森のかけら | 大五木材


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20120725 1「日々ご注文があって毎日のように売れている!」というわけではないのですが、ちょっと油断していると『欠品』が発生してしまうのが【のかけら】の怖いところ・・・いや、奥深さ?それぞれのかけらを膨大に在庫してるわけではないので、「人気の高い売れ筋かけら」は、みるみるうちにストック・バスケットの底が見えてきます。だったらあらかじめ大量に加工しておけばと思われるでしょうが、端材ベースのためそういうわけにもいかず。その都度慌てて加工する事になります。本日もかけらの整理作業。

 

20120725 2画像はまだオイルを塗っていない状態ですので、色合いも地味でメリハリがありません。どれがどの木だか識別も難しいのがこの段階。この後、検品してオイルを塗るのですが、そうなると濡れ色になってそれぞれの木の個性が際立ってきます。左の画像の手前の黄色っぽく見えるのはPNG産の『マラスmalas』ですが、この木も塗装すると鮮やかな黄褐色に変身します。これで6種類の木材が混じっていますが、一度に加工するのはせいぜい10~15種類。それ以上になると識別が難しくなります。

 

20120725 3よく「240種類もあって、どれがどの木か分からなくなりませんか?」と尋ねられますが、塗装もしていない生地のかけらをいちどきに240個並べて、神経衰弱のように樹種を識別するわけではありません。なるべく色合いや特徴の違う木を10~15種選んで加工しています。今回は、ウエスタン・レッドシーダー(米杉)、ナナカマド、マラスブラック・ウォールナットイエローバーチ、シポの6種です。この中で1番人気はブラック・ウォールナット。これで何度目の加工でしょうか、よく見かける「かけら」です。

 

20120725 4そのブラック・ウォールナットと米杉以外は決してメジャーな木ではありません。特に流通量の少ないような木の場合は、それぞれ専門工場で45X 45㎜の角材を挽いてもらって、倉庫で乾燥させながら保管しています。かけらストックが減ると、倉庫の棚から取り出され出番を迎えるわけですが、この「マラス」も「シポ」も久しぶりに日の目を見ました。そういうかけらにもっと光をあてる目的で『5かけら』シリーズも考えましたが、そこにも絡みにくいがゆえにマイナーな木なのかも。後日、塗装後の姿をご披露します。




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