森のかけら | 大五木材


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20120904 1麓の鹿に見送られながら山頂を目指します。周囲1.5キロの小さな島という事で、標高114mという高さを侮っていた事に気がついたのは、歩き始めてわずか数分の事。小さな島ですから傾斜は急ではなく、スイッチバックのような登山口がつづら折りに続いています。その足元には照葉樹林の落ち葉が積もり重なっていて、クッションのような感触にもかかわらず、サンダル履きで来てしまった(トレッキングシューズにするか悩んだのですが、砂浜で子供が遊ぶのを予測して)事がアダに・・・。

 

20120904 2頂上に近づくにつれ、鹿の姿は見えなくなっていきました。代わりに鬱蒼とした照葉樹林が登山道の両脇に現れてきます。島では古くから伐採が禁じられていてという事で、現在でも200種を越える植物が繁殖しているそうです。こんな身近な所に、こんな広葉樹の森があったとは・・・!身近にある自然をもっと見直さなければと猛省。次回は万全の準備をして来ねば!準備と併せてダイエットもしておかねば、森の素晴らしさを伝える事も出来ません。

 

20120904 3照葉樹とは文字通り、葉っぱの照りが強い樹木の総称で、代表的なものとしてはクスノキタブノキ、シイ、ツバキ、カシクロガネモチ、モッコク、イスノキ、ヤマモモなどがあります。『森の5かけら』でも、『照葉樹の5かけら』を作ろうかとも思ったのですが、樹種が多くて絞り込めなくて断念した経緯があります。あれを入れればこれが外れる、これもあれも入れたい・・・テーマが大きすぎると逆に樹種の絞込みが難しくなります。まあ、完成するまでのあれこれ悩む過程が自分にとっては一番楽しいのですが。

 

20120904 4鹿の食害で弱った木や老木など倒木の危険のある木が伐採されて登山道の脇に積まれていました。中には結構な大きさのモノもありましたが、どうやらそのまま土に還されるようです。建築用材に使えるものではありませんが、小物には充分使えるサイズ。『鹿島のクス』、『鹿島のシイ』、『鹿島のカシ』、それだけで充分物語が組み立てられます。今であれば、この木を使って『森のしるし・鹿島の照葉樹林シリーズ』も製作可能です。素材と出口をいかに連動できるか、実はそれこそが最大の問題です。




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