森のかけら | 大五木材


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20120707 1すっかり長編となってしまった阪神VS広島・松山劇場ですが、本日は松山第二戦にしていよいよ完結篇です。当然ながら2連戦のチケットは押さえておりましたが、2日目は息子と二人で観戦。松山にいてはなかなか着る機会もないのですが、親子でファンクラブのユニフォームに身を包み勇んで球場に出掛けました。私自身は中学・高校とバスケットボールをしていて、息子も今はサッカー小僧。野球ボールを触る習慣は少ないですが、それでも時々親子でキャッチボールしたりもします。

 

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私が子供の頃は、高度経済成長の真っ只中で必死に汗を流し働く父に子供と遊ぶ時間はありませんでした。それでも忙しい中たまに連れて行ってくれたプロレスや釣りなどの数少ない記憶は生涯忘れる事が出来ません。息子と庭でキャッチボール、というのはほとんどの男親が抱く憧憬の一場面。父親との記憶は、少年の心の別のところに刻まれ、受け継がれていくDNAだから。その機会が少なかった分だけ、自分に息子が出来たらなるべく沢山一緒に野球観戦や映画に連れて行ってやろうと決めていました。

20120707 5残念ながら試合の方はこの日も広島に屈しましたが、親子二人で充分に楽しませていただきました。サッカーをしている息子は野球のルールはまだすべて理解しきれていないので、ずっと質問攻め。「SBOって何?(電光掲示板のストライク、ボール、アウトの表示)」、「フライ捕ったのに走っていいの?(タッチアップの事)」、そんな我々親子の近くに熱狂的虎党一団が席を構えていて、阪神がチャンスをつぶすたびに激しい罵倒が!それを聞いた息子が「なんであの人は阪神が嫌いなのに阪神にユニフォーム着てここに座っているの?

20120707 3もっとも・・・しかし愛情とは深遠にして複雑怪奇な感情。こどもにとっては、人間性を全否定するような監督・選手への暴言は、ただの悪口としか感じらないようです。その愛が深ければ深いほどに、時に強い憎しみに変わるもの・・・。自由な愛情表現で応援出切るのもファンの特権。「どうしたらファンになれるン?」・・・子どものシンプルな質問は核心をつきます!『ファンづくり』を会社のテーマに掲げておきながら、その答えに詰まってしまいました。逆の立場の事を考えてもみませんでした・・・。

 

20120707 4息子に野球の楽しみを教えるつもりが逆にファン心理の何たるかを考えさせられる始末・・・。勝つにこしたことはないけれども、負けても愛おしい。それが何に起因するのか。生来ひれくれ者の私は、何事も1番が嫌いで、常に2番目贔屓。次男としての持って生まれた本能でしょうか、当時人気・実力ともに絶大で誰もが応援する巨人を応援する気にはなれず、敢然と強者に立ち向かう阪神の虜になって40年。ひねくれるものづくりの種は有しておりました。いろいろな思いを胸に秘めながら長い長い2連戦は幕を閉じます。




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