森のかけら | 大五木材


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Exif_JPEG_PICTURE木が好きだったら吉野杉に限らず、ドンドン原木を買ったらいい。日本中の市場で可能であるなら、女子に限らず一般の方が沢山木を見て、木を買ってもらえればいいと思う。特に変木や規格外の木などは、固定概念に凝り固まってどう使ったらいいものやら分からない頭の固い材木屋に安価で叩き買われるよりも、惚れて好かれてときめきながら一般の方に買っていただく方がどれほど木にとっても幸せな事か。別に流通システムの在り方をどうこう言っているのではない。

 

Exif_JPEG_PICTUREただ木の世界ももっとオープンにして、木のファンを作る事を本気で考えなければ先は無いという事。恐らく世の中に木の事が嫌いで嫌いでたまらないなんていう人はほとんどいないと思う。そう考えれば木の仕事というのは、他の仕事に比べてもの凄いアドバンテージが与えられた仕事だと思う。だってほとんどがファンになる要素を持っているということだから、うまくつながればファンの開拓は無尽蔵だと思うのだ。

 

20141216 3にも関わらず工場や設備のハード面の充実ばかりに心を奪われ、本来もっとも大切なファンづくりを疎かにしてきた。自分自身の猛省も込め、今回の記事にはいかに材木屋がファンづくりに怠慢であったかを思い知らされた気がする。もっと多くのひとが丸太に抱きつきたくなるぐらい木を好きになってもらおう、ブランドバッグを買うぐらいの勢いで木を買ってしまうぐらい木に惚れてもらおう!それをするのは我々材木屋、それが出来るのは我々材木屋、それこそが材木屋の本懐ではないか

 

20141216 4生態系がどうのこうの、CO2がどうのこうの、難しい理屈や木の事は分からずとも、自分の何倍も生きて森に屹立する巨人の姿を仰ぎ見たり、巨人の一部を肩に担った時に肌で感じるものがある。肩に食い込む木の重さ、そげらの痛さ、埃や樹液、それらすべてが木そのものなのだ。木は決して優しいばかりではなく時には重く、冷たく、痛く、汚い。それでも若者よ、森に行け!木を見て、材を担げ!長年風雪に無言で耐える木こそ人生の師だ




20141215 14回生の学生から、卒業までにしておくべきことを問われ、「材木屋で木を担げばいい」と答えた材木屋。何をトンチンカンな事を・・・という空気感漂う中、材木屋は決して冗談などで言ったのではなかった。大人は誰でも学校の先生のように噛み砕いて分かりやすくものの真意を説明してくれると思ったら大間違い。キーワードのわずかな断片から本質を推理してこそ「おとな」のたしなみ

 

Exif_JPEG_PICTURE今どきの若者が木に触れるのはどういう場面だろうか?せいぜい技術の授業で版画や木工をする時ぐらいしかないのではないだろうか。森に行って立っている木を根元から見上げた人がどれぐらいいるのだろうか。ましてや原木に接することなど皆無ではなかろうか。先日、ネットである記事を見かけた。吉野杉の立派な原木をフツーの女子が1本購入し、杉に惚れたがあまり「おすぎ」という名前までつけて杉の原木に抱きついている画像がネットでアップされ話題となりました

 

Exif_JPEG_PICTURE記事の内容は、高価と思われていた「ゲンボク」が意外なほど安かったという事、家を建てたり家具を作るわけでもないのに、目先の利用目的を考えずに木を買った動機の怪、キワモノ的な側面で「女子の丸太買い」が報じられてしまったような印象を受けたが、恐らく彼女は政治的なイデオロギーや林業復興などという強いメッセージを持って原木を買ったというよりも、純粋に吉野杉の美しさに惚れこんで衝動的に買ってしまったのだと思いたい。木を愛する気持ちは万人共通

 

