森のかけら | 大五木材


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20151214 1映画業界は『スターウォーズ/フォースの覚醒』の公開で賑わっていますが、制作順に言うと第一作目にあたる『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』が封切されたのが、1977年(昭和52年)。まだまだSF映画に対する情報が少ない時代(私の情報源はもっぱら、スターログロードショー誌)、アメリカでの大ヒットを受けて、世間は来るべきスペースオペラに騒然となっていたものの、生来のひねくれ者の私としては、子供ながらにその流れに乗るをよしとせず!

 

20151214 2それよりも、私の心を鷲掴みにしたのは同年に日本で公開されたスピルバーグの『未知との遭遇』。躍動感溢れる『スターウォーズ』を「動」とするならば、激しいアクションシーンがほとんどないこちらは「静」のSF映画で、同じジャンルの対極をなすもので、それぞれが現在のSF映画の分類的にも始祖とも言える金字塔。何者かに呼び寄せられて、深夜丘の上の集まった人々。そこにハイウェイの向こうから突然姿を現し飛び去って行くカラフルな謎の発光物体。

 

20151214 3来るぞ、来るぞ、と思わせぶりに誘っておいて、はぐらかしておいて不意を突くスピルバーグ演出も抑制が効いて(その後はしばらく過剰サービスになってついていけなくなってしまう)、ハッタリ感が少なく私はあの光源が生きている(何者かの意思で動いている)としか思えず映画館で前のめりになりました。今、初めてこの映画を観る人がいれば、どのシーンもどこかで観たことがあると感じてしまうほどに、あらゆるSF映画にインスパイアされた偉大な作品です。

 

20151214 4かつてポーリン・ケイルはこの映画を「太陽系の緑色革命」と評し、畑中佳樹は「それまで人間を疎外する敵意ある環境だった宇宙空間を、善意に満ちた温かな空間へと変えた、宗教映画だ」と評しました。極秘にエイリアンと接触している米国政府が、その事実を公表する時に国民のショックを緩和させるためスピルバーグに依頼して、その後の「E.T.」と合わせて、新エイリアン映画を作らせのだとまことしやかな噂が流れるほどに、異星人に対する認識を一新させました。




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