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ある意味球史に残るかもしれないような(?!)試合の結末はご存知の通りでしょうが、まさかまさかの9回2死からの大逆転負け!9回に登板した榎田が2死から3連打を浴びて1点差。なおも1、2塁でダブルスチール!それでも低めの球で打者・梵を空振り三振・・・と思った瞬間、キャッチャー・小宮山がこのボールを後逸!あれよあれよという間に2人のランナーがホームを駆け抜けたのです。駐車場が込むからと、2死になって通路出口から余裕で高みの見物をしていた我々の足は硬直!
だから野球は面白いと言えるのは、勝った広島ファンなればこそ。レフトスタンドは大歓声、ライトスタンドからは怒号と悲鳴・・・。一緒に行った友人(阪神ファンではない)が、この結末を見て「阪神ファンは大変やなあ・・・」とポツリ。しかし長い事阪神ファンをしていれば、これぐらいの事は受け入れるぐらいの鷹揚さと免疫は備えておりますので、ショックはショックでも決して怒り狂って暴言を吐くような真似は致しません。酒の肴に1晩飲めば、またそれも楽しい思い出でございます・・・もはや達観の境地。
暗黒の時代を経験していればこれぐらいの事は・・・誰だってミスしようとしてしているわけではありませんから。こういう場面を見ると、まだ若かりし頃に建築現場で繰り返したミスを思い出します。キャッチャーの小宮山選手、さぞ悔しい思いをしたことでしょうが、これを糧として奮起しなければ男じゃありません。例えどんなミスをしたって死ぬわけではないと、その開き直りがなくてはやってられません。怒号を声援に変えてこそ阪神タイガースの選手、これぐらいの事気にせず頑張れ~小宮山選手!
帰りは初めて坊ちゃんスタジアムから電車で帰還。帰りの車内は暗いムードが漂っているかと思ったら至って和やか。地方都市において、滅多に開催される事のないNPBの試合は勝負云々よりもイベントです。今でこそ年間数試合が組まれ、来月にはオールスター戦を控え、ヤクルトスワローズが秋季キャンプに来、愛媛県民球団マンダリン・パイレーツが誕生しましたが、やはりそれは関係者の根気ある種蒔きがあってこそ。環境整備は木材業界においても喫緊の課題です。種は明日、芽を出すわけではありません。
野球と木の関係については、今までにもこのブログで何度か触れてきましたがイメージしやすいのは木製バットでしょう。ここまでいまひとつ本調子の出ないマートン選手ですが、2年間200本のヒットを打ち『打ち出の小槌』ともてはやされました。そのバット『オールドヒッコリー』については、それが樹種名ではなくバット製作会社の会社名であることをご紹介しましたが、少し前に本物の『ヒッコリー』に問い合わせが殺到した時期がありました。音楽家計の雑誌でヒッコリーの家具が取り上げられた影響のようです。
ヒッコリーの挽き材の在庫はあったのですが、倉庫の奥深くに積み上げられ、雨が続く空模様で引っ張り出すにも手を焼きました。楽器に使われるので少量の問い合わせばかりだったのですが、加工までなかなか手が回らず、沢山の方にご迷惑をお掛けしてしまいました。HPの『ちょこっと端材』の最初の頃にアップしたヒッコリーを見つけていただいてのお問い合わせだったのですが、あくまで端材。希望明細を注文で挽く、削る、加工するのとは価格・納期ともに大きな差が生じます。
倉庫の奥には、あまり出ないモノ(それでは困るのですが・・・)、手前には頻繁に動くモノを積み上げているのですが、手前から順々に売れていくなんてうまくはいきません。雨が続く時に限って、奥の方の商品に声がかかかる、世の中そんなものです。挽き板の場合、これと思ってめぼしをつけて出してみても、実際に削ってみると偽芯があったり腐りや虫穴があったりと意に反することもしばしば。荒挽きして時間が経過しているものは表面の汚れや日焼けなどで正体が分かりづらいのです。
