森のかけら | 大五木材


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今日からは恒例の、『久万郷のサニーマート物産展』です。今回も弊社は『久万郷+(プラス』の立場で参加させていただきます。7月23~26日までの4日間です。久万郷の野菜や食品がメインですが、木工品も色を添えさせていただいています。そもそも生鮮食料品などを買いに来られるお客さんが中心ですから、高額な家具などを購入されるお客さんはいません。棚のスペースも限られているので、販売アイテムも必然的に絞られます。このイベントに参加させていただくようになって、いろんな事を学びました。

 

銘木』とか『無垢材』とう金看板を捨て、木の好きな人が集まるイベントで大層に木を売るとうアドバンテージも捨て、特別木が好きでも何でもない人に『木の物』を売るという難しさを身を持って感じました。これは想像以上に大変で、説明すらまともに聞いていただけません。そりゃあ勿論でしょう、そんなに木に興味があるわけでもないのに、変な講釈など聞きたくもありません。今までの営業トークも空回りです!改めて『物を売る事』の難しさに突き当たりました。

回を重ねるごとに少しずつ智恵がつき、こういうイベントでの商品のチョイスや展示や説明の仕方も分かってきました。もともと、久万郷には竹森君(竹森ガーデン)二宮吾郎ちゃん(二宮醸造田村隆悟君(田村ファーム&フォレスト)など食料品を製造しているメンバーがいるので、久万郷の方はきっちり展示や販売出来ていました。木工品が足を引っ張っていたようです。彼らと一緒に販売をする事で、きめ細かい食料品の販売方法を知る事が出来たのは大きな収穫です。生活必需品である食料と、愛玩品としての色合いが強い木工品を同じ物指しで比較しても仕方ありませんが、自分の作ったものを喜んで買っていただくという点では何も変わりません。確かに、廉価な野菜の中にあって木工品は1つ売れれば大きいですが、多くの方に木の魅力を広めるという意味では、その使命を果たせていません。毎回このイベント向けの商品を考えるようになりました。【夢のかけら】もそこが製品化の原点でもあります。     

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 ただし、あまりお金もかけたくなかったので、在庫にある物で工夫して【夏休みの子どもの木工セット】を作ってみました。セットの内容は、300Ⅹ36Ⅹ12バルサム〔米モミ〕の薄い板X50本ラミンという南洋材の直径24の丸棒X7本が入っているだけです。極限までコストを下げるため、磨き直しもしていません。バルサムはプレナーで削ったままだし、中にはフィンガージョイントで加工したものや小割れ、小傷も含まれています。ラミンの丸棒も梱包の封から出してそのままなので、多少日焼けしたり変色しているのもあります。長さも大体です。しかも、解説書も作品見本も作り方も封入していません。いいんです、商品名は【自分で考える木工セット】にしました。作り手に優しくないセットではありません、多感な子どもから自分で何かを考える『喜び』を奪ってはいけません!レールに乗らない奔放な木工セット、15セット作ってみました。お値段は破格の¥500です!果たして売れるでしょうか?

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