森のかけら | 大五木材


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20140926 1 昨日紹介したのはモザイクボードを丸く加工した楯でしたが、本来のモザイクスツールを作る場合、その脚材を作る際に出てくるのが、このようなテーパー状の端材です。素材はブラック・ウォールナットホワイトオークヒッコリーなどいろいろありますが、木取りの関係でこういう形のものが大量に出来てしまうのですが、それはそれで何かに使えるのではないかしらとの思いもあって当然捨てたりはしません。しませんが、気がつけばいつの間にかその数も結構な事に・・・。

 

20140926 2最初の頃は三角のモザイクという事で、面白いと思っていたのですが、1脚作るたびに最低でもこの三角モザイクが3個は出来るわけで、モザイクスツールを10脚作れば30個、20脚作れば60個とドンドン増えていくので、キャリーもすぐに一杯になってしまいます。更にスツールの座面を作る際にも、四角い材を丸く削った残りの部分が端材として大量に出来ます。モザイクボード自体が、端材から生まれた商品ですので、そこから二次的に発生した『端材の端材』となるわけです。

 

20140926 3モザイクスツールも、カウンターなどに木取りした半端なサイズの板を何とか利用できないものかと考えて生み出したものなので、『端材の端材』も運命共同体みたいなものですから、それも無駄にはしたくありません。オブジェ的なものを作り出すことは簡単ですが、ただの遊びにしては意味がありません。私は何かアイデアを思いついてから材料を集めるタイプではなく、とりあえず面白そうな素材を集めておいて、それをじっと眺めながらアイデアを絞り出してくるタイプです。

 

20140926 4なので、今はいい使い道が思い浮かばなくともコールドスリープさせておけば、いつかアイデアが湧いてくると思ってはいるのですが、そろそろコールドスリープのキャパもいっぱいいっぱいになりつつありまして、あまり余裕がありません。全部自分で何とかしようとだけせずに、使い道を思いつかんだ方にカプセルを強制解除してもらって、席を空けていこうかと考えています。そういうわけでこのモザイクの端材の端材も店頭で小分けして販売中。誰か催眠を解いてやって下さい。

 




20140924 1クリエーターズクラブ愛媛(以下CCE)さんのAWARD 2014ではアマ、プロを含めいろいろな部門があって、審査投票の結果それぞれの部門の1位の方が表彰の栄を受けられます。受賞者には中島 信也さんの子規顔の入った表彰状と合わせて副賞が贈られるのですが、今年の副賞に弊社の商品を採用していただきました。ご依頼をいただいて、何にしようか迷ったのですが、物語性のあるものという事で、9月の誕生木『ホオのこだまと新作の誕生木ストラップに。

 

20140924 2近々一般販売も予定しておりますので、商品についての詳細はまた改めてその時にご紹介させていただきますが、9月の誕生木『ホオ』の木言葉は『友情』デザイン関係の仕事に従事する多くの方が集まるCCEという会の中で、時にはライバルとしてしのぎを削り、時にはよき仲間として交流を深める彼らに相応しい木言葉でもあると思い、ホオのこだまと木札のセットにさせていただきました。そして大賞に贈られるのが、こちらのモザイクボードを使って作った表彰楯です。

 

20140924 4モザイクスツールの座面と同じ程度の大きさで、表面に『CCE AWARD 2014 GRANDPRIX』の文字をレーザーで刻ませていただきました。仕上げには植物性オイル蜜蝋ワックスを塗って仕上げています。直径300㎜ぐらいの大きさなのですが、結構重みはあります。立て掛けられるように台座もセットとなっています。こういう使い方は想定外でしたが、作ってみたら思った以上に面白いものになりました。さて、このモザイク楯を受けられる受賞者は?!

 

 

20140924 3なんと、当会の正岡昇会長の作品が選ばれ、正岡さんの手にモザイク楯が!自作自演の匂いがする?とんでもない、一般の方も含む神聖な投票の結果です。なお正岡会長は、今回誰よりも多くの作品を出展されていたそうで、場内から「多過ぎ~!」の笑い声も挙がっていましたが、受賞コメントで「会の提唱者としてこの賞を誰よりも取りたかった」というコメントを聴いて、その情熱に共感を覚えました。言うだけなら誰でも出来る、実践してこそ認められる、おめでとございます!





