二雄4

 

 

 

 

 

 

 

藤子SF漫画は、サイエンス・フィクションのSFではなく、『すこしふしぎ』の頭文字のSFなのですが、まさに少し不思議な物語が、ときには残酷に、ときには辛辣に描写されています。『ドラえもん』=藤子・F・不二雄と思っている方全てに読んでいただきたいSF漫画の金字塔です!ちなみにその後文庫版などちいさくまとめたものも続々出版されましたが、私が持ってるのは『愛蔵版 藤子不二雄SF全短篇』という物で、出版元は中央公論社です。それだけ大人の観賞にも耐えれるということでしょう。

第1集『カンビュウセスの籤(くじ)』第2集『みどりの守り神』第3集『征地球論』。どれもこれも申乙付けがたい出色の傑作ですが、中でも『劇画オバQ』は衝撃でした。まあとにかく博識でその知識量の膨大さには圧倒されます。これを呼んでから藤子・F・不二雄漫画がさらに好きになり、ついには出身地の富山県髙岡市に行く事になるのですが、それはまた別の機会にします。

話を戻します。は、感覚で生きているアバウトな性格なので、理詰めの話が苦手です。子供の頃から、テレビの『刑事コロンボ』を観るたびに、人間の行動心理を論理的に分析して犯人を突き詰める手法をいぶかしく思っていました。人間なんだから、そんなに毎日決まった行動をするわけないじゃないかとか、時には説明のつかないような衝動的な行動も取るんじゃないの、と論理的な解釈にひとりいちゃもんをつけていました。例えば近道があってもみんながみんな置近道を選ばないと思うし、選ばなかった人に確たる理由もあるとは限らないと思うのです。世の中、偶然や思いつきが複雑に絡み合い、説明の出来ないこともたくさんあります。

海がめそんな時に出会った『盲亀の浮木』の話にえらく共感を覚えました。そういうことだってある、ある!と。なので浮木を見ると、もしかしてあの浮木の下に盲亀がいたりして・・・などと想像してしまうのです。当然、そんな事は天文学的な確率なのでしょうが、世の中『絶対』はないと思うのです。この諺にひとつ気になる点があって、その浮木はなんだったのだろうか?分かると更に面白いと思うのですが、実はその木が幻の・・・くどすぎて諺の真意が伝わらなくなりますね。しかし、世の中何が起こるかなど誰にも分かりません。もしやあの浮木の下に・・・!もしや【森のかけら】に100セット単位の注文が来たら・・・!そんな夢のような話もありやなしや・・・。




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