森のかけら | 大五木材


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アマゾンの話つながりなんですが、【森のかけら】の中から特定のテーマに準じて5種類の木を集めてパックにした『森の5かけら』の中にあるのが『ブラジルの5かけら』。その5種類というのが、ブラジル産の『マニルカラ』(アカテツ科)、『イぺ』(ノウゼンカヅラ科)、『サッチーネ』(クワ科)、『イタウバ』(クスノキ科)、『セドロ』(センダン科)。確か2016年に開催されたリオデジャネイロオリンピックにちなんで作ったものだったはず。早いものであれからもう2年、次は『東京五輪のかけら』?!

さて、その中の1つ『セドロ』についてですが、別名『シガーボックスシーダー』とも呼ばれるこの木は、文字通りシガーボックスに使われる材としては最高級だとされています。私自身もそういう風に紹介してきましたが、実物を見たことがありませんでした。それがたまたま実物を見る機会がありました。松山市内に飲みに行った時、初めて入った店のカウンターに鎮座ましましていたのがこちらのシガーボックスです。セドロは、調湿効果に優れ香りづけの効果もあることからキューバ葉巻を収納する箱に最適とされています

私自身は葉巻はおろかタバコも吸わないのでよく分からないのですが、葉巻にこだわる愛煙家には羨望のモノのようです。まあ、あくまでも中身の葉巻そのものが大切なのですが、葉巻も高級なものになると1本¥1000を越えるものもあるようで、やはりそれを保管する箱は重要になります。『シーダー』という名前が付いていますが、センダン科の広葉樹でシーダー(スギ)の仲間ではありません。それが削るとスギのような匂いがすることからシーダーの名前が付けられたそうですが私は匂いよりも削り屑にスギっぽさを感じます。

材が軽いこともあってフワフワした羽毛のような質感で、匂いだけでなくそういう見た目からもスギをイメージさせたのかもしれません。もっとも外国で付けられた別名なので、日本のスギではなく米杉(ウエスタン・レッドシーダー)をイメージしているのだと思います。さてそのセドロですが、シガーボックス以外にもギターのネックなどにも使われるなど珍重されるものの、輸入量は決して多くはありません。弊社にも薄い板があって全国の葉巻愛好者が沢山買い求めていただきましたが、その板も完売。

残っているのは長さ3m前後、幅500~600㎜、厚み60~75㎜程度のカウンターサイズの大物ばかり。今後も新しい入荷は見込めそうにないので、残っている材を大切に売っていこうと思っています。『赤欅』なんて呼ばれることもあるぐらい木目に和風の趣きもある木です。このセドロに限らず、手持ちの材が無くなってしまうと今後入荷が未定という木が増えてきて心配は尽きません。それぞれ【森のかけら】用に少しずつストックしていますが、この1年でも「次の入荷が難しい木」が増えてきそうで悩みのタネは尽きません。




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