Exif_JPEG_PICTURE衝動でこの原木の数十倍もするブランドの服やバッグや宝飾品を買ってしまう事と吉野杉の原木を買ってしまう事が同等でないのだろうか。私にとっては、数十万もするそんなブランド品を買う事の方が余程事件だし、その神経が分からない。でもそれはその人にとってはきっとかけがえのないことなのだろうから百歩譲って理解しようと思う。だからこそ人は自分が好きなものを無性に手に入れたくなるものなのだ。例え周囲の人に理解されなくとも共感されなくとも・・・好きに理屈はないっ




20141214 2実は甲斐先生とは浅からぬ関係があり、弊社の壮大な野望『森のかけら・世界進出プロジェクト』にあたり、【森のかけら】やその他の商品を海外向けのサイトで販売するための商品紹介の英訳をしていただきました。その時のやりとりはメールでさせていただいたので、リアル甲斐先生にお会いするのは今回が初めて!おそらく3、4年前の話だったと思うのですが、その間も甲斐先生の多方面でのご活躍の噂は私の耳にも入ってきて、私の中の甲斐先生の妄想は広がるばかり。

 

20141214 1そしてようやく今回リアル甲斐先生とお会いして、長らくモヤモヤしていた私の妄想の甲斐像が具現化。やはり私が思い描いた通りの、いやそれ以上のインテリジェント・モンスターであった。私にとってはもつひとりのキングコング・ブルーザー・ブロディ!さて、随分回り道したが改めて『大人の部活動・炎の十番勝負 第二弾・おとなVS大学生』の内容へ。前半戦は、甲斐先生による愛媛大学・松山大学連携事業SENSE MATSUYAMA BE SCHOOLの取り組みなどの説明と紹介について。

 

20141214 3参加した学生は甲斐先生の受講生たちですが、果たして「おとな」たちとこれから一体何をするのか?何が行われるのか?ほとんど分からないままに集められたという事で、おとな同様に何が起きるのかドギマギ。後半は、学生たちから「おとな」への質問タイム。とはいえ、ほとんど何の予備知識もない中で見ず知らずの正体不明のおとなたちに何か問いただす事でもあるのか・・・

 

20141214 4そんな心配をよそに学生たちからは真面目な質問が浴びせられる。卒業までにしておくべきことは?仕事をするうえでのモチベーションは?やりたい事が沢山あるなかで、何を選択すればいいのか?昨今の学生は本当に真面目、しかし真面目な質問だからと言ってまっとうな答えがかえってくると思ったら大間違い!世の中いろいろな人がいて、いろいろな考えがあって、いい加減だからこそ面白いのだ〜!




20141213 4これは何かと尋ねられたら、何の迷いもなく「道後温泉でひと風呂浴びてる一遍さん」とお答えしょう。決して晩年のジャンボマックスの湯治姿などではない!先日松山大学構内で開催された『大人の部活動・炎の十番勝負 第二弾・おとなVS大学生』の戦いを終え、ひと時の安らぎの中でその戦いぶりを振り返ってみようと思う。ちなみに炎の十番勝負 第一弾は、今や伝説と化したお寺での異種格闘技戦今治市玉川の栄福寺さんである事は今更言うまでもないだろう。

 

20141213 2戦いを振り返る前に、なにゆえにジャンボマックス、いや巨大一遍さんが道後の湯に入っているのかというと、誰もが学生時代に歴史の授業の中で一度は耳にしたことがあるであろう鎌倉時代の僧侶「一遍上人」、この人は愛媛・道後生まれの人なのである。出家した後に熊野に参籠し霊験を得て、一遍と改名し、時宗を開祖。踊りながら念仏を唱える「踊り念仏」で各地を遊行し全国に広めた。遊行上人とも捨聖(すてひじり)ともいわれ、民衆から尊崇されたのである。

 