ヒッコリーは、『今日のかけら』でも一番最初に取り上げるなど個人的にはとても興味のある木です。クルミ科の中で最強の硬度を誇るヒッコリーですが、その知名度の低さから、建築分野においてお客さんの方からご指名をいただく事はほとんどありません。こちらからご提案させていただく樹種としてはしばしば『隠し球』的な存在で登場させるものの、ヒッコリーがどういうものか想像できない状態ではなかなか選んでいただくのも難しいところです。クルミの仲間というと、どうしても柔らかい『オニグルミ』の触感と、『ブラック・ウォールナット』のこげ茶のグラデーションのイメージが先行してしまうようで、ヒッコリーまで辿り着くのが難しいようです。当日、マートンがヒッコリー社製のバットを使っていたかどうか、そこまで確認は出来ませんでしたが、4回には1点を加点するタイムリーヒットを放ってくれました。
誤解があるといけませんから再度確認ですが、マートンのバットは『ヒッコリーの木』ではありません。『オールドヒッコリー社』社という名前のアメリカのバットメーカーが作った『ハードメープルの木』です。しかしヒッコリーもバットに使っても大丈夫なくらいの強度を有する木で、その粘りと優れた弾力性からかつてスキーの板としても利用されていました。辺材はほぼ白色ですが、心材には茶褐色から赤褐色まで複雑な色合いが現れます。さて肝心の試合の方は、マートンの打点の甲斐も無く・・・。結末は明日へ
昨日の続きですが、球場のあちこちで独自の阪神論が論じられています。関西弁も多く聞こえましたが、熱心なファンが近県からも駆けつけていらっしゃるのでしょう。私の商売哲学は、『ファンを作ること』、それを人に説明する時によく例えるのが、阪神ファンの熱狂。誰に頼まれるわけでもないのに、声も枯れよと声援を送り続け、無償の愛で応援するその姿こそがファンの原点にして、阪神球団の最大の財産。この無敵のファンを手に入れることこそがすべての商売人の理想です。
阪神の場合は、その熱狂ぶりが「負けても愛してる~!」というマゾ的傾向に走り、負けても客席は満員という勝負としては大甘の体質となってしまっていますが、それこそが阪神!といい切れるマニアックな世界に到達しておりますので、その境地はそれで素晴らしい!それとて70有余年の長い歴史の中で育まれたもの、過剰なまでの愛しさかが憎しみにへと変わり時にはファンとの衝突や、罵詈雑言を浴びせられたり、人格を否定するほど叩かれたりと、ファンの愛情心理は複雑です・・・。
それでも阪神タイガースを愛してしまうファン心理、それこそが 目指すべき姿です。 さて、ここまで成績の振るわない阪神ですが、高給取りも多いチームにあって、収支のバランスが崩れています。高いお金を払ったから必ず活躍するわけではありませんが、それは相応の活躍を期待されての事。昔、川上巨人がV9の黄金時代の最中、敢然と立ち向かったのがタイガース孤高のエース・江夏豊。ある試合、絶好調の江夏の前に巨人打線は沈黙。ベンチは暗いムードに包まれ、長島選手がつぶやく。
「今日の江夏は速い。これは打てない・・・」それを耳にした川上監督が叱咤。「それを打つのが高い給料をもらっているお前の仕事だろう!」チャンスに強い男と言われた長島は、ここ一番で力を発揮しましたが(憎らしい・・・!)、億単位の年の選手がゴロゴロする阪神において、(あまり好きな言葉ではありませんが)「費用対効果」はほど遠い。勝つ事と魅せる事、人気球団に課せられた使命は大きいけれど、それゆえに愛されるわけです。それを肴に好き勝手言えるのもファンの特権です!