20140923 2 今回のクリエーターズクラブ愛媛(以下CCE)さんのAWARD 2014の受賞式には、かの奇才CMディレクター・中島 信也さんも審査委員長として来られるという事でお会いするのを非常に楽しみにしていました。中島さんの事を以前から知っていたわけではないのですが、1990年代に放送された日清食品のカップヌードルの衝撃的なCM『hungry ? シリーズ』を作った人というだけで、あんな発想をするぐらいなのだから、さぞかし奇人変人の類なのだろうと・・・

 

20140923 1AWARD 2014のフライヤーにもなっている中島さんの横顔。『平成の(正岡)子規』とも称されるほど見事な指揮ぶりに惚れ惚れ致します。会の前にご挨拶させていただいたのですが、ちゃっかりと『誕生木』などのPRもさせていただき、わずかなご縁にでも強引に『印象』をねじ込みます!式では同じテーブルだった事もあり、間近で子規の横顔をリクエストしたら、気さくに応えていただき懐の深さに感動いたしました。一流の方は、遊び心もサービス精神一流でもございます。

 

20140923 3CMディレクターという仕事は、一般的にはその人の名前が表に出ないため、名前だけ聴くと誰だか分からない人でも、その作品を観れば、誰もが知っている有名なCMを手掛けられています。嗚呼、あのCM作った人?!となるぐらい有名なものばかり。駅のホームで突然少女が新体操を始めるサントリー 燃焼系アミノ式 「グッパイ、運動。シリーズ」や、サントリーの「伊右衛門」シリーズ、ホンダ ステップワゴン の「こどもといっしょにどこいこう。」などなど多彩。

 

20140923 4その道の業界の人であれば、気軽に声をかけるのも憚(はばか)られるような存在のお方なんでしょうが、そこはそれ業界外の人間の無知の強さというやつで、気軽にお話をさせていただきました。また中島さんも飾り気のないお方で、会場に来られる前に、松山城に登って城下の泰平をご覧いただいたそうなのですが、そこにあった天守閣の記念メダルを購入し、嬉しそうに首からぶら下げられている姿に、折角やって来た松山のあれもこれも楽しんだる~という気持ちが垣間見えてサイコ~!

 

20140923 5その中島さんの視点で見た松山は、温暖な気候に恵まれ食べ物も美味しく豊かな観光資源もあり、人も温厚でとても好印象を持たれた反面、表現者としては貪欲さに欠けると。ある意味「俺が俺が」という自己主張が必要なのがこの世界で、嫌われても前に出るぐらいの心意気がなければ成功しないとの、愛媛県人ならば誰もが自覚するであろう県民性を一瞬で見抜かれ鋭く指摘していただきました。それはどの業界にも言える事で、弾けた個性無き者に生き残る場所なし!




20140922 3昨日は、クリエーターズクラブ愛媛(以下CCE)さんのAWARD 2014の受賞パーティーにお招きいただきました。少しだけ早く会場の東京第一ホテルに到着すると、既に多くの業界関係者の方々の姿がありました。このイベントは、CCEさんが毎年開催されているもので、クリエーター同士が互いの作品を審査し合う展示審査会です。今年で6年目になるとか。審査部門ごとに、アマの部、プロの部があり、県内外から出展された作品は、愛媛県美術館に出展、審査されます。

 

20140922 4一般市民からも投票が出来るというので、本当は私も清き一票を投じたかったのですが残念ながら都合がつかず展示会には行く事ができませんでした。それもあったので、私は授賞式で初めて受賞作品を拝見させていただいたのですが、アマとはいえ将来その道で食べていこうと考えている学生さんたちですから、なかなかひねりの効いた面白い作品も多数ありました。受賞者は名前を呼ばれ登壇し、受賞後にそれぞれコメントを言うのですがそれも初々しくてなんとも微笑ましい~。