20141213 3地元では愛情を込めて「一遍さん」と呼ばれているのだが、その一遍さんゆかりの宝厳寺が、昨年の夏に火災で全焼してしまったのである。正岡子規や夏目漱石も訪れたことのある名刹で、道後温泉のそばにあることから観光客も沢山訪れていた観光スポットでもあったのだが、狭い道路が消火活動の妨げになり、国の重要文化財に指定されてあった木造の一編上人立像も消失してしまった。現在地元の町内会などが中心となって、本堂や庫裏の建設を目指す復興の動きが生まれている。

 

20141213 1そんな地元の宝、眠れる地域資源・一遍さんの事をもっと知ってもらおうと、学生達と一緒に一遍さんを手造りアートにしてしまったのがこのジャンボマ・・・、いや巨大一遍さんなのだ!そのプロジェクトに挑んだ張本人こそ、まちづくり支援や道後温泉オンセナートの実行委員長等々多方面で八面六臂の活躍をされている松山大学法学部法学科の准教授、『プロフェッサー・ 甲斐』こと甲斐朋香先生そのひとなのである。これは、そのバイタリティ溢れる甲斐先生率いる学生とおとなの戦いの記録・・・




Exif_JPEG_PICTURE森のかけら】は全部で240種ありますが、そのすべての樹種について常に潤沢な「かけらストック」があるわけではありません。もともと一般的に市場で流通していない木(例えばミカンナシカキモモなどのフルーツウッドイブキなどの灌木、クロガネモチプラタナスなどの街路樹、庭木など)や流通量の少ない木(屋久杉神代木など)については、ストックもわずか。そういう木に限って、木の好きな方は見逃さないわけで、ただでさえ少ないストックが1つ減り2つ減りと少なくなっていく様はまさに恐怖の報酬!

 

Exif_JPEG_PICTURE世界の120種については、ほぼ1~2種の欠品で推移していますが、日本の120種については樹種間の入れ替わりはあるものの大体5~8種が欠品しています。その中には、アベマキリョウブなど慢性的に品不足なものもありますが、なるべく欠品を減らす努力はしているつもり・・・ただ現実には欠品が解消されていませんので言い訳にしかなりませんが。そんな中でも日々、『かけら』は仕上がってきます。本日もシラカバ、イぺ、ハードサイプレス、ホオ、タウキャン、クリなどストックの少ない材が仕上がってきました。

 

Exif_JPEG_PICTURE材が混ざりませんか?とよく質問されますが、一気に数10種類の木を加工するわけではなくて、なるべく見た目に違いのある木を数回単位に分けて加工して、塗装前、塗装後、保管時、出荷時のたびにチェックして樹種の確認をしています。間違いがないようにしているつもりなのですが、人間のやる事ですので間違いがあればお詫びするしかありません。怪しいと思う時はルーペで覗いて確認していますが、東南アジア系の木やアフリカのマメ科の木など大家族系の木は、特に似たモノが多くて混乱に拍車をかけます。

 

Exif_JPEG_PICTUREところでこの中から【森のかけら】に含めるには抵抗のあるコンディションの優れないモノを選別していきます。それらは『夢のかけら』として30種セットを¥4,000の廉価で販売させていただくわけです。決して望んで作られる商品ではありませんが、【森のかけら】の一定品質を保持するためには避けて通れぬ試練!心を鬼にして仕分けしていきます。それで実際にどういうモノが『夢のかけら』になるのかというと、これらキズや割れ、虫穴、大節、染み、欠損などのあるものです。程度によってはC品になる事も。

 

Exif_JPEG_PICTUREこうして新しい材が入ってくるたびに不本意ながら少しずつB品なりC品が発生します。今回は樹種こそ少なかったのですが、総数が多かったので比例してB品も通常よりも多く発生。お陰でというべきか・・・樹種待ちであった『夢のかけら』が幾つか出来上がりました。割れ煎餅を廉価で売っていたらそればかり売れ始めたので、まともな煎餅も店の裏で割って販売してるなんて笑えない話がありますが、かけらもわざわざA品にこっそり傷をつけて『夢のかけら』で売ってるらしい、なんて噂になりそうな妄想抱く日々・・・

 




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