森のかけら | 大五木材


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20120719 1昨日に引き続いてつて雪男・イエティの話です。私にとっての「雪男体験」は、まだ童心の頃、ウルトラマンに登場してきた冷凍怪獣「ギガス」㊤や、伝説怪獣「ウー」㊦(プロフィールでは新潟県飯田山の奥深く)です。今の子供たちからすればなんともチープな造りでしょうが、昭和40年代の少年の心には圧倒的なビジュアルと存在感を持って、おどろおどろしさとともにその異形は脳髄に刻み込まれました。恐怖と興味で心を揺さぶられた多くの少年は、それからずっと心の奥で雪男・イエティを飼い育ててきたのです。今では誰もが笑いの対象としか感じない、青臭いほどの「浪漫」が少年の冒険心の確たる拠り所となった時代があったのです。ゆえに今回の発表は残念でなりません。それがチベットヒグマと結論づけられたことで、ひとつの伝説が幕を閉じました。

 

20120719 2いや、待て!もしかしたらこれは、ホンモノのイエティを発見した研究家の方たちが、イエティを保護するために打ち出したカモフラージュでは!研究者たちが己の研究スタンスに逆らってまでも、怪物をこの世に残すために取った行動だとしたら、敬服に値します。そうか、きっとそうに違いない!イエティへの過剰なる愛が、浪漫が科学を超越したのかも!謎は謎である事に存在意義があるのであって、解明する事が必ずしも幸福になるわけではないという事は、7000年の「お墨付き」を戴く屋久杉が証明しています

 

20120719 3UMAというわけではありませんが、そのチベット産の『チベット桧』も謎多き(単なる私の怠慢ですが、敢えて謎と・・・)木のひとつです。私の語学力の無さから、『森のかけら240』最終選考から漏れてしまいました。アカデミックな木材図鑑を目指していない(目指そうにも能力が無いのですが・・・)とはいえ、木の楽しさを知っていただく指標として『解説書』を付けておりますが、チベット桧については私の力不足でデータを取り揃える事が出来ず、不本意ながら『森のかけら240+(プラス』という事で解説書の末席を汚す結果に・・・

20120719 4材料はあるのに『かけら』として販売できないというもどかしさ、既に『かけらサイズ』となったチベット桧が気の毒。そこで、このイエティ騒動にちなんで「チベット・雪男・UMA」などにちなんだ「5かけら」を超強引に製作してみようとも思ったのですが、ピントを絞り込みすぎて挫折。未確認生物を簡単に俎上に載せようなどとは愚かな考えでした。もう一度基本から勉強し直します。目に映るものさえ不確かな時代、もしイエティの死体が見つかったとしても否定派はその存在を認めることはないでしょう。新しい事が発見されたり、作られたりする事が都合の悪い人間は沢山います。挑戦する心を失った時に人は衰え、守りに入ります。私は生涯、見果てぬUMAに胸躍らせる少年の心を持ち続けたいと思っています。人が浪漫と冒険心を失わない限り、イエティは心の中にもチベットの山奥にも生き続けるのです!




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