 

20140922 3 今回、材木屋が場違いなデザインアワードの授賞式にお招きいただくというのにはいくつか理由があって、1つはCCEさんの例会でお話をさせていただいたご縁。もうひとつについては後で触れますが、普通に考えれば畑違いと思われる場面に参加させていただけるというのはありがたい話。その取組み方や姿勢についても凄く刺激を受けます。特に木材業界の場合、アマ・プロの線引きがはっきりしていて、業界の会に木を学ぶ農学部の学生と意見を交わすなんてことは皆無。

 

20140922 4個人店主的な要素の強いデザインの世界とは勝手が違うとはいえ、登壇する若い学生たちの姿を目の当たりにすると、やはり業界の中にも若い血が入って流動しなければならないことを痛感します。息の長い業界ゆえに50歳でもまだまだ『若手』で通用する世界では未来はありません。最近、様々な分野の学生さんたちと話す機会が増えて、彼らの真摯な考え方には感銘を覚えることもしばしば。他人の芝生は青く見えるとはいうものの、若い団体が更に若い団体に門戸を開く姿に感心しきり。

 

 




20140921 1最近ニッキ水やらニッキ飴などを口にする機会はなくなったのですが、シナモンについては料理にも使われるので、ときどき口にしています。ニッキとシナモンは、同じクスノキ科でも種類の違うニッケイの木である(シナモン=セイロンニッケイ)という事は先日ご紹介いましたが、そのシナモンには『オイゲノール』という成分が含まれていて、そのお陰でニッキよりもマイルドな香りになるのだそうですが、他にもシンナムアルデヒドという防虫効果のある成分も含まれています。

 

20140921 2その防虫効果を活かして、太古のエジプト、メソポタミア時代ではミイラの防腐剤に使われていました。一方では香辛料として使われるシナモンをミイラに使おうという発想!先人たちの植物に対する探究心は半端ではありません。シナモンは蟻や虫が嫌うそうですから、そのあたりから防腐効果に繋がったのでしょう。ミイラの防腐剤にはシナモン以外にも天然の抗菌物質と呼ばれるプロポリスや胡麻油、樹脂など防腐効果のある天然素材がいろいろな使われていたそうです。

 

20140921 3ミイラと言えば、かつて『ザ・マミー』なる全身を包帯で覆ったキワモノレスラーがいました。正体はベンジー・ラミレスというコロンビア出身のレスラー。このレスラー誕生の背景は・・・1961年のある日、テキサス州ヒューストンの港に、ベネズエラから入港した1隻の貨物船があった。その荷物の中に古い棺があったのだが、船員が誤って棺を開けてしまい、中から古代エジプトのミイラが蘇り、リングに登場したのだ〜!私の生まれる2年前に日本のリングに初登場。

 

20140921 4当然、私もリアルタイムでは見ておりません。雑誌などでその姿を知っているだけですが、薄汚れた包帯とザンバラ髪を振り乱して戦う姿はミステリアスな雰囲気満点!私、こういうキャラは大好きなのです。しかし残念ながらエジプトの呪いが弱かった・・・実力あってこそキャラも立つというもの。ほとんどの人の記憶に「企画モノ」としてしか留まりませんでした。このザ・マミーをヒントに、漫画タイガーマスクでも『ザ・エジプトミイラ』という全身包帯のレスラーが登場しました。

 

20140921 5ただしアニメで動きが加わるともの凄くチープで、私は断固として辻なおき氏作画の漫画のタイガーマスクを支持します!ちなみにご存じの方も多いと思いますが原作はかの梶原一騎先生。昔はこのザ・マミーをはじめ、怪奇マスクマンも多く私は溜飲を下げたものの、最近ではすっかりネタも出尽くしてしまった感があります。もっと真剣に背景設定をする必要があります。昔のレスラーは個性的で、キャラクターがしっかりしていてなおかつシンプルで分かりやすかったものですが・・・。

 




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