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先週開催されたイシムラトモコ建築設計+もみじ建築の完成(歓声)現場見学会、その名も「チカミハウス」。ちょっと現場見学会がご無沙汰だったのですが、久しぶりにお手伝い(お邪魔)に伺わせていただきました。週末の土・日の2DAYS開催で、私は2日目しか参加出来なかったのですが、熱い最中まあ、相変わらずの人気っぷりで人が絶えません。さすがは最強ゴールデンコンビ!独立開業されてまだ3年目ながら、実にさまざまな個性溢れる楽しい家造りに関わらせていただきました。
今回の「チカミハウス」は、新築ではなく、昭和初期に建てられたという古民家のリノベーション。今度はこういう家に取り掛かっていますとお知らせがあったのは、昨年に冬の事ですから足掛け9~10ヶ月ものロングラン劇場でした。その長期公演の舞台を造り上げたのが、『夢見がちな建築家』(設計士・イシムラトモコ)㊧と、『石頭職人を束ねる親分』(もみじ建築・乗松社長)㊨。現場を仕切ったのは、乗松社長が全幅の信頼を置く、もみじ建築のNO.2、松田棟梁。オールスタッフが勢揃い!
古い梁や桁を残して前面改装などという生易しい改築などではなかった事は、イシムラトモコ建築設計のHP『はたらく石』をご一読いただければご理解できます。こうして完成見学会で、設計士と棟梁が笑顔で並べるまでには、筆舌に尽くし難い本気の格闘があったことか・・・!その緊張感が高いレベルの家を完成させるのでしょう。まだまだ、このさきどうなるものやら見当もつかない時期に材料を納品させていただいてから相当久しぶりに当地を訪れてみれば、回り舞台のような変貌ぶりに驚嘆!
「チカミハウス」の名前の由来は、先の家主のお名前に敬意を表しての事とか。それだけで新しいこの家の主のお人柄が伝わります。古きを尊び、新しきを活かすと簡単には言っても、昭和から平成の時を経た古材と現代の新しい素材の間に横たわる60数年の溝を埋めるのは容易な事ではないはず。個人的には、単なる1アイテムとして古材を使うという事にはあまり共感を覚えませんが、先人のライフスタイルをここまで尊重して受け継ぐという選択には敬服に値します。チカミハウスにとって最適な住まい手との邂逅。さあ、舞台の幕が開きました!
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