本日は友人と坊ちゃんスタジアムにて野球観戦。松山にて阪神VS広島の2連戦ですが、梅雨の最中とあって、朝からの雨に心はヤキモキ。建築現場や材料納品においてはありがたくない雨ですが、秋の水不足は毎年深刻な問題。被害が出ない程度に降ってもらわねば困りますが、適材適量に降らないのが自然の掟。なんとか18時の試合開始の頃には雨も止み、秋風のような涼しい(肌寒いくらい)風を受けながら気持ちよく試合観戦をさせていただきました。雨の影響か、3塁側はかなり空席が目立ちました。
公式発表では観客は22、046人でした。坊ちゃんスタジアムは30,000人収容のキャパシティですから、7割ぐらいの入りという事ですが、体感としてはもっと少ないように感じました。チケットの販売数でのカウントなのかもしれませんが、球場全体としてはちと寂しい状況でした。ただし1塁側、レフトスタンドはほぼ満席で、熱い虎党が集結。この数日前に1軍に登録され、649日ぶりに今季初勝利をあげた秋山拓巳投手(西条高出)の背番号「27」の応援団の姿も数多く見受けられました。
現在、阪神タイガースには秋山投手の他、今期リリーフで活躍している筒井和也投手(松山北高出)、高橋勇丞選手(済美高出)の3選手が在籍しています。その筒井投手がリリーフで登場。ご当地選手の出場で1塁側は大盛り上がり。7割程度の入りとはいえ、地方球場で2万を超える観客を集められる野球というスポーツの人気が伺えます。ああ、このうちの1%でもいいから【森のかけら】を・・・なんて不遜な事を考えてしまいます。さて筒井投手が立ち向かった相手は、天才・前田智徳・・・。
「ピンチヒッター前田」のコールで阪神ファンにもざわめきが起こります。かつてバラク・オバマが大統領候補として彗星のように登場し、その毅然とした演説スタイルから「立ち姿だけで説得力を持つ絵になる大統領候補」の出現と報じたメディアがありましたが、それにも似たストイックな求道者の雰囲気を感じます。その名前がコールされただけで、球場を沸かせてこそのプロ、最近そういうプロがめっきり少なくなりました。敵ながら「打たれても仕方ない」、そんな気分にさせられる貴重な「役者」です。
先日、九州の大宰府で7世紀末頃の『戸籍を記した最古の木簡』が出土して話題になりました。最近よく各地で昔の遺物が発掘され、どんどん太古の歴史が書き直されているようです。長年の研究の成果でしょうか、出やすい所の目星がついているのか、科学的な採掘技術の賜物なのか分かりませんが、私としてはそのプロセスとよりも「出てきてモノ」の方に興味が湧きます。時代的に考えると、硬い広葉樹を切削する技術が確立されていない頃なので、圧倒的に針葉樹が多いようです。
今回出土した木簡は、『針葉樹』としか記されていませんでしたが、新聞の写真の印象からすると『桧』か『杉』のように見受けられます。戸籍を示す文言がはっきりと解読できるほどのコンディションで、とても数百年も土の中に眠っていたとは思えない状態。同一条件で比較するわけにはいきませんが、こういうモノに出会うと「建築における耐久性の時間感覚」がいかにはかないものなのか痛感させられます。木簡とて、数百年の未来に言を残す事を目的に作られた訳ではなくて、それでこの耐朽性!
写真で見ると『柾目』が使われていましたが、当時から日本人は木の適性について熟知していたんでしょう。身近な暮らしのほとんど(すべて)が自然素材であった時代、周辺には信じられないくらいの巨木の森が広がっていたことでしょう。それを伐採する道具はまだまだ粗末なもので、当然人力に頼るもの。木の生長量から考えれば、良質な木材が無尽蔵に入手できた時代なのかも。端材を無駄なく有効に使えるのは、そういう小さなモノもきちんと加工できる技術や機械があればこそ。
そう考えると果たして当時、『モッタイナイ』の概念はあったのでしょうか。木を削ったり割ったりする道具的なものが未熟な時代、使いやすい良質な部分だけ(いわばトロにあたる部分)を使ったりしていたのでは?素材そのものも数百年の天然林を使うわけですから、耐久性が高くて当然。得られる状況の中から最大限の特性を引き出す能力(目利き力)は、現在とは比べ物にならなかったのではないでしょうか。それこそ村じゅう至る所に「木を熱く語る、目の利く頑固な材木野郎」が溢れていた事でしょう。
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